1998年
Series of 1998th
最近の投稿
1. Black and white interludes in 1998. by Ryu JP
2. 今更ADHDなんて異常でもなんでもないよ/あなたが歩道橋で拾ったメモ帳
by meshiochislash
3. Devil sleeping in the refrigerator. by EianSakashiba
4. 移行期正義の道: 意図しない洩れか、それとも意図的に無視された集団か? by Tark_IOL
5. ポーランド政府による”ショパン・プロジェクト”開始から2年半経過 国内では反発の声も根強く…… by Oda_keeent

─夜明けが、見えてきた。
記事一覧
1998年: ワルツの夜
ポーランドで発生した神格存在の出現事案はヴェールを捲り取り、これまで隠し通されてきた闇は白日の下に晒された。広がる混乱の最中、人類は新たな一歩を踏み出すことを余儀なくされている。
根幹記事
2001年: 合衆国の一番長い日
3年間の安寧は、3機の銀翼によって破られた。マンハッタンを異界に沈めた前代未聞の超常テロを前に、ヴェールなき世界の矛盾が顕わになる。9月11日を生き延びる、人々の戦いが始まった。
根幹記事
- 狂騒序曲 — by
islandsmaster
- マンハッタン次元崩落 GOC介入目前か — by
stengan774
- SCP-2910-JP - 魔法少女はマンハッタンの紅き闇を飛ぶ — by
O-92_Mallet
- SCP-2911-JP - 合衆国の一番長い日 — by
islandsmaster
- SCP-2912-JP - 我らの壊れたる機動精神 ブロークン・ガンダム — by
stengan774
- 51番通り攻防戦 前編 / 中編 / 後編 — by
karkaroff
- NYPDと次元崩落 『アメリカ自然史博物館編』 — by
karkaroff
- SC-99/734-01/506 - カリスト作戦 — by
O-92_Mallet
- 職人シャウラの証言, 2001/9/11 — by
FattyAcid
- サイト-28、燼滅せり — by
O-92_Mallet
- UIUファイル: 2001-745 — by
O-92_Mallet
2006年: 大麻畑でつかまえて
2006年10月2日、コロンビアは堕ちた。彼らは注射器を片手に、軽妙な口調で安っぽい自由主義を語り続けた。不道徳を嗤うエンターテイナーショー、狭苦しい正常に生きる人々は今日も惑う。
根幹記事
- 燻る南米、あるいは堕楽園 — by
Morelike
- UIUファイル: 2011-119 — by
Morelike
- 夢に濁りて — by
islandsmaster
2009年: 黄昏に沈む爪牙
奇蹄病事件──感染者約6万人、内死者約1500人となった偶発的アウトブレイク騒動はワクチンの発見によって収束を迎えた。だが、事件への恐怖はこれで終わらなかった。奇蹄病患者への差別、古来伝承の獣人種族や奇蹄病に依らない後天性AFCへの風評被害、進まぬAFC権利保証活動……。暗闇の中で足掻き続けようとも、彼らの夜は未だ明けない。
根幹記事
- 奇蹄病 — by
O-92_Mallet
- 畜生 — by
Morelike
- 新生児を遺棄した疑いで会社員の女を逮捕 背景にはAFC問題 — by
Morelike
- 藍色の研究 — by
2MeterScale
- シルク・ドゥ・ソレイユ ACパフォーマーの募集開始を発表 — by
momiji_CoC
- 黄昏に抗う者 — by
evilplant
- 東京競馬場不法侵入事件 動物特徴保持者支援団体内で賛否両論 — by
kyougoku08
- そもそも人は獣である — by
Urakaze_Uro
- 魂の形 — by
solvex
- 奇想天獄 2026年第2号 「超常芸人と笑いの新世代」 — by
aisurakuto
- 箱根町奇蹄病大屠杀事件始末 [未訳] — by
Etinjat
- UnNatural — by
Jiraku_Mogana
2015年: プルス・ウルトラ
2015年にバルセロナで発生した神格存在出現事件は、イスパニアの地と民に大きな傷痕を残した。認められないアニマリー権利、他国からの差別、夏鳥思想連盟からの攻撃……これは更なる前進を迫られた或る王国の記録。
根幹記事
- カワウソのアヒージョ — by
Tenten_518 &
TF2045
- 20年目の夏、スペイン — by
Tenten_518 &
islandsmaster
- スペイン政府 次元穴探検公社を設立 — by
Mishary &
Tenten_518
- 神聖祈念弾頭を搭載可能な大型ヒューマノイドロボット開発のための認可計画 — by
p51
- The “F” 2045年11月号 — by
Tenten_518
- バルセロナ・フォアラッシュ爆発事件5周年式典追悼演説 — by
Mishary
- スペイン国民の新たな姿──エスパノル・ヌートリアの生活に関する個人的考察 — by
SOYA-001
- にんげんの息子 — by
seafield13
- アンダーソン・ロボティクス・インストール・ガイド: アクイラ-アダルベルティ・シリーズ強化外骨格スーツ! — by
stengan774
- ミカレットへ行こう — by
morhadow
- 一肌脱ぐ — by
O-92_Mallet
2017年: 東京事変
東京都を中心とした南関東で同時多発的に発生した異常な現象群。そして引き起こされる東京の壊滅。被害は死者350万人以上、行方不明者600万人以上。それは26年間続く悪夢の始まりであり、日本の再生の起点でもあった。
根幹記事
- 政府 未だ収束の目処立たない東京事変を受け新都心構想発足 — by
Ryu JP
- The “F” 別冊 平成を振り返る P.36 — by
Tark_IOL
- SCP-2408-JP - 明日、ようやくユキが降る — by
O-92_Mallet
- 帝都大学、超常史料編纂所所長に穴生原真理子氏を任用へ — by
Mishary
- 千葉県浦安市で[ハハッ]が児童を襲撃 — by
ykamikura
- 嘘つき — by
count number
- SCP-2355-JP - 信心深き不審者 — by
snoj
- 第一級異災特区での別次元・空間探索産業について — by
Mishary
- 特等席より — by
MeltRose
- 東京復興庁視察団 TSP入り — by
Ikkeby-V
- 「社会」の記事 2030年11月26日 - 帝都経済新聞 — by
seafield13
- 識者の目線 - 南関東大災害から5年 — by
Mishary
- メシがうまくて何が悪い — by
souyamisaki014
2019年: 鏡写しの正常世界
2019年9月13日、アフリカと南米は『正常』へと回帰した。住民から超常の記憶は失われ、生活は本来のありきたりな姿へと戻った。しかし、残された国際社会の歩みは止まらない。取り戻すべきかつての日常は誰のものか?全世界の30%以上を巻き込む超常史上最大事件の渦中、もはや後戻りは許されない。
根幹記事
- The “F”10月号 — by
H0H0
2037年: 黎明に轟く咆哮
スペイン新憲法公布、異常性保持者保護法改正、権利保証条約案協議開始。努力の末にようやく見えてきた夜明けは"ヒトであろうと足掻き続けたケモノ"に希望を与えた。だが、それは"憎悪で畜生に堕落したヒト"が追い詰められたことを意味していた。それでも、彼らは黎明に向け咆哮する。
根幹記事
- どっちが間違い — by
momiji_CoC
- 僕たちはここで生きていく — by
0v0_0v0
- 追憶と哀悼 — by
evilplant
- 2039年7月12日、とあるアニマリーたちのデモ行進にて行われた橋本冬のスピーチ — by
0v0_0v0
- 最近の政治で面白いと思ったことなど — by
hitsujikaip
- AM4:15、初夜[Adult] — by
SOYA-001
- 2037年度大学入試共通テスト 政治・経済 — by
eggplantisnasu
- 転校生の熊谷くん — by
santou
2041年: 病院の窓から覗いた朝
悪疫疾患、障害増大、無明長夜。人々が「異常」の存在を認知した時人々もまた異常へと変化していった。それはパラテックの発展やより住みやすい世界を生み出したが、やはり良いことだけではなくマイナスの面もあった…。2041年に起きたサイト-81Q5現実崩壊事件を起点とした近未来の日本を描く話。
根幹記事
- 揺籃外去 — by
islandsmaster
- ニッソ医機 開発ストーリー 「人を人として未来へ繋ぐ。再転移型異形化抑制システム」 — by
Ryu JP
- Yakushiに談合及びカルテルの疑い 公取委が立ち入り検査 — by
Ryu JP
- SCP-2056-JP - 合掌 — by
carbon13
- WPhO新基準 最初の医師国家試験、相次ぐ不正行為 — by
O-92_Mallet
- 第8回世界超保健会議予定通り開催 "終年症候群"再拡散問題について議論[ZH] — by
ting129
- 代達洛斯計畫 [未訳] — by
Sigtina
- 代達洛斯的逆天使 [未訳] — by
Sigtina
- 絶望的ホスピタル 補足資料 —
carbon13
- SCP-CN-2711 - 下坠症候群 [未訳] — by
Quisqualis
- 超常心理疾病发生数显著增长 大阪心理研究都市构想今日发布 [未訳] — by
Quisqualis
アートワーク
カノンに関連するアートワーク。
- あまりにもひどい仕打ち(1998) — by
Tark_IOL
- 1998カノン 「Yakushi」 ロゴマーク — by
Ryu JP
- 1998 ニッソ医機 アートワーク — by
Ryu JP
- 監査対象団体一覧 — by
Ryu JP
- "再臨" — by
Mitan
- "さいりん" — by
readmaster
- 光輪を抱く神格 — by
koikoi_Rainy4L
- スペイン国民の新たな姿──エスパノル・ヌートリアの生活に関する個人的考察 — by
SOYA-001
- GoIボールアートワーク「カノン-JP」 — by
Tark_IOL
- キャラクターイラスト集: 1998年 — by
SOYA-001
- 白き末期患者[ZH] — by
Dr V Valentine
- 東弊重工、国際軌道エレベーター「アース・ワン」建造プロジェクト参入を発表 国内企業で中核事業者としての参入は初 — by
SOYA-001
- アートワーク:マンハッタンクライシス — by
imoy
- SOYA-001によるSCPで使われている/使える(かも知れない)SVGロゴ集 — by
SOYA-001
- もう一度妻の声を聞きたい — by
Dr V Valentine
- アートワーク:東京事変 — by
imoy
- SOYA-001による音楽アートワーク — by
SOYA-001
- SOYA-001による『1998年』世界観ポスターアートワーク — by
SOYA-001
- CHOPIN GODZILLA(’98) Movie Poster — by
Enginepithecus
- 事変の様 — by
Ryu JP
- 華毒迅雷 — by
Kota-2
- 1998 交通系アートワーク — by
Ryu JP
- MANHATTAN CRISIS MOVIE PORTAL — by
kihaku &
MikuKaneko
- 映画『MANHATTAN CRISIS』美術画集 特別展 — by
kihaku
カノンガイド
当カノンについて
カノン「1998年」は、その名に冠する1998年に発生したヴェール崩壊をきっかけに、変貌していく世界を描く作品群です。
1998年の初夏、怪しげなカルトがポーランドで悍ましき神を呼び起こします。この神格存在は不完全ながらも強大で、町々を踏み砕き、完全体になるべく聖地を目指し進軍していきました。SCP財団、世界オカルト連合、ポーランド政府は協力して実体の討伐に乗り出し、苛烈な戦いの末に成功します。しかし衆目下での大規模戦闘、そして実体討伐時の奇跡論的バックラッシュでポーランド南部がまるまる吹き飛んでしまったことで、財団や異常の存在は露見、「異常」と「正常」を分かつボーダーである「ヴェール」は失われてしまったのです。
さて、それでは「壊された虚構」の─とは、なりませんでした。ええ、ヴェールは壊れました。しかしながら、時の流れは更に奇妙な方向へと捻れていったのです。プロメテウスの生存、インサージェンシーの超常テロ、いくつもの事項が重なって、世界は変遷の渦へと飲み込まれました。そして出来上がったのは─
「1998年」、混沌の中で織りなされる人類讃歌の舞台へようこそ。席はこちらです。コーラとポップコーンでもつまみながらお楽しみください─。
カノンの特徴
現在、当カノンに属する記事は数十を超えており、その傾向もそれぞれです。ですが、ある程度共通の基盤は存在します。
- ヴェールは捲くられた。
上述のように、1998年の出来事によって虚構は崩れ去りました。かつて”異常”として壁の向こうに押し込められていた存在は、徐々に我々の社会へとやって来ています。
- 守護者は尚も立つ。
かつて”正常”として知られていた世界は、もはやどこにも在りません。では財団やGOCはどこに行ったのでしょう? ─まだここにいるのです。人類が光の中で生きていけるように、彼らは未だ”超常”の番人として君臨しています。以前と比べればその姿勢が軟化したのは確かです。しかしながら依然として、彼らは人類を護る最前線に立ち続けています。
- テクノロジーは大きな発展を遂げた。
ポーランド特需、それに続く第二次パラテックバブルに伴って、プロメテウスは再び世界の灯火の持ち手となりました。飛び交う火の粉は世界各国の超常産業に引火し─超常技術は爆発的に広まりました。炎はなおも燃え続け、世界は新たな局面へと向かっています。かつて夢見た未来は、もう眼前に迫っているのです。
- 異常は進化する。
ヴェールが失われてからというもの、世界には無数の異常が出現しだしました。ただ表に出てくるようになっただけなのか、あるいは他に何かあるのか、それは誰にもわかりません。しかしながらその波は着実に広がり、巨大になりつつありました。いつしか、人類は新たな脅威に直面するようになりました─異常疾患、超常災害、エトセトラエトセトラ…。
- 壁は幾度と立ちはだかる。
ヴェールの崩壊、溢れる異常、蠢く要注意団体。あらゆる要素が絡まり合い、世界には騒乱が生まれます。ポーランド、マンハッタン、東京、コロンビア、スペイン…。常識は奈落に呑まれ、都市はあえなく砕け散ります。無辜なる人々に成すすべはありません。─本当に?
- だが、我々は諦めない。
この世界の人類は屈しません。目前の壁がいかに高かろうとも、いずれは乗り越え、その先の朝日に辿り着くでしょう。パラテクという「技術」、そして輝ける「精神」でもって、彼らはあらゆる苦難に立ち向かいます。彼らの歩みが止まる日は─おそらく来ることがないでしょう。進め、人類。
トーンとテーマ
「1998年」の全体的なトーンは「未来への希望」です。ワンシーンだけ切り取ってみれば絶望や悲哀に満ちているものも数多いですが、カノンは最終的にそれらを乗り越え、明日へと向かっていくことをテーマにします。
しかし、カノンのあまりの広大さから、それ以外の大小さまざまなテーマも多数存在します。いくつか例を挙げてみましょう。
- 異常疾患の増大は社会にどのような影響を与えたのだろう?
- 人型実体が正当な権利を得るまでにはどんな過程があったのだろう?
- 新技術は人々の生活をどう変えたのだろう?
- 企業や国家の裏に蠢く利権はどうなっているのだろう?
- かつての正常に恋い焦がれる人々は今の世界をどう思っているのだろう?
考えられるテーマは無限にあります。妄想が膨らんできたのでしたら─どうぞ、我々のもとに持ち込んでみてください。
─おっと!でもその前にハブを読み込んでおいた方が良いでしょう。特に執筆ガイドと設定集はあなたの助けになりますよ。
背景情報
概要
詳しく知りたい方のため、カノンの世界設定をここにまとめて置きました。これさえ読んでおけば大体の記事は飲み込めることでしょう。
その性質上、多少のネタバレが含まれるため閲覧する際は注意してください。
より詳しく知りたい方は、外部サイトの拡張版設定資料集を参照することを推奨します。