それで、あなたはSUSHIを回しますか?
醤油でも飲んでいた方がマシでは?
スシブレードの関連作品が増えハブが肥大化していくにつれ、初心者がスシブレードを知ることが難しくなっていることに、私は気付かざるを得ませんでした。
スシブレードおよびその関連作品はINT、KO、CN、DE、ZHなど、いまや世界各国のサイトに訳されています。中には各言語版オリジナルの作品も投稿されています。しかし記事の多さに訳すべき対象の選定が難しく、海外の人がスシブレードを学ぶハードルはあまりにも高いと言えるでしょう。
動画やゲームなどでスシブレードを知った方々、JPのおかしなカノンを耳に挟んだ方々には、まだ何が何だか分からないことが多いと思います。スシとは何か?闇寿司って何なの?精神酢飯漬けって?何を見ればいいのか?何が面白いのか?そんな疑問にお答えしましょう。
このページは、そんな「スシブレードの入門者」へ向けたガイドとなっています。
最初のスシブレード
スシブレードを知って何を始めに読むべきか?
スシブレードに関係する人物ならば、口を揃えて言うでしょう。
「SCP-1134-JPを読むといいよ!」と。
1134-JPは最初に書かれた原点と言える作品で、スシブレードという概念が全てここに詰まっておりこれさえ読めば他のスシブレード作品がわかるという特徴があります。
というよりSCP-1134-JPを読まないとこの先一切理解ができないので読んで下さい。
世界観と団体
- スシブレードと人々
このカノンに属する物語では登場人物が寿司を回さなくてはいけません。回す、というのはもちろん寿司が独楽のように自転することを指します。回転寿司のレーンに載って回る寿司が出てもそれはスシブレードではありません。寿司を回す、ただそれだけの行為に対して登場人物は色々な感情を抱き、様々な行動を起こし、そしてストーリーを紡いでいきます。
あくまで注意していただきたいのは、寿司を回すことは財団世界内においても超常技術だということです。財団に所属していればアノマリーと接するのは日常ですが、一般人にとっては人生を揺るがす出来事です。それと同じようにスシブレーダーが当たり前に回す寿司は、一般人にとってはトリック映像か何かとみるでしょう。
もっともスシブレーダーの多くはスシブレードを特に秘匿しようとはしていません。財団の尽力により一般人は異常現象であるスシブレードを認知しないようになっています。そのカバーストーリーとして財団はスシブレードをフィクション上の存在にしようと、アニメなどの物語を流布しました。
- スシとは
後述する闇寿司の構成員を始めとして、このカノンに出てくる"スシ"の概念は少し一般カノンとずれている時があります。ラーメンを始めとして、回転寿司屋に出てくる食べ物は全てスシとみなされることがあります。また、闇寿司が開発した"概念の握り"と呼ばれるものは実態を持たない概念であってもスシとしてしまいます。どこまでをスシとみなすかは各人によって違いますが、スシブレードに使うスシには敗北時に摂食することができることが推奨されます。
- 闇寿司 (Dark Sushi)
寿司職人の誇りを失い、闇の力に手を出した寿司職人の集団です。ほとんどの構成員は暴力的な実力行使を厭わず、スシブレード勝負に勝つためならあらゆる手段を使用します。また、団体の特徴としてはスシブレードだけでなく精神酢飯漬け、弱みの握りなど寿司に関連した異常技術を様々保有しており、精神操作や概念干渉に秀でています。日本生類創研など他のGoIとは技術提携などの協力関係を結ぶこともありますが、正常性維持機関とは折り合いが悪く中立ないし敵対的関係にあります。
闇寿司には「闇寿司ファイル」と呼ばれる、寿司に関する内容をまとめた文書が存在します。多くは闇寿司の構成員が作成あるいは使用する寿司を対象としていますが、中には相手が使用した寿司や寿司を回すための道具、寿司と対抗する物もファイルには残されています。
組織としては闇という男性が首領を務めています。それ以下は組織として体系だった活動はあまり見られていません。各構成員はそれぞれ自由に活動をしており、互いに争うことも少なくありません。幹部格としてスシの暗黒卿や闇寿司四包丁と呼ばれる人物が確認されています。
簡易版寿司辞典
カノン「スシブレ―ド」には少しだけ他のカノンにはない用語が出てきます。特に重要な単語をハブから抜粋しました。
- 精神酢飯漬け (Sumeshi Brainwashing)
闇寿司が有する洗脳手段およびその状態です。闇寿司に支配され精神は酢飯の中で眠りにつきます。
- 精神酢飯接続 (Sumeshi Telepathy)
スシブレーダー同士の感応を選択的に増強し、念話を可能とする技術です。外部からの干渉もなく、盗聴の心配もありません。
- 聖霊 (Holy Spirit)
優れたスシブレーダーが呼び起こすことのできる神的実体です。高速回転されるスシブレードから浮かび上がるように出現します。
- 次元間スシ・フィールド (Interdimensionale Sushifield)
高位のスシブレーダーにより空間が歪められることによって現れるスシ・フィールドです。スシの中に存在する世界を現実に持ってくることによって展開されます。発動者によってその風景は異なります。
- 回らない寿司協会 (the Society of Unrotation-Sushi)
超常現象に縁の多い寿司を管理し、伝統の江戸前寿司を守ろうとする食の正常性維持機関です。邪道な寿司はもちろんですが、サーモンなど革新的な寿司も認めない旧態依然な一面も見られます。闇寿司とは明確な敵対関係にあります。
- スシの暗黒卿 (Dark Lord of the Sushi)
スシブレードの暗黒面に落ちた強者の闇寿司ブレーダーをさす称号です。闇寿司において幹部的役割を果たすとみられています。
- 闇寿司四包丁 (the Four Chef of Dark Sushi)
包丁やナイフを二つ名に持つ闇寿司の実力者たちです。四包丁とは呼ばれていますが、十人以上います。
- 不滅なる寿司の選別・利用・維持および活性化のための委員会 (Sortation, Utilization, Maintaining and Energizing Committee of the Invincibles (SUME-CI) )
闇寿司が有する委員会の一つです。闇寿司の寿司概念を管理し、闇寿司ファイルの改訂を行います。
- 鮨相撲 (Sushisumo)
江戸時代に与兵衛鮨の開業者、華屋与兵衛が広めた遊戯です。鮨を廻しぶつけ合う競技で、スシブレードの前身ではないかとされています。
- 寿司の意思 (Will of Sushi)
寿司という存在そのものを司る神格的存在です。寿司の神、寿司の悪魔、寿司の祈り、寿司の過去、寿司の未来などとも呼ばれます。
- 永遠の闇 (Darkness of Eternity)
闇寿司の根源にして寿司職人が堕ちる闇そのものです。大いなる闇、寿司の終焉、寿司の呪い、阿悪の寿司などとも呼ばれます。"寿司の意思"の対になる存在で、寿司がある限りこの世に存在します。
- 寿司のモナド (Monad of Sushi)
個々の心の中に存在する"寿司とは何か"の観念です。何が王道で何が邪道かはこれによって決まります。別名"自分だけの寿司"。
登場人物
スシブレードに登場する個性豊かな登場人物を少しだけ紹介します。
寿司の声を聞くことのできる青年です。財団にDクラス (D-1028) として雇用されていましたが、SCP-1134-JPと接したことで彼のスシブレードとの物語が始まります。
タカオのライバルである青年です。Dクラス (D-1228) としてSCP-1134-JPの調査を行った際、スシブレードでタカオに敗北。その後闇へと堕ちますが、タカオに助けられ闇寿司から抜け出します。
熟練の寿司職人で「回転寿司 勝」にて訪れた者にスシブレードを伝えています。財団にSCP-1134-JPとして指定されていましたが、闇とカイの襲撃を受けて重傷を負いました。
闇寿司の頂点に立つ男です。彼の正道も邪道も極めたスシの実力に敵う者はほぼいません。勝の実の弟であり、かつては栄という名前でした。
スシの暗黒卿の一人であり独創的なスシの発想と確かな実力を有しています。しかし、その破天荒っぷりからしばしば闇寿司から破門されています。硬派なゲーマーであることが彼が書く闇寿司ファイルから伺えます。
闇寿司四包丁の一人で、精神分野を専門とした研究者です。精神酢飯漬けなどの技術に秀でており、他の四包丁が動く裏で暗躍しています。
闇寿司四包丁の一人で、実力は高くないものの野心家です。その努力家な面は他の四包丁や闇にも評価されています。
闇寿司に所属する天才科学者で、寿司に限らずあらゆる技術に精通しています。一個人とは思えないほどの高すぎる技術力を有し"闇寿司のブレイン"と呼ばれています。
作品
初心者の人におすすめのTale
- 新番組「握るシャリと スシブレード」 -JPの中では最初に投稿された作品です。
- 最終回直前拡大スペシャル『思い出のスシブレード!覚醒のサルモン!』 スシブレードの世界観がわかるTaleです。
- 黄金の左回転、エグドラゴ! スシブレードならではの熱いバトルが繰り広げられます。
おすすめの闇寿司ファイル
- 闇寿司ファイルNo.042 "カリフォルニアロール" 記念すべき闇寿司ファイル第一作目です。
- 闇寿司ファイルNo.403 "弱みの握り" とうとう概念を握り出しました。
- 闇寿司ファイルNo.073 "原初のスシ" とある有名なSCPオブジェクトが出てきます。
すこしスシに熟なれてきた方向けの作品
- 闇寿司ファイルNo.303 "ジーコ" スシブレードってこういうのもアリなんですね。と思う作品です。
- 爆天ニギリ スシブレード:異聞伝 スシブレードのアニメ13話分(!)を描いたTaleです。読む際には十分なお時間を準備してください。
執筆のヒント!
「スッシッシ!俺もスシブレードを書くぞ!ヘイラッシャイ!」
おや、ここにもまた一人酢飯に魅入られた人がいるみたいですね。
「書いたぞ!俺のスシブレーダー"漆黒"は最強だ!トリカブト=スシでタカオも闇も皆殺しだ!さっそく投稿するぞ。」
ちょっと待って!スシブレード作品を残すのはそこまで簡単ではありません。ただ好き勝手にスシを回すだけでは記事は消えてしまうでしょう。よいスシ記事を書くために、ここにいくつかヒントを示しましょう。
- ふざけない! スシブレードカノンの登場人物はパッと見おかしなことをしているように見えるかもしれません。寿司を回すような人たちですからね。ですが彼ら自身は基本的に大真面目です。闇寿司所属と言えど寿司職人の大人です。そういうキャラ付けなら別として、彼らがいきなり子供じみたおふざけや寿司を投げ捨てるようなことをすればスシ読者の共感は得られないでしょう。スシは食品であることが多いのであまり下ネタも好まれません。スシブレードの笑いはコミカルな笑いというよりシリアスな笑いであることが多いです。
- 徹底的に! スシブレードにはトンチキな理論や謎の技術がよく出てきます。もしこれらを中途半端に使用すれば、読者はよく理解できず没入感が薄れ良い評価は得られないでしょう。一見おかしな理屈であっても、読者が納得感を抱くよう程よい説明と理論の一貫は心掛けましょう。もっとも理解する間もなくネタを浴びせかけて押し流す力技を使用する人も中にはいますが……。
- オリジナルの物語を! もはやスシが回るだけでは誰も驚きません。既存のオブジェクトをスシにするだけでは誰も笑いません。元ネタが面白くてもそれをスシにうまく落とし込めていなければ良い評価にはならないでしょう。何故そのスシを回すか、スシを使ってどのように面白い物語を紡いでいくか、それを考えてみましょう。