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要注意著者記録: AoI-0121-JP1
登録番号: AoI-0121-JP
認識クラス: Alliance2
特別干渉プロトコル: 対象には財団の存在が開示されています。AoI-0121-JPとの連絡は電話連絡を介して行われるため、常時この回線を維持してください。AoI-0121-JPの居住地域・勤務先にそれぞれ2名の財団エージェントを派遣し、継続的にAoI-0121-JPを監視しています。AoI-0121-JPは月あたり1~2度の頻度で遠方へ外出する傾向があり、外出時は最低2名以上の体制で尾行することで監視を継続してください。交渉措置の具体的な内容は現在審議中です。
自室で執筆を行うAoI-0121-JPと、その飼い猫ゆめ。
人物: AoI-0121-JPは、物語緩衝層において活動する著者実体の1人、Mistertakoです。本名は田淵 康亮であり、Twitterをはじめとする他のコミュニティにおいては「ミスタータコ」の名で活動している例が多数確認されています。
基底物語層への干渉窓口となるWebサイト『SCP財団』に2018年9月13日付で登録し、当該サイトのメンバーとなりました。 創作活動に対しては、アイデアの創出には意欲的ながらも執筆活動には無気力な姿勢を基本としており、処女作であるSCP-2050-JPを除いて顕著に高いRate値3を持つ作品は確認されていないものの、安定してRate値+30程度の作品を残しています。
著作の内容に関しては、現在に至るまで1人も死傷者を出さない、人類に友好的な知性体を多く執筆するなど、SCP財団のサイト上において稀な、極めて平和的な創作を行っています。作品の形態も様々であり、現在までSCP報告書・Tale・GoI-Format・Anomalousアイテム・未解明領域記録・超常現象記録が確認されています。また、AoI-2690-JP(Sanks269の著者ファイルを参照)によってTale-JP - 誰そ彼と太陽が執筆された際には、作中において自身が作成したキャラクターが一方的に殺害されることに強い憤りを示すなど、キャラクターの死亡描写や心的外傷を受ける描写を強く嫌悪する傾向が見られます。
メタステータス:
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本名: 田淵 康亮 (タブチ コウスケ)
性別: 男性
生年月日: 1998年1月21日
創作活動環境: Twitter(@Mister__tako)、うごくメモ帳(ミスタータコ)4
居住地: 016-2050 秋田県能代市渟代10-5
家族構成: 田淵 信(父親)、田淵 瞳(母親)、田淵 颯太(弟)、ぐるる(飼い猫)、めい(飼い猫)、ゆめ(飼い猫)
職業: 会社員(職場: 株式会社 風松)
補遺0121-JP-1: AoI-0121-JPの著作例
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Rate値が高いAoI-0121-JPの著作を抜粋します。完全なリストはMistertakoの著者ページを参照してください。
タイトル: SCP-2050-JP
はじめて残存に成功したAoI-0121-JPの著作。発光する岩石の内部にテレパシーを使用する存在が収容されており、当該存在が太陽に関連する存在であることが示唆されます。
物語緩衝層からの観測によって、エージェント・██をはじめとする一部の財団職員から提言されていた「SCP-2050-JP-Aは天照大神である」という推察が真実であることが確定しました。現在基底物語層における追加調査を検討中です5。
タイトル: 闇寿司ファイルNo.086 "生ハムスシ"
別カノンの基底物語層を描写した著作。『スシブレード』と呼ばれる超常競技が存在する基底物語層において発生した戦闘を描写している。
当該カノン層の調査は現在計画中です。
タイトル: Anomalousアイテム No.01360
特にRate値が高いAnomalousアイテムの1つであり、硝煙を払う動作によって何らかのフレーズを発声するリボルバー拳銃。
物語緩衝層からの観測によって、アメリカ本部6にて収容されている類似のAnomalousアイテムとの関連が判明した。
また、AoI-0121-JPはAnomalousアイテムを非常に多く執筆している著者実体としても知られているため、財団にとって有益なアイテムの執筆を依頼する案が現在審議中です。
補遺0121-JP-2: 接触記録
AoI-0121-JPとの協力体制締結交渉に際して行われた会話ログの転写・抜粋です。今回の接触は、AoI-0121-JPが職場において昼休憩をとっているタイミングで、非通知の電話連絡という形で行われています。また、万が一AoI-0121-JPが情報漏洩や逃亡を図った場合への対策及び情動的反応の確認を目的として、麻酔狙撃銃を携行したエージェント2名がAoI-0121-JPの監視を行っています。
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会話ログ0121-JP-1
日付: 2021/03/26 12:30
<記録開始>[エージェント・佐藤がAoI-0121-JPのスマートフォンに向けて発信する。AoI-0121-JPは、食事を終えTwitterを操作していたが着信に気付き、受話のため屋外へ出る]
AoI-0121-JP: はい、もしもし?
エージェント・佐藤: もしもし、こちら田淵 康亮さんのお電話でよろしいでしょうか?
AoI-0121-JP: はい、そうです。
エージェント・佐藤: 本題に入る前に、ひとつお願いしたいことがあります。田淵さん、これからお伝えする内容を聞いて、あなたは強く動揺すると思われます。落ち着いて聞いていただけますか?
AoI-0121-JP: は? ええ……。ええ。
エージェント・佐藤: ありがとうございます。SCP財団をご存じですか?
AoI-0121-JP: は?
エージェント・佐藤: ご存じですね?
AoI-0121-JP: ええ。[沈黙] それは、ええ。もしかして、渉外部門7の人ですか? 俺何か個人情報流出とかそういう……。
エージェント・佐藤: 個人情報の流出は確認されていませんので、その点はご安心ください。私の身分を明かす前に、もうひとつ確認を。あなたはMistertakoというユーザーネームで活動していますか?
AoI-0121-JP: えっ、ええ。
エージェント・佐藤: 承知しました。落ち着いて聞いてください。まず、私は渉外部門の人間ではありません。
AoI-0121-JP: [沈黙] ええ。
エージェント・佐藤: 私は、財団の者です。
AoI-0121-JP: それはわかりま……いや、俺がSCP書いてるって知ってるからって財団内の人とは限りませんけど……。サイトメンバーの誰かなんですか? TwitterのTLの誰かですか?
エージェント・佐藤: いいえ。私はSCP財団のメンバーではなく、財団の職員です。
AoI-0121-JP: [眉をひそめ沈黙]
エージェント・佐藤: ここまではご理解いただけますか?
AoI-0121-JP: 言いたいことはわかります。というか……うーん……。
エージェント・佐藤: [沈黙]
AoI-0121-JP: つまり、その、財団世界の住人だって言いたいんでしょう。
エージェント・佐藤: はい。そうです。
AoI-0121-JP: もしかして、もしかしてですけど、2995-JP8に関係する話ですか? 最近Sanksさんたち9が投稿してた。アセンション? して来た財団職員として電話してる?
エージェント・佐藤: はい。そうです。
AoI-0121-JP: うわ。
エージェント・佐藤: 先に断らせていただきますが、我々は財団職員を騙る不審者ではないと主張させていただきます。もしもご希望であれば証明のため、今からエージェントを派遣することなども可能です。
AoI-0121-JP: いや。[沈黙] いや、それは待ってください。[沈黙] ひとつ確認いいですか?
エージェント・佐藤: はい。何でしょうか。
[長い沈黙]
AoI-0121-JP: 今俺から見える情報で、あなた達を……物語から出てきた財団だと、俺は判断できますか?
エージェント・佐藤: どういう意味でしょう?
AoI-0121-JP: 自分で判断したいんです。何をするにも、その……確証が持てないし、唐突なので。1回考える時間が欲しいです。
エージェント・佐藤: 少々お待ちください。
[エージェント・佐藤は通話を中断し、周囲の職員に短く相談する]
エージェント・佐藤: お待たせしました。おそらく可能です。ご要望であれば、短時間電話を切って考えていただいても構いません。
AoI-0121-JP: 貴女が本物の財団職員だとしたら、俺に監視を付ける……今も監視してますよね?
エージェント・佐藤: [沈黙] はい。
AoI-0121-JP: そのまま監視し続けていて良いですし、俺は周りに何も話さないので、ひと晩待ってくれませんか? また明日、この時間に電話を貰うかんじで……。
エージェント・佐藤: [沈黙] お待ちください。
[通話を中断し、再度相談する]
エージェント・佐藤: お待たせしました。可能です。明日、また同じ時間にお電話させていただきます。
AoI-0121-JP: [深呼吸] わかりました。ありがとうございます。
エージェント・佐藤: こちらこそありがとうございました。失礼します。
AoI-0121-JP: どうも。
[通話終了]
AoI-0121-JP: [より深く深呼吸をしたのち、2分ほどしゃがみ込む]
AoI-0121-JP: [勢いよく立ち上がり、ゆっくりと周囲を見回しながら会社内へ戻る]
<記録終了>
付記: 以降のAoI-0121-JPは部分的に普段の生活と異なる様子を見せながらも、平常通りの生活をつづけました。以下は平常時と異なった行動の一覧です。
- 次回の接触までTwitterを起動しなかった。
- 自家用車に乗車する際、車の下部・周辺・車内を確認してから乗車した。
- 少量の金品を対価として家事全般を弟に委任し、自室に引き籠って布団に入り、猫を抱いてそのまま入眠した。
- 普段より遅い06:00に起床。普段は行わない柔軟体操や準備体操等を行った。
- 出勤中・出勤後は普段より笑顔である事が増え、時おり思い出し笑い等も見られた。
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会話ログ0121-JP-2
日付: 2021/03/27 12:30
<記録開始>[エージェント・佐藤がAoI-0121-JPのスマートフォンに向けて発信する。AoI-0121-JPは昼食を終えた直後であり、僅かに笑みを浮かべながら屋外へ出る]
AoI-0121-JP: はい田淵です。
エージェント・佐藤: おつかれさまです、田淵さん。昨日のお話を続けたいのですが、可能でしょうか?
AoI-0121-JP: ええ。
エージェント・佐藤: ありがとうございます。単刀直入になりますが、信じていただけましたか?
AoI-0121-JP: ええ、大丈夫です。信じましょう。
エージェント・佐藤: なるほど……念のため、そう判断した理由を伺ってもよろしいでしょうか?
AoI-0121-JP: そうですね、わかりました。まず、不審者じゃなく本物の財団だなと判断した理由から話しましょうか。まず、不審者じゃないと判断したのは……いや、よく考えれば理由としては弱いんですが、単純に手が込みすぎてるんですよね。色々と。
エージェント・佐藤: 例えばどのような点がでしょう?
AoI-0121-JP: 全部というか……全体的にですね。振る舞いが完全に財団っていうか……俺がもし、著者に接触する財団を書くならそうするだろうなって内容だったんですよ。12:30ジャストというタイミング、初接触時の丁寧な物腰、最低限の発言だけしてなるべく俺に喋らせようとする話の運び方とか……いろいろです。
エージェント・佐藤: [沈黙] 私がこういうことを言うのは不自然にも思えますが、危険な判断はありませんか? 決定的な要素は見つけられていないように思えます。
AoI-0121-JP: まぁそれはそうなんですが……ひと晩待ってくれとは言ったものの、結局確実な答えに行きつけなかったので、最悪不審者だったとしても何とかなるかなとも思ったし……楽しさ優先で選んだんですよ。
エージェント・佐藤: 何とかなる、とは?
AoI-0121-JP: 不審者だったとして、設定やノリを断行するなら要求は「人を殺さず世界も滅ぼさない平和な創作をしてくれ~」ってとこでしょう。なら問題はないし、不自然だったり危険な要求が来たらその時警戒するなり対処すればいいですから。
エージェント・佐藤: なるほど。いずれにせよ協力に不都合はないから、ということですね。
AoI-0121-JP: ですね。財団さんなら、俺の砂箱10も確認してるんでしょう? じゃあわかるんじゃないかな。何の問題もないんですよ。
エージェント・佐藤: もちろん確認済みです。我々はこれまでの創作活動やサンドボックスにおける下書き、他メディアでの振舞いなどから判断して、貴方を優先して協力体制を築くべき著者と判断しています。要求に関しても、ご想像のものでほぼ間違いありません。
AoI-0121-JP: おお……それはよかった。
エージェント・佐藤: 少し話の順序が入れ替わってしまいました。我々を本物と考える理由は把握できましたが、協力していただける理由について続けていただけますか?
AoI-0121-JP: ああ、はい。そうですね……。2つあります。まずは、協力することで俺の創作に有利……有益かなと思ったからですね。例えば……そうですね、貴女が働いている施設、食堂の天井の色は何色でしたか?
エージェント・佐藤: 天井ですか? [沈黙] 白ですが。それがどうかしましたか?
AoI-0121-JP: 白ですか。貴女が誰だかわからない都合上、俺は貴女がどこで働いているかわからないし、当然その施設の天井がどんな色かも知りません。しかしここで、俺は作中の世界から情報資料を得ることに成功したわけです。
エージェント・佐藤: [沈黙]
AoI-0121-JP: 俺が何か書く、書いた世界から情報を貰う、何か書く。で、創作のループを作れるんじゃないかと思いましてね。現地の人間から直接もらえる情報は貴重ですし、細かい描写が必要な時なんかにメチャクチャ役立つでしょう? そういうことができると良いなあと思いまして。
エージェント・佐藤: なるほど。
AoI-0121-JP: できればで大丈夫ですが、定期的に職員の人とお話しさせてもらうか……直接会うなんてのもアリかもしれませんね。俺はコミュ障なんであんまり話せないかもですが、まあ質問用意して…… [笑う] ……今度は俺からインタビューってのもなかなか面白そうです。
エージェント・佐藤: なるほど。把握しました。しかし、そ
AoI-0121-JP: [遮って] あ、いや。これがもし未知の現象とか、そういうかんじで要検討だって言うなら今すぐ返事しなくても大丈夫です……。それこそ、実験なんかにもバシバシ付き合いますよ。
エージェント・佐藤: [沈黙] わかりました。もう1つについて教えてください。
AoI-0121-JP: もう1つは、さっきも少し……というか、今の俺の態度まんまですね。楽しいからです。
エージェント・佐藤: 楽しいとは、具体的にどういうことですか? さらに言えば、なぜ楽しいと思うのですか?
AoI-0121-JP: そりゃあ……あ、そっか。これ著者ペにも書いてませんもんね。ツイートもたぶんしてないし。俺はSCP紹介動画11でSCPを知ったんですけどね、「世界を守る秘密結社視点で報告書を書く」ってあたりをかっこいい~! やってみたい~! と思って入ったクチなんです。ありていに言えば、ロールプレイしたくて入ったんですよね。
エージェント・佐藤: それはサイト上で禁じられているのでは?
AoI-0121-JP: そうです。入ってから知ったんですけどね。まあでも、表にさえ出さなければ俺がどう思っていようと勝手ですから。人によっては世界観の拡充が~とか創作者としての~とかむつかしいこと言ってますが。俺にしてみれば徹頭徹尾「自分好みの世界で遊びたい」に終始してるんですよね。遊べるんであれば、Vote制度がある中で書くのが難しいだとか、そういうのは大して苦じゃないんですよ。
エージェント・佐藤: [沈黙]
AoI-0121-JP: そんな中、本物の財団から声がかかったんですよ。それも俺の創作を維持したいなんて理由で。これが楽しくないわけがないでしょう? [笑う] この考えに行きついてから、昨日は笑いが止まりませんでしたよ。あの財団に、言うなれば収容されるわけです。見方によっては財団で働けるんですよ。実に愉快です。
エージェント・佐藤: なるほど。
AoI-0121-JP: [笑う] みたいなかんじですかね。そういうわけで、協力は惜しみませんよ?
エージェント・佐藤: ありがとうございます。
AoI-0121-JP: 勧誘完了……協力体制確立完了? ですかね。ん? そういえばこれ、協力を要請する交渉のための電話だったんですよね?
エージェント・佐藤: はい。そうですが、どうかされましたか?
AoI-0121-JP: ありゃ、何かしら対価でも要求したらよかったですね。今からでも間に合ったりします?
エージェント・佐藤: 可能です。検討は必要になりますが、審議が通れば支給できます。何をお望みですか?
AoI-0121-JP: はて、いや。特に考えてるわけじゃないんですが……さっき言ってた、財団職員との交流と……ええっと、そうですね。[沈黙] 給料とか出してもらうことってできます?
エージェント・佐藤: すでに協力していただいている著者の方々の中にも、給与の支払いを打診された方がいます。そちらは何件か可決されているので、おそらく可能です。金額はどの程度でしょうか?
AoI-0121-JP: おお。金額……金額ですか。[沈黙] そちらの新人エージェントの初任給とかでどうでしょう? 財団に就職したみたいで、燃えます。
エージェント・佐藤: [沈黙]
AoI-0121-JP: [沈黙] え、どうかしました?
エージェント・佐藤: いえ、その金額は貴方が決めれば良いのです。
AoI-0121-JP: え?
エージェント・佐藤: 貴方の財団では、新人エージェントはどれほどの給与を受け取るのですか?
[沈黙]
AoI-0121-JP: あー、なるほど。創作はもう始まってる。
[沈黙]
AoI-0121-JP: [笑みを浮かべて] そいつぁ素敵ですな?
<記録終了>