あなたの作った二次創作作品を公開する正しいやり方は、以下の2つの手順です。
1. あなたが利用した作品が、このWikiと特定の著作者に帰属することを示しましょう。
例: 帰属の表示はこのようにしてください。
「SCP-682のステキなお茶会」 は"Dr Gears"作「SCP-682」に基づきます。 http://scp-wiki.wikidot.com/scp-682
2. クリエイティブコモンズ 表示-継承3.0ライセンス(略して、CC BY-SA 3.0)をその二次創作作品に書き加えましょう。つまり、あなたの二次創作作品もCC BY-SA 3.0ライセンスの下で公開してください。
CC BY-SA 3.0ライセンスの下で作品を公開しているならば、誰であれ、あなたの作品のコピーを量産することも、さらにはそれを販売することもできます。ただし、あなたの作品の利用者も、正しくCC BY-SA 3.0で公開する決まりです。
注: あなたが利用した作品にCC BY-SA 4.0ライセンスのメディアが含まれており、そのメディアの表現をもとにして新たな表現を生み出している場合は、CC BY-SA 3.0の代わりにCC BY-SA 4.0ライセンスで公開するようにしてください。
また、SCP-173、SCP-111、SCP-1926の内いずれかが関わるものは一切販売しないこと。どうかお願いします。これは、すべての関係者にとって大いに頭痛の種であります。場合によっては訴訟に巻き込まれるかもしれません。絶対にやめてください。
詳しくは、最後のタブの「SCP-173及び他2つについて」をご覧ください。
やあ、SCP財団ってステキですね!これを題材に何か作ってみたいです!どうすればいいですか?
SCP財団を基にした作品を作ってみたい?素晴らしいことです!ゲーム、短編小説、映画、その他どのような形式であれ、私達はSCPの世界観に貢献してくださる方をいつでも歓迎します。
SCP財団は「クリエイティブ・コモンズ」の定めるライセンスを用いています。SCP財団の世界観に基づいた作品を作りたいのならば、このライセンスのルールに従わなければなりません。
免責事項
我々は法律家ではありません。以下の説明は、クリエイティブ・コモンズライセンスならびに著作権法について、素人による理解に基づくものです。
前述したように、SCP財団はCC BY-SA 3.0という特殊なライセンスを使用しています。このライセンスは「表示」・「継承」という2つの重要な構成要素から成ります。まずは「表示」について説明しましょう。
表示(BY)
クリエイティブ・コモンズにおける一番重要な前提条件として、「クレジットの表示」が挙げられます。SCP財団を基にしたどのような二次創作作品も、元の引用元、つまりSCP財団Wikiに帰属する旨を表記する必要があります。特定のSCP記事やTaleを使用する場合は、SCP財団wikiそのものだけではなく個別の記事に対するクレジットを表記しなければなりません。キャラクター、要注意団体、あるいは財団そのもののコンセプトといった広くSCP財団で共有されているアイデアを使用する場合は、SCP財団wikiそのものに対するクレジットのみが必要となります。
「SCP-682のステキなお茶会」は"DrGears"作「SCP-682」に基づきます : http://scp-wiki.wikidot.com/scp-682
この例であれば、SCP-682の記事全体、あるいはその一部を基とした二次創作物を作りたい場合、その作品に付随する形でどこかしらにこのクレジットを付記する必要があります。
この表記例のフォーマットを忠実に守る必要はありませんが、クリエイティブ・コモンズは以下の3つについては 必ず クレジットに含めなければならないものとしています。
1. 基となった作品名。
2. 執筆者の名前、もしくは何かしら執筆者が自身の名前として扱って欲しいもの。ネット上のハンドルネームは引用符で囲んである限りはクレジットの表記用として機能します。ただし、もし執筆者から本名あるいは何らかの別名を使用するよう連絡がなされたならば、それに従う必要があります。
3. 引用した記事ページへのリンク。もし何かしらのオフラインのSCP財団の資料を参照する場合は、他の形式で出典を明記します。
継承(Share-Alike: SA)
SCP財団に基づくあらゆるコンテンツは、それ自身もまたクリエイティブ・コモンズに準拠しています。実際にあなたが二次創作物を作る際も、これらと同じライセンス上のルールを共有することに同意しなければなりません。 クリエイティブ·コモンズライセンスには「CC BY-SA 3.0」の他にもいくつかの種類とバージョンがありますが、必ず「BY-SA」の3.0以上のバージョンを使用する必要があります。
同時にこれは、あなたの作品から更なる二次創作物を作る誰もが、あなたが作者の一人であると隠さずしっかり明らかにして、クレジットに表記しなければならないことを意味します。あなたは、あなたの作品から更なる二次創作物が作り出される行為を禁止することはできませんが、クレジットの表示の仕方をあなたに合う方法で要求することができます。例えば派生元へのリンクとして、あなたのWebサイトや何かしらのプロジェクトページへのリンクを指定できます。
要するにこれはあなたの二次創作作品を、誰もが同じライセンスで利用できるように、CC BY-SA 3.0の下で公開されなければならないことを意味します。単にSCP財団へのクレジットを表示するだけでは不十分です。あなたの作品のライセンスがCC BY-SA 3.0であるということも表示しなければなりません。
注: あなたが利用した作品にCC BY-SA 4.0ライセンスのメディアが含まれており、そのメディアの表現をもとにして新たな表現を生み出している場合は、CC BY-SA 3.0の代わりにCC BY-SA 4.0ライセンスで公開するようにしてください。
それで、何ができるの?
以上の2つの条件(表示, 継承)に同意し従うのであれば、以下の行動が行えます。
- 共有 :このサイトのコンテンツのいずれであっても共有できます。ストーリーや記事丸ごとをコピー&ペーストしてあなたのウェブサイトに再投稿することができます。 Creepypastaや小説などのアンソロジーにそれらを収録することができます。
- 派生 :派生作品を作ることができます。ファンフィクション、ファンアート、動画、Mod……ファンが行うあらゆる二次創作を行うことができます。 テレビ番組や映画の脚本を書くことも、ポスターやTシャツを作ることもできます。そう、それが何であっても……
- 販売 :SCP財団に基づいた二次創作物を販売することができます。ただ、その利益で儲けることは恐らくは出来ないであろうことをお忘れなく。というのも、二次創作物は「継承」の条件に従わなければならず、つまりはその作品は誰もが自由にコピーしたり無断で利用・模倣することができ、それに対して作者が法的請求権をもたないためです。
SCPのWebシリーズ/動画/レストランチェーンの素晴らしいアイデアがあるのですが、そのためにはクリエイティブ・コモンズの制約を免除してもらう必要があります。サイトスタッフに連絡して、制限の免除を求めることができますか?
いいえ、認められません。
SCPWikiのスタッフはコミュニティとサイト全体の「用務員」として活動します。スタッフはいかなる理由であれ、クリエイティブ・コモンズライセンスの適用を「一時停止」することはできません。問い合わせることのないように。
とはいえ、あるSCP記事の作者自身が、その記事で使用したオリジナルアイデアを異なるライセンスで発表することはできます。ですが、SCP記事そのものはクリエイティブ・コモンズの下でカバーされたままであり、同様にSCPとして書かれたSCP財団のアイデア、各種文書、および世界観のすべての要素はクリエイティブ・コモンズであるため、異なるライセンスで公開することはできません。
例えば、Dr. Gearsは「すごい再生能力を持つ人間嫌いの大トカゲ」というオリジナルのアイデアの権利を売ることができます。しかし、SCP-682の権利を売却することはできません。SCP-682とSCP財団のアイデアはクリエイティブ・コモンズの下で公開されているためです。そして、仮に彼が「大トカゲ」の権利を売却したとしても、SCP-682は引き続きクリエイティブ・コモンズの下で機能します。
執筆者が判明していない場合はどうすればよいですか?
その場合は「著者不明」などのように明記してください。
アンソロジーや短編集の一部としてSCP記事を収録することが出来ますか?
はい、構いません。しかし、SCP記事及びその派生物(イラストなど)はクレジットの表示を行う必要があり、CC-BY-SAライセンスの下で公開する必要があります。
私たちの成果物への支持、もしくは宣伝の手助けをしていただけるのでしょうか?
場合によります。完成した成果物を私達が気に入り、且つこのガイドの残りの部分に記載されている要件を満たしている場合は、ソーシャルメディアサイト又はフロントページで、あなた達自身又はその成果物の宣伝を検討する場合があります。
私達はスタッフとして、いかなる種類のクラウドファンディング活動を宣伝したり、ゲーム、シリーズ等の開発を支援することもありません。ただし個々のサイトメンバーは、彼らが望むならばそれを行うことができます。
私達に、何かしらの排他的な翻案権(翻訳権)、つまり私たちの翻案作品を第三者が二次創作することを禁止するような権利を委ねていただくことは可能でしょうか。
無理です。私達はそのような権利を譲与することはできません。また、全ての当事者に向けた適切な帰属が記載されているならば、私達の作品を第三者が翻案することを(たとえ、あなたの作った翻案物を第三者が利用することになっても)止めることはできません。
彫刻「無題2004」 を基にしたSCP-173の画像は営利目的で使用しないでください
SCP-173は最初に執筆されたSCP記事であり、そしてSCPシリーズ全体の起源となった作品である、という背景があります。初期のSCP記事で使われていた多くの画像と同じく、この画像もまた出典が分からないままインターネットに出回っていた数多くの不気味な画像の一つでした。最終的にはスタッフが加藤氏に連絡を取り、「無題2004」の画像を使用する許可を頂きました
しかしながら、加藤氏は「無題2004」の肖像をクリエイティブ・コモンズの下で公開したわけではありません。彫刻の著作権は現在も加藤氏のものです。彫刻およびその肖像を営利目的のために使用することはできません。
加藤氏はSCP財団が彫刻の画像を利用することを許可してくださったものの、同時に「誰かが営利目的でこの画像を使用することがあった場合、差止請求などの法的措置を執る」という警告も加えています。加藤氏によるメッセージの全文は こちら から見ることができます 。
とは言うものの、SCP-173のテキストはクリエイティブ・コモンズのBY-SA 3.0ライセンスで公開されています。あなたがこのテキストのコピーを心置きなく販売したいならば、上記の指示に従うことが条件となります 。
加えて、現在同様の規定と制限を持つ記事が他に2つあります。SCP-111とSCP-1926です。111の情報及び1926の情報は、リンクされたテキストをクリックすれば見ることができます。
要約すれば、これらの3つの画像及び、1926の記事全体は、著作権保持者の明白な許可の無いままに使用されることを禁止されており、私達のライセンスの下では特に公開されていません。
これが徹底されたリストであることは保証されておらず、将来的にいつでも拡充される可能性があります。サイト上の画像や本文について不安がある場合は、このページを今一度確認するか、ライセンスチーム(スタッフメンバーのことです)に確認をしてみてください。