「まったく、これは最低のアイデアだよ」
「いや、いいだろ!脱構築的とかなんとか言うやつみたいでさ」
オーバーギャングとジョーイは、沈痛な面持ちでエッグノッグを飲み、近くの建物の上にそびえる巨大な赤い安物の宝石を見つめていた。そこには数百の小木が垂れ下がっていた。オーバーギャングは質問した。
「あー、真夜中まであと1時間と10分だ。で、クリスマスには何がおきるんだい? 」
「プレゼントさ」
「プレゼント? 」
「みんなにプレゼントが送られるのさ」
「わからないな。詳しく教えてくれ」
「これは文字通り、クリスマスの奇跡を起こす」
「ますますわからない。もっと詳しく」
「病気の子供は歩けるようになる、タイニーティムはプレゼントがもらえるし、スクルージは光を見る。町は歓声と善意で満たされ、子供はサンタクロースが煙突を上り下りするのが見られる。金持ちは乞食を自分の家に招きいれ、、すべての教会の鐘が12回鳴り響く。気難しい老人は20年ぶりに笑顔になるだろう。子供たちは楽しそうに笑いながらスケートをして、彼らのお堅い両親も一緒にそれを楽しむ。雪が降って朝にはすばらしい雪景色になっているだろう。ジョン·マクレーンとハンス·グルーバーは戦争をして、マコーレー·カルキンが泥棒のペアを撃退するだろう。グリンチの心は3サイズ大きくなり、チャーリー·ブラウンの悲しい木がそれに値する愛を得るでしょう。地球を平和が覆う。まさに完璧なクリスマスさ。」
「すばらしいね。少し退屈だけど」
「そして小さな赤ちゃんイエスと母マリアのエピソードに由来して、街中のすべての処女の女性は、赤ちゃんを産んで、生まれた赤ちゃんは金、乳香、没薬との山に押しつぶされるんだ。」
「いいね!」