名前: 小鈴谷善一郎
セキュリティクリアランスレベル: 3
所在: サイト-8141 ルーム-4011(通称:和室)
職務: 収容スペシャリスト,カバーストーリー考案,資料管理
人物: 小鈴谷は19██年1█月3█日、██府で生まれました。性別は男,身長177cm,体重61kg,A型です。
小鈴谷は自身に与えられた研究室を和風に改造しています。これは適切な許可の元、自費で行われています。服装は大体の場合において着物です。
少し無口だが温厚な性格と評判です。
何も無いのに、何か重要な真実を隠し持っているフリをする、言わば「におわせる」という行為が好きだと宣言しています。
SCPの事は友人の紹介で聞きました。私はトースターだったり●●|●●●●●|●●|●であったり、一風変わった記事が好きです。というか嫌いなジャンルはそんなに無いはずです。
SCP-466-JP「限界突破リモコン」
プログラムで1/0間違えてやっちゃって、エラー落ちして「おい」ってなったり、夏の暑い日とかに「エアコン-4℃ぐらいにしたいんだがー」みたいに思うこと結構ありまして。「限界突破出来るリモコンあれば最高じゃん」ってことで書きました。ミソは、ただ限界突破するだけじゃなくて、このオブジェクトが雰囲気を重視してることですね。実験で面白さを出すタイプの記事だとは書く時点で思ってました。でも財団入ったばっかりでまだ脳内のネタが豊富だったし、そこまで書くことに困らなかったかも。
SCP-488-JP「人狼」
正直ここまで人気になるとは予想していなくて、万人にウケることと多数にウケることは違うなぁと思いました。
主題が力強くて副題もそれなりに混ぜ込めたので、150超えには驚きつつも「自分の記事の最高評価はこれだろうな」という確信自体はありました。主題は「赤と黒で構成された報告書」副題は「イヌは赤が認識できない」「自分を強く見せてる生命」「赤ずきん」「オリジナルの画像より微妙に緑なのは、植物に同化するため」「偽タグの狼から本タグの犬への落差」などなど。副題の多さがウケの広さに繋がると思う、これからも意識してきたい。
SCP-544-JP「孤独な放送室」
1983のJP版を作ってみたいって感じの着想と、後は如月工務店が自分の中でアツかったので、ゲスい異常性の何かを書きたかったって感じ。自分はどうやらメタ以外だと記憶影響とか知覚不能とかが好きみたいで、忘れられるってテーマとデパートの機械的な放送って要素からホラーを作り出せたな、と認識している。おかげでこの文章執筆時点では如月工務店最高評価。
巷では「ラノベっぽい」「日本支部の凝縮汁」みたいに言われてるらしい、正直言うと半分ぐらいは納得出来る。でもそういう人はもっとJPの記事読むべきだと思う。
SCP-733-JP「沈んで持ち上げる」
ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスターシリーズ。本家のオチ無しで読後感を高める技法を真似しようとしたけどめちゃめちゃに難しかった。なんというか、研究してる感?オブジェクトに向き合ってる感?みたいなのが大切なんだと思う。ちなみに733は最初に投稿したオブジェクトの番号。消したけど、またこの番号に投稿できてよかった。
SCP-755-JP「ナナホシホシテントウ」
記事の構想と異常性自体はもうずーと前から決まってたんですけど、頭の中で何回も何回も混乱して挫折もかなりしました。面白みは旧報告書のメタならではのカオスさ、そして「よく分かんないけど勝手に死んだ」って呆気なさ。
旧報告書は一見すると矛盾してるようには見えるんですけど、曝露した博士が曝露したDクラスにインタビューした……ってのを、曝露したエージェントが再編集してるのでまぁややこしくなるんです。この「記事書いてるのか論理パズル書いてるのか分からない」感で何回も挫折しました。
SCP-823-JP「おつきみ」
何かアイマス*SCP?の動画に出演したらしくて、アイマスは知らないんですけれど、嬉しい限りです。くすぐりオバケとかのマスコットとかとは違うようにしないと、あんまり評価は得られないだろうなって思いました。そこで酩酊街というワードが頭に広がってきまして。忘れられたもの、付喪神たちの住処、色々解釈はありますがまぁ任せます。その構想あって「くすぐりオバケ」よりかは「すべてを置き去りにして」とかに近いのかなって思ってます。
SCP-838-JP「都会の波」
第一に、僕は夜中に出歩いて写真を撮るほど信号機が大好きです。なので何としてもオブジェクトにしたかったってのが第一の着想でした。次のアイデアが「財団が捜査域を広げたせいで逆に混乱が広がった」「でも普段は放っておけない」という厄介さ。合わせて「生える交通補助機構」というアイデアに。これでもまだまだ財団からすると目新しいアイデアではないというね。
SCP-866-JP「銃撃戦めっちゃ楽しいやんけ!!」
あくまで被害の大きさや、死傷者、収容コストってのは関係ない。いや、財団にとってはそれが第一なんだけど、この現象を画策した人物はそんなこと思ってないに違いない。
これを書いてすぐにゲーマーズアゲインストウィードが日本に来て、「あー借りれば良かった」って感じでした。でも彼らは危険なものは作らないよね。ただ危険なだけってよりかは、「ゲーマー増やしてゲーム業界潤わせるための現象。死傷者多数?シラネ」って感じの、すごく上から目線の現象ってイメージ。何気にketer記事はこれが初めてだった。
SCP-922-JP「動物のお引越し」
最初に言っておくと最初の着想はけものフレンズ。ただ、「動物達の平和な世界」とか「けものは居てものけものは居ない」とかじゃなくて、「人間も結局は動物」という要素だけを取り出して、捻じ曲げて捻じ曲げて生んだ。
実際、最後のオチはもちろん画像に力も入れたし、そこでシュールなホラーを感じ取っても欲しいんだけど、俺が隠れた主題にしてるのは「アライグマだから助け求めよう無いですよね、動物だし」とかホザいてた北川も、結局標的になっちゃえば呆気なく消失して向こうで"動物"やってるんだねって。
SCP-1104-JP「骨抜き」
本家2000番台っぽい記事書きたいなーっていう着想から、記事を書き上げるのにそんなに時間は要りませんでした。実はAre We Cool yet?はすごく好みの団体です。僕は中二病なので「強い団体」よりかは「本気出したら強そうな団体」が好きなんです。このアートテロリスト達の奥深さを感じ取ってくだされば満足って感じ。
主題としては谷間で仲間に認められていた人間が引き上げられたと思ったら、谷間の仲間に頭から下持ってかれたって感じの、何が言いたいんだろう。とりあえず読んでくれ。
SCP-1155-JP「仲良く喧嘩しな」
デスコン17参加作品、見ると不死身になるトムとジェリー
まさにこの説明の通りで、見ると自殺するまで不死身で、副作用も無し。ただ強力なだけのマジックアイテム、つまり魅力的に書くのは難しいけど、だからこそまだ未開拓の地だと思いました。
主人公ポジションで書かれる事が多いのでついつい忘れがちですが、財団は冷淡です。財団がマジックアイテムを手に入れた時にどう組織が動くのか、そして一体何が犠牲になるのか。ここまで考えると、あとは楽でした。テキストボックスを使ったアイデアもすんなり出てきました。
仲良く喧嘩しな というメタタイトルはかなりウマいと自分では思ってます。神様が降ろしてきてくれたんじゃないか、みたいなね。
SCP-1504-JP「存在証明」
クロスコン17参加作品、ゲーマーズアゲインストウィードのミスター・証明。
非常にややこしい異常性、何故か天からこれが降ってきた。何とどんなクロスをしようというのは後から考えたもの。でも大好きな三作品を織り込めたので満足している。
GAWミスターズは他の人が書くのも見たいし一先ずはこれ以上書く予定無し。皆に期待してるよ、面白いの書いて。
SCP-1566-JP「体が死んだら心も死ぬし、心が死んだら体は死んだも同然だし」
仕事クソ~!ってなってるときに書いた記事。今でも仕事はクソ。
単純にニッポンの社会人と精神的、身体的に同調するサル。ミソは既にメタタイトルで書いた通り。体が死んでこのSCiPも死ぬケースなら財団は追跡出来るけど、心が先に死んでしまう人間が多すぎていくら財団でもどうしようもないよって話。仕事はクソ。
SCP-1788-JP「戯画ント・モンキー・ヘッドロック」
SCP-1810-JP「QRバード」
幸運にもりんご3SCPチャレンジの先駆者となった作品。りんご3SCPチャレンジとは、ランダムに表示される1つのオブジェクトクラスと3つのアトリビュートタグに沿って記事を書き上げるという挑戦である。私に課されたのは「euclidで"生命","動物","オンライン"」で、このオンラインとかいうのがすごく曲者。なにせ、このチャレンジを受けた時点では、動物とオンラインを合わせ持つ記事は存在していなかった。
それとは別の、なんか良く分からないタイミングで「ハトの落としたフンがQRコードになる」という電波を受信。前述のりんごチャレンジ達成出来るやん!ということで筆を執るに至った。
予てからやりたかった、「明確なオチやヤマがあるわけではないのに読後感が心地よい」というタイプの執筆にも挑戦。どうやって真似すれば良いか全然分からなかったのでSCP-2462やSCP-3707なんかを読んで参考にしつつ、大ざっぱな方向性を決めた。最終的に、記事の大筋を構成する上で邪魔な要素をすべて取っ払って、ホラーとかどんでん返しも一切考えずに書いた。結果、生物としての興味深さのみを上手いこと浮彫に出来たかな、と思う。
たまたま成功しただけで、流石に上で触れたラフレシアや夜逃げ車のような作品を真似出来る技量は身についてないが、「無理に起承転結を成立させるよりも、ただ1つの要素に絞った方が面白くなる場合もある」ということは心で理解出来た。
昔から読後感で攻める構成の記事は大好きなので、自分の大好きな領域に片足一歩でも踏み込めたのなら嬉しいと思う。