近影。研究室にて俯せに寝落ちする姿をAgt.立尾が撮影
名前: 枝角靈璽(Reiji Edatsuno)
SCレベル/クラス: 2、所により3/Cクラス
専門: 生物学(遺伝学)、記号学、比較神話学、ユング心理学
主な職務: SCPオブジェクト研究、(劇団SCorPio一員として)職員への基礎演技指導
所在: サイト-81██
これまでに確認された通称: 副座長、メガネゾンビ、劇団ぼっち、悪筆キラー、蓮コラ嫌い絶対殺すマン、ミスター/ミズ・りょうせいぐゆう
来歴: ████/██/██生まれ(20代後半)、新潟県出身、性別不詳。身長168cm、体重57kg(両暫定)。地元大学の教育学部卒業後、学生時代から所属していた地元小劇団「オリオン座」にて本格活動開始。20██年のとある公演中、小道具及びセリフとして用いられた2種のSCPオブジェクトに同時に暴露、複合的な特異性を獲得。事態収拾のため駆け付けた財団エージェントによる捕縛・尋問を経て、正式に研究員補佐として雇用される。のちに昇格。現在は一般研究員兼、特殊工作部隊ほ-2("アンタレス")副長=劇団SCorPio副座長。
人物: 基本的な態度は穏便で人当たりがよく、誰に対しても笑顔と敬語で応対します。また自らの職務に対しても真摯であり、財団忠誠度テストにおいても毎回高い成績を記録しています。ただし私生活や人間関係においては、物臭かつ利己的・気ままでからかい好きな本性一面が散見されます。
枝角の技能として特筆すべきは、劇団員時代を経て未だ健在である演技力です。特に「何らかのテーマを持つ1人の人間」を演じる際はその技能が如何なく発揮され、特殊工作部隊ほ-2("アンタレス")における演技指導任務にも大いに寄与しています。尚、本人は動物の演技(仕草や鳴き声等)の方が自信があるようですが、こちらはリアルさ故に「気持ち悪い」「なんか憑依してるのかと思った」「祓え」「誰か宮司か巫女呼んで来い」などと言われ概ね不評です。
また枝角は、劇団員時代に被ったSCP-███およびSCP-███-JPの複合的暴露効果により、その生命基盤の核が元SCP-███であった細い赤縁のメガネに固定されています。人体部位は枝角曰く「いわばテロメア異常のES死細胞」であり、メガネが破損しない限りは、どこに如何なる傷を負ってもメガネを中心に即時再生が可能です。それ以外の代謝や五感も表面上は正常に働いているように見えますが、少なくとも現在の枝角に食事・排泄の必要性はありません。また、睡眠・気絶等で枝角が意図せず意識を失ったり、人体部位からメガネが離れたりした場合、人体部位は数分~数十分の間通常の死体と同等の性質を表し、のちに空中に霧散し消失します。枝角自身が意図的に人体部位を生成・消去する事も可能です。またメガネ自体にも正常な人体と同速程度の再生能力を有し、メガネのみの状態でも不明なプロセスによって発話が可能です。
皆さんだって、髪や爪を切ってもほっとけばすぐに伸びるでしょう。言い換えるなら、皆さんにとっての脳や心臓や大動脈が、私にとってはレンズでありフレームであり弦である。つまりはそういう事、ただそれだけの事です-枝角博士
注意事項1:枝角はその性格上、己の利益を確保したり人を煙に巻いたりするためには、自らの持てる技術や特異性の駆使を躊躇いません。以下の所業は一例ですが、その奇行・蛮行には十分注意して下さい。
- 劇団員時代に身に着けた数々の声色や仕草を日毎に使い分けます。枝角に対して抱く人物像や印象が固着し辛くなるため、主に新人職員の間で小規模な情報錯綜と混乱を引き起こします。
老若男女問わず「人間のキャラクター」を演じるのは怖い位上手いって事なんだし、メガネさえ守れれば実質不死身だし。諜報員の方が向いてるでしょ絶対…この人なんで研究員やってんの? -エージェント・扇
戦闘技術やその他の必須技能はからっきしだからです。殺陣は出来ても、それはあくまでお芝居ですしね。それに、メガネって結構脆いもんですよ -枝角博士
けったいな能力こそ持っちゃいるが、変わるのは本当に声質と所作だけ。加えて業務に関しては真面目だから、慣れりゃ実害なんてあってないようなもの。だからこそ禁止しようがなくて厄介なんだがな…。そもそも今の奴の本体はメガネな訳だ、メガネに性別や地声を求める事は果たして意味のある事なのか? -█博士
さてね。人体部位の性別でしたら、SCレベル4以上の職員や上級人事官各位はご存じの筈ですよ…多分 -枝角博士
- 稀に頭部や腕部だけを生成した状態で会話・移動する姿が目撃されます。多くの場合体液は流出しないので、被害は主に慣れていない職員が酷く驚く程度のものであり、徹底的に無視するかまたはメガネ部分を持ち上げ強制的に人体部位を崩す事で解決出来ます。メガネだけになった枝角については、適当な部屋に上下一式の服と一緒に放り込んで下さい。またサイト-81██内であれば、斑田間研究員補佐が最も枝角の対応に手馴れているため、彼女を頼る事をお勧めします。
服は"私"じゃないので生成も再生も出来ないんですよね。だから、私の寝起きに人が居合わせると大変なんですよ -枝角博士
博士、ハロウィンの日は毎年凄いクオリティの仮装するんです。昔やった財団内部向けの公演でのテケテケ役もはまり役でしたし。…メガネ外せないから、どんな格好でも漏れなくガリ勉っぽくなっちゃうんだけど… -蓑研究員
- 厄介事の気配を察すると積極的かつ露骨にその場からの退避を試みます。逃走が困難なレベルの身体的拘束を受けている場合、人体部位の一時消去や部分損壊を躊躇いません。
手首捕まえて、ちょっとよそ見してまた見たら、もう腕しかねえんだよ…。たかが報告書が数枚増えるかもってだけで腕切り落とすか普通?トカゲじゃねえんだし、ビビるからやめてくんねえかな… -エージェント・██
承服しかねます -枝角博士
注意事項2: 枝角の下の名前の目視は、特定の恐怖症を持つ人間に恐慌的な反応を促します。この恐怖症を患う職員は、枝角の下の名前の漢字表記、とりわけ手書き文字や、解像度が高いまたはフォントサイズの大きい電子文字を極力目視しないようにして下さい。主に記述の煩雑さを理由に、正式書類以外では枝角本人からも「レイジ」表記が推奨されています。
コードネーム: 立尾 識(Shiki Tachio)
SCレベル/クラス: 2/Eクラス
主な職務: Anomalousアイテム・SCPオブジェクトの調査・回収、(劇団SCorPio一員として)カバーストーリーの考案と流布、職員への基礎演技指導
所在: 東日本一帯(本籍はサイト-81██)
来歴: ████/██/██生まれ(30代)、新潟県出身、男性。身長179cm、体重70kg。地元大学の工学部卒業後、地元小劇団「オリオン座」にて大道具係・脚本家として本格活動開始。20██年のとある公演中、当時オリオン座メンバーであった枝角博士が、小道具及びセリフとして用いられた2種のSCPオブジェクトに同時に暴露する事故が発生。事態収拾のため駆け付けた財団エージェントにより場に居合わせた全員が捕縛・尋問を受けるものの、立尾自身に特異性は確認されず。その後本人の希望により、適性考慮の結果財団フィールドエージェントとして正式雇用に至る。現在、特殊工作部隊ほ-2("アンタレス")部隊長=劇団SCorPio座長。
人物: 豪放磊落にして快活な性格の筋肉質な男性です。興味を持った人間は居酒屋や食事に誘った挙句、しつこく絡み続けるので、特に女性職員は留意する必要があります。普段から笑い上戸であり、20██年に発生した要注意団体のエージェントとの戦闘時、呵々大笑しながら財団神拳を見舞っていたとの目撃談があります。
また立尾は異常特性を持つオブジェクトと無自覚に接触する傾向が非常に高く、持ち合わせる拾い癖も相まって、新たなSCPオブジェクトやAnomalousアイテムの発見・回収に結果的に寄与しています。しかし、異常存在との遭遇率の高さに反比例するように、立尾自身の負傷率や精神汚染度は著しく低いものとなっています。立尾が何か新しいものを拾って/買って/思いついて財団施設内に持ち込んだ場合、それらは速やかに回収され、異常特性を持っているか否か調べられる必要があります。
悪い人じゃないし、素晴らしい座長ですよ。ただ、ウザ絡みダル絡み半端ないわ、笑いのツボ浅くて喧しいわ、気付くとふらっとどっか行ってオブジェクト拾ってくるわ…根っからの騒がせ気質なんでしょうね、それも無自覚の -エージェント・北見
あんまり怒られたくねえから、最近は自重してるつもりなんだが…そうだ北見、今晩一杯どうだ? -エージェント・立尾
私の特異性も、元を正せば██さんに起因してるんですよ。あの日の脚本は██さんが書いたものでしたし、このメガネも彼が選んだ小道具ですし -枝角博士
あれ、そうだったっけ…? -エージェント・立尾
名前: 斑田間 葵(Aoi Madaradama)
SCレベル/クラス: 1(昇格申請中)/Cクラス
主な職務: AnomalousアイテムやSafeクラスオブジェクトの研究補助・管理、サイト-81██実験用菜園群管理、(劇団SCorPio一員として)小道具・衣装準備
所在: サイト-81██
来歴: ████/██/██生まれ(20代)、山形県出身、女性。身長157cm、体重48kg。地元大学の理学部生物学科卒業後、財団フロント企業に就職。その後の適性テストにより植物系オブジェクト研究職適性とエージェント適性が確認されたため、より適性値の高かったフィールドエージェントとして改めて財団に雇用される。斥候隊として参加した20██年のSCP-███-JP初期収容任務において、左足の神経を著しく損傷。日常生活は可能なまでに回復したものの急激な動作は不可能となったため、研究職に転属。現在、研究員補佐兼、特殊工作部隊ほ-2("アンタレス")=劇団SCorPio一員。
人物: 表情が乏しく寡黙な女性です。落ち着き払っているように見えますが、本人は「脳内は常にパニック」「恥ずかしくて喋れないだけ」と発言しており、真偽は不明です。フィールドエージェント時代は特に自動拳銃の扱いに優れていましたが、体術の腕前も申し分なく、現在でもクラスP記憶処理の腕前にその片鱗を見る事が出来ます。
斑田間はその手先の器用さが卓越しており、特殊工作部隊ほ-2("アンタレス")任務兼趣味として(驚異的な速さで縫い上げる)和洋裁を嗜みます。また、目測だけで対象の服や体の各部位のサイズを見抜く事にも長けています。ロッカーや研究室の扉に見慣れない、しかしサイズの合う服や布製の小物が箱詰めで立てかけられていた場合、それは十中八九斑田間からの贈り物です。本人曰く「処分も着用もご自由に」との事ですが、彼女に返礼する場合は照れ隠しのクラスP記憶処理に十分注意して下さい。
とりあえず、テンパったら見境なく周囲にPクラス掛けようとするのはやめてくれ… -エージェント・肥後
…申し訳ありません、自分の悪癖です -斑田間研究員補佐
うっかり休憩室なんかで寝落ちして服を処分されてしまった時は、よくお世話になります。服飾の他にも戦闘に研究にと、マルチな才能を持つ優秀な人材ですよ。少々緊張しいではありますが…克服のために、次の公演出てみます? -枝角博士
……(無言で手刀を振り上げる) -斑田間研究員補佐
投稿したものども
SCP-JP:
- (16 Sep 2016 11:45) SCP-1972-JP (rating: 81, comments: 3)
- (02 Sep 2016 12:45) SCP-549-JP (rating: 91, comments: 9)
- (10 Sep 2016 15:02) SCP-902-JP (rating: 68, comments: 5)
- (01 Oct 2016 13:24) SCP-984-JP (rating: 149, comments: 10)
その他のページ:
サンドボックス: 枝角のあれやこれやなんやかんや
オブジェクツ・ライナーノーツ
2016/9/2 SCP-549-JP 【いたずらあなぐま→あなぐらまたいず】
初投稿作。そういやまだSCP-JPシリーズにアナグラムネタねえなって思って作った…と言うよりは、こいつのアイデアが浮かんだから財団入りを決断したと言った方が正しい。悪意あるもじぴったん。タイトルも「アナグラム」「アナグラマタイズ」のアナグラムにしたいなーとしか考えてなかったので、あなぐまとか擬死とかは偶然の産物。実は日生研産かもしれないし、███研究助手もそいつらの手先かもしれない。正直奈落居りしケース→K-クラスシナリオのアナグラム思い付いた途端これ使うっきゃねえと思った。ナンバー由来は特になし。強いて言うなら「処女作だし消えるかもわからんし、どうせだから空きナンバーで一番若いの取っとくか」くらいなもの。陰のモデルはSCP-JPシリーズの傑作の1つである交配本棚様。だいすきです。
2016/9/11 SCP-902-JP 【裸の絶対王政】
二作目。前作に色々と詰めすぎたが故によくわかんないモノが出来た事を反省し、シンプルな三本柱「要注意団体謹製」「低レベルセキュリティクリアランスonly」「ココロエグルKeter」を目指し作成。概ね考えた通りのヤツが出来たが、ここで悪癖「冗長な文章」が発動。要約ってむつかしい。他人様の設定をお借りしといて、好き嫌い分かれそうなひっでえオブジェクト生み出した点も要反省。ナンバー由来は「久遠に」の語呂合わせ、ただ後から知った事だけど本家902とも微妙に共通点あったみたい(本来は無いものに執着して離れられなくなる、とか)。後半が流石に長すぎるので、その内さっぱりさせたい
2016/9/16 SCP-1972-JP 【バタフライ・エフェクト】
三作目。三本柱は「遺伝学」「不確定性」「財団やらかし案件」。前作の長ったらしさに自分でも辟易したので、「短く簡潔に短く簡潔に短く簡(以下略)」ってずっと呟きながら書き上げた記事。そしたら今度は寸足らずになった感が否めない。最初はよくわからん系不気味なEuclidを目指してたはずだがいつの間にかKeter突き抜けに。財団の失敗を描いてるので、人によっては好み分かれるオブジェクトかも。ナンバー由来はバタフライ効果が提唱された学会の開かれた年、1972年から。ちなみにちょうどこいつの投稿前後で個人用パソコンがぶっ壊れたので、動作の重たい家族の共用パソコンでアップロードした結果目を覆いたくなるミスを複数やらかした。つらい。おっちょこちょいは慣れない端末で重要案件いじるもんじゃない。あと、脚注1の雄がホモ型って記述見て反応した人、ちょっとそこにお座んなさい。
2016/10/01 SCP-984-JP 【@抜き言葉のすすめ】
四作目。三本柱「メタ報告書ネタ」「メタって事は言語でしょ」「言語って事はなんかの書籍にしたい」。著者ファイルのネタ詰めと同時に作成していたため、当初は演劇台本とか北原白秋の『あめんぼの歌』、早口言葉あたりを使う予定だった。が、いつの間にか流れ流れて「五十音一個ずつに影響を与える書籍」に。あれ、このネタどこかで見覚えがE&E社は広告とか雑誌の出版社だしなあ、と悩んだ結果、サイン堂とかいうよくわからん要注意団体もどきが爆誕した。今の所の設定は「記号学や記号に関わる連中」という認識以外ないです。オチがつまらなかった故に謎の文字も誕生、カオス状態に。意見の割れてる記事なので、現在進行形で改稿準備中。お騒がせしまして申し訳ない。ナンバー由来は白紙「894」…が既に埋まっていたので、上の桁二つをひっくり返したもの。
その他
Edatsuno-02 参加日:2016/08/29
・最早病気レベルの粗忽者
・ミスター・ごじだつじ(このページのアドレス内を探してみよう!)
・異常性に困ると何かとすぐ認識災害に逃げる癖を直したい
・評価40以上の記事を書きたい
・taleに挑戦したい
・弱小回線を何とかしてチャットに参加したい
何かございましたら、PMかツイッターにて。ツイッターは「枝角 財団」とかで検索すれば多分出ます。
財団関連の人は発見次第無言フォローしに行ってますすみません。お世話になっております。