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三葦撮影長の人事ファイル

名前: 三葦みあし 一郎太いちろうた

セキュリティレベル: 3

所属部隊及び階級: 財団斥候部門 撮影班隊長

職務: オブジェクト発見直後の偵察・監視。オブジェクト及び関連存在の撮影。

人物: 1987年6月30日生まれ。身長176cm。体重70kg。身体的特徴として筋肉質である事と至る所に傷跡が見られる事が挙げられます。

2012年12月17日、南北スーダン国境紛争で発生したEuclidクラスオブジェクト(SCP-████)の異常性暴発事案によって、発生地点の[削除済み]が壊滅状態に陥った際に財団エージェントと遭遇。当初、三葦撮影長は戦場カメラマンとして周辺地域を周回しており、偶然SCP-████と対面したと主張しています。その際、非常に移動速度の速いSCP-████の容姿を克明に捉えた写真を複数枚撮影していた事、ほぼ外傷が見られなかった事が判明し、発見した財団エージェントの打診から財団にスカウトされ、雇用されました。

撮影された異常存在

雇用のきっかけとなったSCP-████の写真(加工済み)

大らかで竹を割ったような性格と評され、部門に関わらず多数の職員と談笑する場面が散見されるなど、対人関係の構築に長けています。職員からはその容貌からか「隊長」と呼ぶ職員が多い様です。しかしながら、撮影に臨む際は一転して非常に寡黙になり、一人で居る事を好む様です。これについて三葦撮影長は「仕事モードなだけ。二重人格とかじゃないから」と話しています。

上下関係や社会的マナーを重んじるなど、基本的には常識人であると言えますが、肉体を鍛える事に対し快感を覚える様な素振りや言動が見られます。実際に彼のデスクワーク時には、空気椅子やスクワットなどをする様子が何度も確認され、20kgのダンベルが机の中から発見されています。三葦撮影長は自身の趣味の延長線上で、他の肥満に悩む職員にトレーニングを仕込もうと試みます。

以下は三葦撮影長のトレーニング及びエクササイズを経験した職員の音声ログの一部です。

おっと、予定時刻の2秒12ミリ7マイクロ早くご到着ですか。申し訳ありません。業務の関係でお呼び立てしてしまい…。氷菓監査官

流石正確ですな。時間を合わせて来た甲斐もあったというものです。さぁ、今日も健康のためのエクササイズを行いましょう!- 三葦撮影長

はい、お願いします。あなたのエクササイズで二の腕のプルプルが取れたのは偶然ではない事を私に示してください。- 氷菓監査官

ちょっと待ってくれへん?僕薬で痩せるさかい、トレーニングをするのは堪忍や!!- 大允研究員

何を甘い事言ってんです!長期的に考えて運動しながら痩せた方がいいに決まっているでしょうが!さぁ、こっちに来なさい!!- 三葦撮影長

嫌どす!! - 大允研究員

また、異常なまでの暑がりで、しばしば軽装で過ごしている様子が見られます。個人スペースでは下着姿か全裸である事が殆どのため、三葦撮影長のデスクに女性職員が立ち入る際は所在を3度以上確認した上で彼の着衣まで待機する必要があります。

[部屋で全裸状態だった三葦撮影長を見てしまい]きゃああああ!!!変態!!!!!!- 押負博士

…ノックして欲しいと言ってるんだが、あの人何回目だ…? - 三葦撮影長

2020年現在までに三葦撮影長は多数のオブジェクト及び関連存在の撮影に成功しており、Safeクラスオブジェクト54種(うち関連存在19種)。Euclidクラス68種(うち関連存在28種)。Keterクラスオブジェクト16種(うち関連存在10種)。その他のクラス3種とその成果は多岐に渡ります。特筆すべき点として、これらの撮影において三葦撮影長は重軽症こそ負っているものの必ず生還している事が挙げられます。

筋肉と運さえあればどうにか生きていけるもんだ。アッハッハ。- 三葦撮影長

この異常な生還力は三葦撮影長がカメラを所有する事によって一種のトランス状態に入る事が原因の一つなのではないかとされています。この状態はカメラを手で持つ事によって発現し、手を離す事で解除されます。トランス状態の三葦撮影長は上記の通り寡黙になり、身体能力が通常時の1.5〜2倍程度にまで向上します。トランス時は戦闘も可能で、攻撃手段は主に蹴りを用いますが、時折カメラのフラッシュ機能を利用した目眩しを行う他、レンズを覗き込みながら移動する独特の歩法・走法は異常とまで呼べるほどの回避性能を有します。これはオブジェクトの撮影時においても有効に働き、攻撃的な生物オブジェクトの破壊行為を回避しながらも全くブレる事なく写真の撮影を行うことができます。

[戦闘訓練にて]
儂の暗器を容易く避けるか。やるな青二才。- Agt.時實

………。[カメラのレンズを光らせる] - 三葦撮影長

三葦撮影長の異常存在との出会いについて聴取していた所、財団への雇用が決まった一件以前にも不思議な人物に出会ったという主張が得られました。

今でも彼の事はよく覚えております。なにせ特徴的というか…存在感が違いましたからね。2000年代半ばでしょうか?私がまだ駆け出しだった頃、戦場になり廃村と化した村に立ち入った時の事です。彼はもう原型を留めていない死体を抱き抱えていました。身なりはしゃんとしていて、戦場にはまるで似つかわしくないダークブラウンのスーツを着た老紳士でしたよ。彼はその亡骸を近くの泉に埋めに行くと言ってたんで、私も同行したんですよ。一人では危ないし、それにその人物を少し見ていたい気持ちになったんです。

彼は亡骸を埋めるとどこからか小さな花を持って来て供えたんです。その顔はやはりというか寂しげでした。「親類だったんですか?」と聞いたら「そうではないよ。だが、大切な人たちなんだ」と呟いてましたな。

彼について行こうと、私はそう決心しました。追い求める答えが、彼についていけば見つかるかもしれないと思ったからね。しかし彼は拒みました。「おそらく地獄を見るだろう」と、私を突き放したんです。でも不思議と悪い心地はしなかったんですよねぇ。

彼はそう言うと僕の前でフッと消えたんです。そりゃあ驚きましたよ。人間が消えるだなんてそんな事あるはずか無いってね?オロオロとしていると真下にメモが残されてて…。おそらく彼が残したんでしょうね。今でも私の宝物ですよ。

え?何が書いてあったのかって?
秘密だよ。- 三葦撮影長

メモを残すなどの複数の一致点から、三葦撮影長は準要注意人物指定されているパングロスとの邂逅を果たした数少ない人物である可能性が挙げられています。

著作集

SCP-JP

  • (30 Apr 2019 10:46)  SCP-1464-JP  (評価: 7 コメント: 16)
  • (04 Nov 2019 08:14)  SCP-1687-JP  (評価: 54 コメント: 5)
  • (08 Aug 2020 04:34)  SCP-2900-JP  (評価: 138 コメント: 11)

※SCP-1464-JPはKoikeSanshouemonKoikeSanshouemon氏との共著作品となります。

Tale

写真提供

SCP-1214-JP - おやすみ、僕の街。
SCP-1257-JP - 透潮
SCP-1276-JP - 成所作智
SCP-1689-JP - 空飛ぶでっかいソフトクリーム!
SCP-2167-JP - 過ち
SCP-2630-JP - 十種神宝

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