竹垣購買部員の人事ファイル
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竹垣購買部員の自画像

氏名: 竹垣 翔留(たけがき かける)

職員クラス: レベル0(サイト管理官の判断でオブジェクト専用レベル2を暫定的に付与可)

職務: サイト-81██内購買部員

来歴: 兵庫県出身。199█/3/2生まれ。██大学文学部歴史学科在学中の20██年、友人と共に肝試しのため██県███市内山中の廃病院を訪れた際、霊的実体の収容作戦中の財団機動部隊と遭遇しました。遭遇時は建物管理者に扮したエージェントにより当該建物の外部へ誘導されましたが、後述する彼女の体質により、霊的実体がそれまで知られた行動パターンを大きく逸脱し、これにより現場は大きな混乱を来しました。財団エージェントは彼女らを待避させようとしましたが、その行動により霊的実体の行動パターンが更に変化を起こし、機動部隊中に負傷者が発生しました。最終的に霊的実体は収容され、SCP-████-JPに指定されましたが、その異常行動と居合わせた竹垣購買部員の関連性が疑われたため、彼女の身柄は一時的に財団に拘束され、暫定的にSCP-████-JP-1に指定されました。
その後の検査により、彼女の体質が霊的実体にとって極めて強い不快感を与えるという特性があるものの彼女の身体そのものには異常性がないことが判明し、また、財団がその効果をある程度再現可能であったことからSCP-████-JP-1の指定を解除されました。
SCP-████-JP-1指定解除後、記憶処理を施される予定でしたが、彼女の存在がSCP-████-JPに対する一定の抑止力となること、また、その他の霊的SCiPに対しても収容違反に対する対抗措置となり得ることが██博士より進言されました。財団日本支部理事の承認及び竹垣販売部員の了承をうけ、彼女はレベル0職員として財団に招き入れられました。

人物:身長159cm、体重██kg、標準的な体型の 軽度の肥満体の 標準的な体型の ふくよかな女性です。髪型は基本的に黒髪か茶に染めたのボブカットで、会話には関西弁を用います。性格は、彼女を知る人物からは「極めて社交的」「誰に対しても友好的」「すごく愛想が良い」「おせっかい」「よくアメちゃんくれる」「親戚にこういうおばちゃんいるよね」等と評されます。彼女は現在サイト-81██内購買部に勤務しており、主にサイト内の物資流通管理、物品補充、レジスター係を担当しています。

そのポジティブな性格から、多くの財団職員は彼女に対しておおむね好意的です。しかし彼女の体質により、霊的実体は彼女に対して極めて強い嫌悪感を示します。検査の結果、彼女自身には異常性を有せず、彼女の声、口調、体温、体臭、霊的周波数その他の要素は概ね平常値の範囲内でしたが、それら要素の組み合わせが霊的実体にとって極めて不快感を与えることが確認されています。財団は現在、彼女のこの体質の効果を人工的に40%まで再現することに成功しており、霊的実体に対する任務を行う際、忌避剤として機動部隊に装備させることが検討されています。しかし、彼女の存在そのものが霊的実体にとって一種の脅威であり、オブジェクト指定されている霊的実体の収容に対して抑止力として機能しているため、新たに霊的実体が収容された際、サイト管理官の承認を得た上で、彼女を暫定的な収容プロトコルに組み込むことが認められています。

また、霊的実体が収容違反を起こした際、サイト管理官の承認を得た上、竹垣購買部員に対して暫定的にレベル2クリアランスを付与し、忌避剤として霊的実体の再収容作戦に同行させることが認められています。しかし、彼女の効果はあくまで「忌避剤」に留まるため、霊的実体の接近を100%防げるわけではないことに留意してください。

竹垣購買部員は、一般に「オカルト」「怪談」「ホラー」と称される事象に対して強い興味を抱いており、しばしばサイト内で怪談会を開催していますが、機密情報漏洩の懸念からこれら会合には常に2名以上の起動部隊員が参加し、オブジェクトに関する情報の漏洩が疑われる場合は直ちに鎮圧ガスの使用及び記憶処理の実施が認められています。また、彼女は自身も護符の作成・経文・祝詞の詠唱を習得していると自称しますが、彼女の知識は魔術学・神道・仏教その他宗教学的根拠に欠いており、いかなる効能も認められないことに注意するべきです。

彼女は黒を基調とした服装を好み、また時折、手甲を嵌める、巫女風の衣服を着用する、男性用の和服を着用する、数珠を首から提げる等の常識を欠いた奇抜な装いをすることがありますが、これに対して竹垣販売部員は「この方が拝み屋とか退魔師っぽいやん?」とコメントしています。

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