エリア概要
近隣の異常現象の報告数の増加、及び広域調査におけるヒューム値の有意な変動が観測されています。
エージェントのエリア常駐体制を敷くため、新たにエリア 81KA-B-02に
小規模偽装エリアオフィスを新設します。
完成予定は20██/██/██です。
人事異動
千代巳 フィールドエージェント
(前)サイト-81KA直属フィールドエージェント
⇒ (現)エリア81KA-B-02 主任エリアオフィスエージェント
(併任)桜木エージェントOJT担当
人事異動
桜木 エージェント
(前)エージェント研修生
⇒ (現)エリア81KA-B-02 エリアオフィスエージェント
エージェント千代巳・桜木の異常遭遇記録は、新米フィールドエージェントのエージェント桜木とベテランエージェント千代巳がパトロールを担当する街で起きる小規模な異常、オカルト、怪異を描いたシリーズ物となります。嘆きの水曜日事件が発生し、サイト81-KAが存在する世界線の現代でエージェント達の普段は見れない仕事っぷりを楽しんでいってください。
・登場作品
進路相談
SCP-1730-JP
看板絵、及びキャライメージ画像
作者:魚介類
作中挿絵
作者:irakkk3 ikuragunkan
CC BY-SA 3.0
撮影:20██/██/██
名前: 千代巳 透香 (ちよみ とうか)
役職: エリア-81KA-B-02 主任エリアオフィスエージェント 兼 エージェント・桜木OJT担当
経歴: エージェント・千代巳は██県██ライブハウス内部で発生した異常災害に遭遇し生還した一般人の中の一人であり、該当のライブハウスにおいてパンクバンド████のボーカルとしてライブ演奏を行っていました。災害発生時、エージェント・千代巳はいち早くオブジェクトが異常であることを理解し、性質をある程度予測して適切な客の避難誘導を行っています。その後通報により現場に駆けつけたエージェントからの推薦を受け、高校卒業と同時に職務に就きました。
フィールドエージェントとしての職務の傍ら、千葉国際科学大学で行動心理学を学び、またこのときに綿森博士との交流を持ちました。この関係は現在でも続いており、綿森博士の精神的安定によい影響を与えていると考えられています。
フィールドエージェントとしても多くのオブジェクトの収容に関わっていますが、特に20██年に担当していたエリアで発生したKeterクラスオブジェクト(現在はSCP-███-JPに指定済)の異常災害への対処と初期封じ込めの確立が評価され、サイト管理官直属のフィールドエージェントとして数年間の勤務を実施しました。
本年度はかねてから広域的なヒューム値の変動が注意されていたエリア-81KA-B-02へのエリアオフィス建設に伴い該当エリアオフィスの主任エージェントとして任命され、同時に新人であるエージェント・桜木のOJT担当を兼務しています。
人物: 年齢は31歳で、財団職員としての勤務は13年目になります。長身細身の体格で、ストレートの黒髪を伸ばしています。特徴として、耳、鼻、舌等を飾る大量のピアスがあげられます。これらはパンクバンドのボーカルだった頃から一貫した彼女のファッションです。食べ物は何でも好きですが、特に乳製品に目がなく牛乳を一日に1リットル近く消費するため、彼女のデスクには小型冷蔵庫が備えられ新鮮な牛乳がストックされています。タバコは禁煙中です(エリアオフィスは禁煙です)。
性格はざっくばらんかつ大雑把ですが、勘が鋭く判断力に長けており、これらは彼女がエージェントとして職務を遂行するにあたり強力な武器となっています。また見た目に反して人当たりは良く、非番の際もサイトの交流室に出没したり研究室を訪れたりしているため、違う職務であっても彼女を知る人は多いようです。
戦闘能力としては、格闘には適性がありませんが射撃は平均以上の精度と速度があり一定の評価を得ています。瞬発力の高さと足の速さ、運転技術の高さは非凡であり、これらについては昨年度更新されたエージェント基礎訓練の教本にコラムが掲載されました。
撮影:20██/██/██
名前: 桜木 陽 (さくらぎ よう)
役職: エリア-81KA-B-02 エリアオフィスエージェント
経歴: エージェント・桜木は千葉国際科学大学在学中に、いくつかのテストで非凡な身体能力と高い知能、問題解決能力の高さ等が認められたため財団人事部によるスカウトが行われ、職務に就きました。
その身体能力は主に野球で培われ、高校在学時にはピッチャーとしてチームを初の甲子園に導いています。特に足の速さとスタミナ、バランス感覚に優れ、エージェントとしての初期訓練でも高い成績を残しています。格闘技等の経験は無かったものの、訓練後半には格闘訓練で上位者と互角に戦えるまでになっています。一方、射撃訓練はエージェント平均以下であり、集中力と冷静さにムラがあることが指摘されています。
エージェント訓練を経たのちは身体能力と機転の良さを評価され、エージェント・千代巳の下でOJTに励む中、数件のAnomalousオブジェクトと1件のSafe及びEuclidオブジェクトの収容に関わり、成功させています。
人物: 年齢は23歳で、財団職員としての勤務は1年目になります。平均的な身長と筋肉質な体格で、短い茶髪は針金のようにとがっています。革靴はあまり好まず、動きやすいスーツと大きめのスニーカーを組み合わせていることが多いです。またエージェント支給端末のストラップやキーホルダーのグッズは漫画調の猫の柄のものが多く、猫好きであることが推測されます。
性格は社交的かつ実直で、物おじしません。給料と福利厚生、未知への興味を財団での就職の動機として挙げるなど、現実的な思考とロマンを求める思考が共存しており、これらのバランスの良さがエージェント・桜木の問題解決能力の高さを後押ししているとエージェント・千代巳がOJT報告書で分析しています。
_報告書_
記事 | 評価 | コメント | 作成日時 | 最終コメント日時 |
---|---|---|---|---|
SCP-1062-JP | 356 | 37 | 27 Sep 2020 09:08 | 28 Jun 2022 13:59 |
SCP-507-JP | 149 | 6 | 28 Aug 2019 18:28 | 08 Sep 2019 15:35 |
SCP-1730-JP | 218 | 7 | 06 Apr 2019 11:40 | 02 Mar 2020 17:56 |
SCP-672-JP | 121 | 10 | 30 Dec 2018 22:43 | 04 Oct 2019 09:47 |
SCP-017-JP | 303 | 29 | 17 Oct 2018 11:10 | 23 Sep 2022 07:52 |
SCP-1078-JP | 218 | 4 | 30 Aug 2018 14:34 | 08 Sep 2018 03:30 |
SCP-307-JP | 250 | 10 | 04 Jul 2018 13:03 | 10 Nov 2019 22:13 |
SCP-686-JP | 166 | 12 | 23 Feb 2018 01:27 | 07 Oct 2019 07:27 |
SCP-937-JP | 311 | 11 | 10 Apr 2017 12:44 | 01 Dec 2019 05:05 |
_Tale_
記事 | 評価 | コメント | 作成日時 | 最終コメント日時 |
---|---|---|---|---|
お花見会 | 26 | 1 | 30 Mar 2023 14:40 | 30 Mar 2023 15:11 |
金子です、よろしくお願いします。 | 98 | 7 | 30 Dec 2021 06:37 | 18 Apr 2022 06:27 |
ドアノブ | 155 | 4 | 28 Jul 2021 09:19 | 14 Mar 2022 17:36 |
白線渡り | 119 | 3 | 26 Oct 2020 16:37 | 03 Nov 2020 16:20 |
衛生委員会からの特別放送 | 87 | 4 | 08 Oct 2020 13:44 | 09 Oct 2020 11:02 |
もういいかい? | 137 | 12 | 29 Apr 2020 05:37 | 29 Sep 2020 14:16 |
追加実験 | 114 | 10 | 13 Oct 2019 03:39 | 07 Dec 2019 05:55 |
Shock in 田中先生 | 271 | 19 | 29 Jun 2019 01:56 | 10 Jan 2021 06:12 |
進路相談 | 456 | 12 | 30 Nov 2018 15:44 | 18 Sep 2021 13:30 |
金魚の収容 | 113 | 4 | 15 Sep 2018 23:53 | 29 Sep 2020 14:25 |
_アートワーク_
記事 | 評価 | コメント | 作成日時 | 最終コメント日時 |
---|---|---|---|---|
インタビューのインタビュー (SCP-1375-JP) | 53 | 0 | 25 Sep 2018 11:54 |
_ちょっとした一言_
こちらには著作についての関連する作品やメモ、背景等をちょこっと記載します。
ネタバレばかりになりますので出来れば記事を読んでからお読みください。
初依談です!温めてたネタだったので、1日でプロットから書き上げました。超楽しかった。
梨さんの超怖い本格依談の横に、こういう微怖いぐらいのやつがあっても良いんじゃ無いでしょうか。
とはいえ、梨さん製のものとは語り口や謎の在り方、財団に対する立ち位置なんかで、良い感じに差別化出来たと思います。
大好きな依談ハブの多様性を高める作品になれればと思います。
閉じた部屋が怖いです。
具体的には、観測できない、人が入れそうな空間が怖いです。
ガムテープでぐるぐる巻きになったポスト、今出てきたばかりの部屋、トイレ。
そんな中に、開かずの部屋も含まれます。
観測できない場所では、何が起こっても不思議じゃない。
開かずの部屋を開けたのに、開かずの部屋が開かずの部屋のままだったらどうしよう。
それが僕の恐怖です。
開かずの部屋を開けることで、観測できない開かずの部屋としての属性が消えるのではなく。
開けたことによって、部屋の外側までが「観測できない空間」として再定義されるんじゃないか。
もっと言えば、開かずの部屋を開けたら、自分たちが「観測されない側」に行ってしまうんじゃないか。
開かずの部屋は脳に似ています。他から観測されない、自分だけの場所。
そしてそこでは、何が起こってもおかしく無いのです。
インタビューの真偽は解りません。証人が一人しかいないのだから。
柏木の脳内から、誰にも観測されずに紡ぎだされた言葉が正しい保証など、どこにもありません。
それは、開かずの部屋の中にあるものと同じです。
白沼は、正しく柏木の開かずの部屋を開けたのです。
最近コンテストでしか記事書いてないなぁ、taleが伸びて優しいtale書く人みたいに思われてないかなぁ、そろそろチームコンでまた優しい記事を書くし…と思って、久しぶりにコンテスト作品では無い本気の胸糞記事を書きました。
可愛がっていた末っ子の田宮正志が無惨に殺された時、その死がどう考えても一瞬の救いすら無かったと死体を一目見て分かった時、田宮セツはせめてほかの子供たちは幸せに死ねるようにと願いました。
数十年後の命日にその願いは高次元上位存在に聞き届けられ、一族には幸せのピークがわかる能力と安楽な自殺手段が与えられました。
対価は必要なかったのです。人生のピークで人生を終わらせるという事は即ち、その人の人生の半分以上を貰い受けることができたので。
この一族に限らず、全ての子供の傍らにも、縄がそっと置かれているのです。
世界観は大好きな寺山修司の短歌から連想しました。
いまだ首
吊らざりし縄
たばねられ
背後の壁に
古びつつあり
寺山修司の詩の中で部屋は子宮を意味していることが多いです。
背後の壁に古びつつある縄は、私には胎盤とへその緒に思えました。
この短歌は合唱曲「田園に死す」に収められた短歌の1つで、胎児との会話、その胎児の自殺をテーマにしたオペラを書こうとしていた作曲家の三善晃に寺山修司が送った歌集に収められた一編です。テーマのショッキングさもさることながら、寺山修司の世界観と強烈な短歌の力に魅了されました。
これは子宮内で自殺するか思案している胎児の歌ではないか、と気づいた時、合唱しているのにどうしようもなく気持ちのいい孤独になった気がして、どうにか誰かにこの感覚を伝えたいと思いました。
なのでこの報告書は、構想の最初から胎児が自殺する事が決定事項でした。書きたかったものがしっかり形にできてとても満足です。
テーマは救いです。
無のコンテストにエントリーした記事です。
そこにないものを語る時、何かが消えたのか、実は何も無かったのか、本当の意味で私達にはわかりません。過去改変という概念は恐ろしいもので、記憶やデータすらあてになりません。これと向き合う時、人は必ず「消えたのか」「無かったのか」を問われることになります。
これはメタな話になりますが、記事の自主削除について最近いくらか話題になりました。有名記事のあった番号についての言及や、著名記事が消えたことに関する嘆きの声、憤りの声を聞きました。ですが、私はそれらの記事を読んでいませんでした。僕にとってはそれらの記事は最初から無かったものでした。たとえ読んでいても、今ないものについて我々はなにか語れるのか、と疑問に思いました。
SCP-507-JPは削除された状態で復元され、作中で自主削除されます。本当にこの記事があったことを知り、本当に語れるのは削除した読者、つまり本人だけです。
無いものについて語れるのは、それを無くした人のみです。
過去改編タグは、意図的につけておりません。自由に解釈してください。
テーマは、自主削除です。
前回のトリックスター君の画像を使った記事を書こう書こうと思ってたのですが逃してしまい、
温めていたアイデアになります。2枚目が出てきたのですぐにとりかかったのにこんなに時間がかかった…
トリックスター君は本当に不思議です。怖さとかわいさの中間地点にぽつんといて、生きてるか死んでるかの
間にもいるような気がします。想像力が膨らみます。
芸術作品をモチーフにしたSCPと言えばSCP-173に触れずにいることは出来ません。
JP版の173を書いてみたいと思い、このような形になりました。
異常性も完全に173を意識しています。見ていないと動く173と、動いていないように見える1730-JP。
これにより前者は脅威度の高いオブジェクトになったのに対し、後者は擬態するオブジェクトとなりました。
擬態するなら、どんなことが起きるだろう。擬態をどうやったら見破れるだろう。
浅野さんの作品のように、想像力を掻き立てて本当にいそうなオブジェクトになってくれれば幸いです。
最後の収容記録抜粋1730-JP-8 は2019/4/7(日)です。この日は、茨城のある芸術展に本当に
SCP-1730-JPが迷い込み、偶然見学していた私達はたくさん写真を撮ってしまいました。
勿論、記憶処理済です。
テーマは「このへんないきものは、まだ日本にいるのです。たぶん。」です。
トトロのキャッチコピーですね。
CC BY-SA 3.0の釘の画像が無い、なんてことありますかね…!
画像が見つかったら貼り付けたいです。
棍棒コンということで、結構これまで書いてきたやつも棍棒っぽいものだったので、
より棍棒らしい何かを書こうとした記事になります。
あんまり異常な事が起きない、ただ物理的な、想像しやすい痛みのみで悲惨さとエグさを出そうとしました。
おいしく頂けましたでしょうか?
Twitterでエゴサすると、途中でDクラスの生存をあきらめて観察に入り始めるところにエモを感じた方が居て、
そうそう、それがこの記事のおいしい部分だよ…とニッコリしていました。
特にこれは裏話とかはないのですが、事前に色々考えてたものの大部分をそぎ落とした気がします。
最初は機動部隊が製糸工場に突入して、被害者がカイコみたいに紐状にはぎとられてるところを目撃し、
その紐をたどっていくと自分たちが踏んでいる絨毯に繋がってた、というオチにしようと思ってました。
結構お気に入りです。
テーマは「剥ぐ」です。
子供の頃の給食の余ったデザートジャンケンはとても強く思い出に残っています。みかんゼリーが人気だったのですが、私はひねくれた子供だったのでゼリージャンケンに皆が気を取られている間に牛乳ジャンケンをしてしまえばほとんど不戦勝で牛乳を飲めることに気付きました。私は自らみかんゼリージャンケン大会の開催を宣言した後、それをコッソリ抜けて同時に一人で牛乳ジャンケン大会を開催し、毎日2パックの牛乳を飲むような子供でした。
たいてい、ゼリージャンケンは全然決まりませんでした。これはどこかで読みましたが、5、6人以上になると極端にジャンケンは決まりづらくなるという確率的な理由によるもので、これがもとで「すぐに決まるもう一つの手があればいいじゃん」と考えつきました。そう、ナーです。
非公式交流チャットにおいて、深夜テンションで上記のジャンケンについて話した結果、たくさんのアイデアを頂き、このオブジェクトができました。このオブジェクトは当時会話に参加していた10人弱の共著のようなものです。本当にありがとうございました。
オブジェクトとしてのナーは爽やかさを出していますが、例えば「権利」をかけたジャンケンはどうなるのか、「人」をかけたジャンケンはどうなるか、巨大なものをかけたら巨大隕石衝突の原因になるんじゃないか、等不穏な部分は多々あります。数十憶km先のカイパーベルト帯域、そこに何があるのかは謎のままです。
「もう生贄は良い」とその村の人々は高次元上位存在に告げられました。
"そんなことをしても意味はない、これからは私のいる場所へ直接生贄を送るのだ"、と。
"若い世代は生贄などという風習に従わないだろう。遊びの祭りの婿決めとでも言えば良い。"
"勝ったものがあの娘を手に入れられるのだとでも言え。どんな「手」を使ってでも。"
婿決め大会に残った最後の若者二人は美しい娘を手に入れるため、何としてでも勝とうとして…
二人とも、「南無」を出しました。
こうして誰も疑問に思うことなく、生贄は勝者の元へ無事に届けられました。
テーマは「童心」です。
人間ムカデワルコン18に提出しました。
電源を切ろうとすると命乞いをするロボットは、電源を切りづらい、という話題がありました。
これを聞いて、映画イノセンスの好きなフレーズである「鳥の血に悲しめど、魚の血に悲しまず。声あるものは幸いなり」を思い出しました。
声があることは大きな共感の要因になっている、と感じました。では共感する要因を一つずつ省いていけば、
どの段階からそれに対する共感を失うのだろう、と思いました。
イルカを殺しちゃいけないのはイルカが賢いから、という話を思い出して、「知能」。
魚の活け造りは痛覚が無いから良いんだ、いや実はある、などの議論を思い出して「痛覚」。
最期に不気味の谷の話から、「外見」。
「声」と併せたこれら四要素を省けば全く共感できない生物が出来上がると思いました。
こいつの進化のどの段階で不快感や怖さを感じたかを思い出してもらえれば、そこで追加されていた要素があなたが可哀そうな何かに共感する要素です。
テーマは「罪悪感」です。
高見順の「黒板」という詩が好きです。
黒板をサっと消して、「それじゃ、諸君」と言って立ち去る英語教師。
そんな風にこの世を去りたい、という内容です。
こんな感じの報告書が欲しいなぁと思い、カッコいい博士がカッコいい最後を迎えるところから考えました。
外側から観測できない時間ループの中で一人戦った博士のカッコよさを感じ取って頂ければ嬉しいです。
これから書くある報告書の前提になっています。2部作予定なのです。
夢を追いかけて、何も残らなかったバンドマンは、自殺寸前に高次元上位存在と交信します。
かなえたかった願いは「人生をやり直したい」こと。
かなえられた願いは、「ここから人生を何度でもやり直せる」こと。
ビルから落下途中だった彼は地面までの数秒間をこれまでの人生以上にやり直しました。
CDの持ち主が変更されたのは高次元上位存在の仕業です。
テーマは「矜持」です。
未だにタイトルを「初見殺し」にするべきだったか悩んでいます。とてもエゴサしづらい
予想の3倍以上伸びてびっくりしました。
実験記録の羅列の分量が多いことと、最後の追加実験から意味が読み取れない可能性を危惧していたからです。
焼き印から一旦図形に注目させ、その後もう一度焼き印側に注目を戻す構造は上手いことできたようです。
神様はもっと神様らしくしようかなとも思いましたが、怪奇SFに登場する高次元存在なのでもっと現代風かつ軸がおかしいしゃべり方をさせようと思いました。いい感じじゃないかなと思います。
ある資産家は死ぬことを恐れて高次元上位存在を呼び出しました。
それは寿命を延ばすことは出来ないが、決して傷つかない体にすることは出来ると言います。
死ぬときは不運でなく、神の定めによってのみ死ぬのだ、と。
喜んで金持ちはその図形を体に刻みました。
彼の大きな誤算は、その存在が自身こそ「神」と考えていたことでした。
テーマは「理不尽」です。
クソレコード記念すべき処女作。新人コンテストに提出しました。結果は5位でした。健闘…!
様々な方の意見を貰い、とても良い作品に出来たと思います。
快不快の実験表には自分の好きなものや嫌いなものを紛れ込ませました。
きゅうりが大嫌いだったのです。味が水っぽくて嫌いです。奴は栄養価最低の野菜としてギネスに載っていますし成分は水とビタミンCしかありません。ビタミンCですよ。今時お茶の保存料でアホ程摂取出来ますし、しかもキュウリは炒めるとビタミンCの吸収を阻害する物質を生成するんです。食べる必要無いです。何で未だにこんなに使われてるんです?そして好物はびっくりドンキーのメリーゴーランドパフェなのです。底にある白玉がたまんねぇですよね。ある人が吸っていたマルボロメンソールの香りが忘れられません。スーパー大便ゾーンは軽いジョークです。娘のハンバーグは手作りなのかどうなのか、これも突っ込みどころだったので色々反応貰えて楽しかったです。
英雄譚に取り込まれたエージェントが937-JPに影響を受けていて、嬉々として死にまくるというTaleを書きたいな。
ある音楽家が啓蒙され自身は恵まれていると理解し、
救われない者を救う音楽を追い求めました。
しかしそんなものは存在せず、また平凡な音楽家であった彼には作れませんでした。
彼は高次元上位存在に頼ろうとしました。
高次元存在は彼の言う通り、救われない者を救える音楽を作りました。
対価は彼自身の断末魔でした。
レコードが記録しているのは彼の最期の30分間です。
テーマは「幸福」です。
エージェント千代巳、桜木メインのTale3作目です。ちいさなざいだんカノンの世界観として、等身大のエージェントの活躍をもう一度書き直す意味も込めて作成しました。
結果、構成等色々褒めて貰えてとても嬉しかったです。
今回ももういいかいと同じくどう異常存在と戦うかという見せ場を作りました。
前回よりも物理的で死者の発生する異常との相対はハラハラ感を増していたでしょうか…?
異常性攻略部分はJOJOのスタンドバトルの構成を参考にして書いています。
異常性の予想、予想を超える攻撃、陥るピンチ、光る機転、攻略の流れは、やはり王道で面白いですね。
この話で桜木は一生モノの疵を負いましたが、これで先の話を展開できるようになりました。
千代巳のピアスの意味、ちいさなざいだんカノンにおける現実改変の攻略方法等、まだまだ書きたいことはいっぱいあるので、時間を見つけてシリーズは進めていくつもりです。
ちいさなざいだんカノン作成のため、チムコンに出したTaleになります。元Dクラスの再就職、異能持ちとして生きていく事、第二の人生の謳歌方法、ちいさなざいだんの雰囲気等、多くの要素を詰め込んだコメディっぽいTaleとなりました。ゴキブリ感覚を持った油山さんというキャラ、元ネタの報告書を読んだ時からこのDクラスはどうやって生きていくんだろうと考えて作り出したものになります。進路相談では学校用務員として登場していますが、アレも彼の解法後の職務の一つでした。
またちいさなざいだん世界を描くときには出てくるキャラかもしれません。
エージェント千代巳、桜木メインのTale2作目です。これを機にこのシリーズをエージェント千代巳・桜木の異常遭遇記録としてまとめました。
ちょっと前にマグネットマクロリンクという小説投稿サイトにてSCPコンテストが開催されていたので、そちらに出展させて頂いた作品を逆輸入しました。コンテストではEuclid賞を頂いたので、記念にikuragunkanさんに素敵な挿絵を依頼して、こちらに投稿する際には使わせて頂きました。
Taleに挿絵、良いですね…これからも積極的に挿絵を入れていこうと思います。
もういいかい、はAnomalousにも面倒な異常性がある話をテーマにしようと思って描きました。ハラハラしていただければ嬉しいですね!
次はVS現実改変者を書く予定です。
Pagemaさんが最高の記事([scp-1571-jp])を出してくれたので、読んでから3時間程で勢いで書いちゃいました。もうほんとくだらない(誉め言葉)記事だったので、くだらないオブジェクトに関わった自キャラ([scp-017-jp])を再登場させて、財団の日常を描きつつ「その後」を想像して書いてみました。
元記事におんぶにだっこですが、世界観を広げる一つの解釈として読んでいただければと思います。
関係各所(主にKanKanさん)には許可を取って書きました。僕は無実です。
日本支部でSCP-V1L3-Jの実験記録作ったら盛り上がりそうな人たくさんいるよなぁと思って書きました。
みんな軽率にひどいクロステストをすればいいと思う
1200字コン提出作品ですが、1200字だといつものような話は絶対かけないなと思ってネタに走りました。田中先生の絡ませ方とか原作リスペクト部分など、色々工夫は凝らせたのでお気楽に楽しんでいただけると幸いです。
個人的には幸せそうな田中先生が見れてよかったという感想が一番うれしく面白かったです。
テーマは「なんでも書きようによってはエロくなるよね」です。馬鹿か。
SCP-544-JP 孤独な放送室 の後日譚として書きました。
財団に救出された子供たちがどのように過ごしているのかを考えていたのですが、ふと「そういえば放送室のDクラスを一人だけ覚えている人物がいるのでは」と思いつき、彼女のその後を想像してみました。
時系列等で無理が無いよう、また齟齬が無いように何度も原作を読み直し、そのたびにUVしたい気持ちでした。
名作やで…
チョミは彼女の先輩にあたることにしました。早い者勝ちです。
SCP-014-JP-EXの彼女のその後も気になりますねぇ…
人事ファイルの記念に書きました。
財団の休憩室で博士がまったりしている、というイメージを持っていたのですが、その休憩室のコーヒーを補充しているのは誰なんだ?という疑問がわいたのです。
博士や研究員、エージェント以外にも様々な人が、例えば自販機のジュースを運んで補充する人も財団の運営に関わって、秘密を守りながら暮らしているなら、完璧じゃないし、有能じゃなくても、完璧であろうとし、世界を守るちょっとした手助けをしている人たちが無数にいるんだと思いました。
財団の世界はもっと掘り下げて、身近なものに出来るんじゃないかと思って書きました。
いつものように報告書の説明文で、エージェントがオブジェクトと接触、確保と書かれるほんのちょっぴりの部分を妄想しまくったので、是非現場エージェントの活躍にわくわくして読んでください。
千代巳と桜木はまた書きたいです。
これに関してはもう、記事を読んで欲しいとしか言えないです。本当に素晴らしい記事をありがとうございます。
既にインタビューが脚本と言って良いレベルで練られており、とてもスムーズに演技して再現映像を作成できました。
種井博士を演じてくれたおかんさんとはいつも何か楽しいことをするときに集っている気がします。
いつもは二人で歌ったりしているのですが、今回はおかんさんの領域である演劇分野に私が一歩お邪魔して、
一緒に作りたいものを作ることが出来ました。幸せ!
また何かしら、再現映像を作ろうと思います。
実はリクエスト、お待ちしています。
_その他の活動_
Twitter:https://twitter.com/jumpfanatic
Twitterでは下書き批評やアドバイスなど受け付けています!
書き方が解らない等の相談も受けられますのでお気軽にどうぞ!