氏名: 賀茂川 静流(かもがわ しずる)
セキュリティクリアランスレベル: 1(職務上必要な場合、レベル2もしくは3が臨時に交付されます)
職務: サイト-81██および81██におけるSCPオブジェクト等の被害者・被験者のメンタルセラピー、職員のカウンセリングおよび健康相談、託児所の健康診断
所在: サイト-81██のカウンセリング室。後述の理由から室内に特注の居住スペースを設置し、そこでの居住が認められています。
資格: 医師免許(主に精神科、内科、小児科を専門としている)
人物、来歴: 19██年9月██日生まれ、年齢不詳(外見は30歳前後)、女性。身長17█mm、体重6█g。以前は蒐集院において医務官を務めていました1が、蒐集院解体後は財団に編入、以後は主にメンタルセラピーおよびカウンセリングを担当しています。身体上の理由から、現在は医師としての職務はほとんど行っていませんが、状況によって他の医師のサポート役を務めることはあります。職務中は白衣を着用していますが、プライベートにおいては和服(主に寒色系統)を好んで着用しているようです。
賀茂川カウンセラーが現在のような身体になった原因は、蒐集院解体時の内紛に巻き込まれた際、過激派勢力によって使用された未収容オブジェクトの効果と考えられていますが、本人および関係者が多くを語ろうとしないため詳細は不明です。
性格はやや楽天的もしくは暢気と評されることが多く、普段はゆったりとした口調で話しますが、メンタルセラピーにおいてはこういった言動が相手をリラックスさせる効果を持つようです。また、自他共に認める子供好き・動物好きであり、危険を顧みずサイト内で飼われている動物や託児所の子供とコミュニケーションを取ろうとする姿が時折見られます。
上記のように、賀茂川カウンセラーは通常は温厚で落ち着いた振る舞いを見せますが、宴席などで飲酒を行った際は、その分量によって奇矯な言動を見せることがあります。
・250ml ― 感情が昂ぶり、ちょっとした事で哄笑もしくは号泣を始めます。これらは通常10秒前後で治まります。
・400ml ― その場で宙返りやバレエの高速回転のような軽業的動作、あるいは能楽の伊り歩く動作などを行います。これらは周囲の人間に力ずくで止められるまで続きます。
・700ml ― 周囲の人間の衣服内に潜り込もうとします。侵入可能な衣服を着用していれば対象の年齢・性別は問いません。
・980ml ― その場で睡眠を始めます。検査の結果、この時のヒプノグラムは通常の約3分の1の周期で移行していることがわかっています。
この閾値は摂取した酒類のアルコール含有量に関わらずほぼ一定です。最初の閾値の時点で本人の体積をはるかに上回る量を摂取していることになりますが、これに関する原理は今のところ不明です。なおアルコール分を含まない飲食物に関しては、体格に見合った量しか摂取出来ないことが判明しています。また、これらの奇行に関する記憶は本人にも残っており、そのため宴席以外での飲酒は好まない傾向があります。
賀茂川カウンセラーに関する注意事項:
・賀茂川カウンセラーがSCP-335-JPに暴露しようとすることは許可されません。
・それが安全な移動手段になり得る事も、絵面的にちょっと見てみたいのも認めますが、駄目です。
・子供たちに手作りの「家」をプレゼントされたからといって、それに住もうとするのはやめてください。さすがに無理です。
・賀茂川カウンセラーは「犬や猫は肉食動物である」という事実をもっと真剣に受け止めた上で行動してください。
中の人による報告書リスト
SCP-JP:
- SCP-208-JP (評価: 3)
- SCP-630-JP (評価: 146)
- SCP-898-JP (評価: 117)
- SCP-923-JP (評価: 73)