1993年、SFCで発売された『竜の戦士』に端を発するカプコン製RPG。
ドラゴンに変身できる主人公リュウ、背に翼を持つ少女ニーナというシリーズ通して名と特徴が共通する二人を中心にした冒険物語です。
仲間にできる顔ぶれの大半が半獣半人なのが大きな特徴。犬や狼の頭の狩人、魚の顔の強欲商人、下半身蛇の美貌の大魔法使い、虎の耳と尾を持つ老若男女の戦士たちなどなど。見た目は普通の人間のヤツでも変身できるか合体できる。
往々にして大きな戦乱や陰謀が旅の背景にあり、しばしば主人公や仲間たちの大切な人が容赦なく悲惨な目に遭わされるのもまた特徴という困ったゲーム。4が特に演出面でもおつらい。
概ね世界を思うままに操ろう・保護してやろうとする意志と対決し、もしくは世界を保全する機構を否定し、箱庭を破壊して未来の定かならぬ外へと出ていく物語になります。このゲームに財団があったら打破すべきラスボスに据えられる。
1・2はSFCソフト、のちにGBAに移植。3はPS及びPSP移植、4はPS、5はPS2でプレイ可能。
1と2は今はNintendo Switch Onlineに加入すればSwitchでも遊べるそうですよ。
6?6はねぇ、ブラウザゲーだったんだけどろくにプレイできなくて、案外面白いのかやっぱりアカンかったのかの感想を持てるよりも先にあっさりとサービス終了しちゃってねぇ…
公式のポータルサイトとかもあります。2016年以降動いとらんようだけど資料としては十二分。→https://www.capcom-s.jp/bof/
ヴァルキリープロファイルは全然関係ないです。
1992年発売のSFC用RPG。
繊細な線と色合いで描かれたコンセプトイラストとそれを反映したゲーム内の淡い色使い、様々な外見上の特徴を有した10の種族のデザイン、ヴィジュアル面での魅力がまず大きなゲーム。
後でちゃんと書きます。
前述のレナスでシナリオ及びディレクターを担当した柴尾英令氏が原案を担当した、1998年のPS用RPG。
なのでレナスと同じ名前のキャラが複数いたりする。
後でちゃんと書きます。
タイトーの縦STGの代表格、レイシリーズの3作目。
シリーズ最後の作品ですが、物語の内容は初代であるレイフォースの前。
今ならスマホ用アプリで遊べます。まあスマホでやるのはだいぶ難しい気もするが…
システム的なことはググってもらった方が早くて正確なのでここでは割愛します。シリーズ恒例の美しい曲線を描いて飛ぶロックオンレーザーは健在。
極度に発展を遂げながらも、それに伴う地球人口問題を解決できずにいた機械文明。
その繁栄を担う巨大コンピューターネットワークCon-humanの、惑星全てを機械化し、人類の意識を機械内に取り込むことを解決策とする狂った結論。
Con-human内に最初に取り込まれたクローン体・ドナの意識を追って自らもネットワークにダイブしたレスリー・マクガイア博士の駆る機体を操作して、ネットワーク世界を飛翔していきます。
惑星全土で行われた大虐殺に、かろうじて僅かな人数の宇宙脱出を可能にした隙を生み出すことができたのがこのレイクライシスにおける戦果であり、その果てに1作目のレイフォースがあり、人類の最後の反抗――完全機械化した地球ごとCon-humanを破壊するオペレーションへ繋がった、という筋書きです。
あんまインカムよくなかったとか仕様が攻めすぎとか画面が見づらいとかいろいろ言われてる感じはあるけど、ボスの登場演出とかレーザー軌道予告演出とかめっちゃイカす部分もいっぱいある。
レーザー予告は後発ゲームにも結構あるもんな…かっけぇもんなアレ…
レイシリーズ全体に漂う救いのなさあるいは滅びの美学みたいなのももちろん魅力なんですけどね!
曲が最高なんですよ曲が!
ステージ1から4までランダムに選ばれた1つの曲がぶっ通しでかかるという挑戦的な仕様の為、長さが10~15分くらいある曲が4つあるというヤベェゲームだが全部名曲なんですよ。
今ならSpotifyで配信されているので、使ってる人は手軽に聞いてほしい。いい時代になったもんだ。
一番オススメなのは『ラベンダーの咲く庭』です。14分弱ある。14分弱たっぷり浸れるということです。
https://open.spotify.com/track/1SB2mzQp2Iilww745ol8S8?si=CRM5EyS3QrCalA-RWCimTw
また曲のタイトルがいいんですねー!『女の子にはセンチメンタルなんて感情はない』とかどうですか!このプレイヤーの情緒なんぞ突き放す感じ!
エンディングの曲が『童話の消えた森』なのもすごくグッと来ますね…もう優しい幻想を受け止めてくれる星は無いんですよ。バッドエンドだろうがトゥルーエンドだろうが人類であったものの居場所は地球には残されないのです。
ちゃんと曲買いたいという気持ちにもしもなったら、ZUNTATAの曲はiTunesで配信されてますのでそちらをどうぞ。どちゃめちゃ古いタイトルのサントラもいっぱい取り揃えられている。いい時代になったもんだ。
わしが説明せんでも有名なのでは、と思うのですが後でちゃんと書きます。
タイトー製の、横スクロールSTG御三家のひとつとまで言われる有名タイトル。
https://darius.jp/
宇宙の侵略軍団ベルサーから惑星ダライアスを守るために出撃する戦闘機、シルバーホークを操作して戦います。ベルサーと惑星ダライアスじゃないこともある。
最大の特徴はやはり多様な水棲生物をモチーフにしたボス戦艦でしょう。シリーズの顔であるシーラカンス型のフォスルシリーズとマッコウクジラ型のグレートシング、ピラニア型のグラトンシリーズ、オニキンメのゴールデンオーガ、イソギンチャク、エンゼルフィッシュ、ヤドカリ、タカアシガニ、アオミノウミウシ、シャコ、デメニギス、リュウグウノツカイ、アノマロカリス、アジの開き…アジの開き??
おかげでファンになると水族館を始めとした魚の多い場所に行くたびにダライアスを思い出してしまう羽目になる。グラブルが様子のおかしい巨大海産物を出してくるたび「ダライアスコラボか?」とか言うようになる。煉獄カツウォヌスはビーム出してきたしほとんどダライアスだよ。
各ボス撃破ごとに進行するルートを選択することになり、それによってステージやボスは勿論、エンディングも変化します。
STGにはよくあることなんだけどダライアスも膨大な敵軍に対してたった2機で挑むことしばしばなので、パイロットは結構死ぬ。惑星も爆発する。前タブのレイシリーズもだけどタイトーはよく母星割る。夢オチもある。
一時期はSTGも衰退期だの死だの化石だの言いたい放題言われてたりもしましたが、そんな風潮の中12年ぶりの新作としてPSP用ソフト『ダライアスバースト』をリリースしたり、その後それを横長モニタと振動座席が特徴的な専用筐体まで引っ提げてゲーセンに復帰させたド根性タイトル。Kiryuもバーストからのプレイヤーです。
タイトーSTGなので当然サウンドを担当するのはZUNTATA。カッコいい曲の展開にゲーム上の演出を合わせるスタイルも魅力。
外伝のVISIONNERZでZUNTATAサウンドに惚れ込んだのですが、実際プレイヤーになってから一番大好きになったのはバーストのThe world of spiritです。たった2機での戦いの最終局面を彩る、決して絶望的ではない力強さと美しさを併せ持った壮大な曲。
勿論配信されている。いい時代になったもんだ。
すごい横道な話なのですが、ダライアスのタイトルをきちんと認識したのは同社のアーケード用カードゲーム『悠久の車輪』からです。
どん詰まりの寂寥感を是非とも味わってほしい。
後でちゃんと書きます。
RPGツクール製PC用フリーゲーム。
https://www.freem.ne.jp/win/game/2037
マップ上のポイントを調べることでイベントや戦闘が発生し、進行していくゲームブックのようなダンジョン探索ゲー。
ある夜、自分を呼ぶ声に目を覚ました主人公が見つけた洞窟、そこに秘められていた古代王国の遺跡を探検していく物語です。主人公は領主の嫡子・魔法使いの弟子・盗賊の遺児・神殿に拾われた孤児の4パターンの来歴から選択。物語の基本的なラインは同じなのだけれども、それぞれの視点が異なる感じ。
挿絵と音楽の巧みな使い方、何より描写力の非常に優れた文章による臨場感溢れる演出が秀逸。
ラストダンジョンの盛り上がりがひときわ熱く、是非とも体感してほしい。
巨人の塔の最上部で聞かされる謎かけの文章が、程よく答えの察しがつく言葉選びと比喩としての素晴らしさが組み合わさって一際美しいんだ…
元マイルストーン、元クロン、現RS34による3DS用STG。DL販売あります。
https://www.nintendo.co.jp/titles/50010000019133
前作Karousのストーリーの前日譚、前作で4面ボスを務めたフロンとタリスの姉妹が主人公。
端的に言えば、過酷な人体実験の日々からの逃亡の物語です。前作時点ではもはや取り返しがつかないほど心身ともに擦り減らし、疲れ切っていた様子で主人公のカラスの行く手を遮っていた二人ですが、この作品時点ではまだちょっと健康。グッドエンドなら穏やかで幸せな夢だって見られる。
一般的な縦STGと同様道中とボスという構成だった前作とは違い、様々なクリア条件の設定された短いステージをいくつもこなしていくタイプのゲームになっています。短さゆえに各ステージ・ボスに再チャレンジがしやすく、だいたいのSTG2面ですぐ死ぬマンのKiryuも地道にプレイを重ねて見事2種類のエンディングを見ることができるほどの親しみやすさ。
舞台やキャラクター設定はダウナーな苦しみを抱えていて親しみやすくない。退廃的で薄暗い景色を陰鬱で綺麗な、あるいはクールで不穏なドラムンベース中心の楽曲が飾ります。K.h.d.n.の曲はいいぞ。サントラも出てる。ポップでキャッチーなんだけどどこかつっけんどんなラジルギの楽曲ならSpotifyにもあるから試しに聞いといてほしい。
あわよくば前作カラスのサントラも奇跡的に再販される可能性が出るくらいに再生数上げてってほしい。買えてねーのよ…
カラスBORサントラ→https://rs34.fashionstore.jp/items/19992207
Spotify内k.h.d.n.ページ→https://open.spotify.com/artist/6yhgXdcBoVXlUg5sRE7d0r?si=9ARYOnjZQu-RVGm2cAOjaA
これはただの自慢なのですが、パッケージ版の発売3日前に全く偶然に見たゲーム雑誌でこのゲームが出ることを知り、その場で大慌てで予約をして無事に特典CDを手に入れた経験があります。
普段あんまり情報を仕入れる努力をしてないのだけど、結構作品の方から「出るで!」と呼んでもらえることがあるのだ。いいだろ。