2020年10月28日に発生した収容違反において当該人事ファイルの職員は死亡しました。
当人物に関連した書類は全てアーカイブ化され、更なる加筆、修正は一切禁止されます。
那賀博士による橋ヶ谷研究員のスケッチ
なんか人相悪くないですか?-橋ヶ谷研究員
氏名: 橋ヶ谷 勇人(はしがや ゆうと)
セキュリティクリアランス: 2
業務: 生物系オブジェクトの研究、報告書の作成 サイト-81██内の業務全般の補佐
所在: サイト-81██ 生物研究部門
人物: 橋ヶ谷研究員は、1996年2月27日生まれ、身長185cm、体重73kgの男性です。特徴として、一年中パーカーを着用しており、自身の顔を見られることを非常に嫌っているため、常にフードを被っています。
橋ヶ谷研究員は雇用される以前までは███大学にて生物学を専攻していましたが、2018年█月██日に発生したSCP-████-JPの収容違反の際、オブジェクトに遭遇し異常性に曝露。身体の複数個所(骨格、一部臓器等)がその場に居合わせた黒柴のものに置換されました。オブジェクト再収容後、橋ヶ谷研究員は一時的にSCP-████-JP-A-5に指定されましたが、外見以外の異常性が確認されず、財団に対して協力的であったことからオブジェクト指定を解除され、研究員として雇用されました。
雇用されてから半年後、研究部門内にて、橋ヶ谷研究員に対するいじめがあったことが判明しました。首謀者であった███上級研究員は、これに対しインタビューにて「異常性を有する人物と共に研究することなどできない」と答え、いじめを行った職員全員が同様の理由を述べました。いじめに関わった人物には、全員解雇/降格処分が行われました。これ以降、橋ヶ谷研究員は人間に対して強い恐怖心を抱くようになり、業務上必要となった場合以外で会話を行うことはほとんどありません。しかし、橋ヶ谷研究員同様、何らかの異常性を有している人物とは問題なく会話を行います。
あの…どうして私とはお話ししてくれるんですか?橋ヶ谷さん、あまり人と話してるところを見かけないので…。-那賀博士
あー……まぁ、その…あれです。僕が勝手に親近感とか仲間意識を持っちゃってるだけです。-橋ヶ谷研究員
……?[首をかしげる]-那賀博士
橋ヶ谷研究員は自分に行える業務であれば、自他の物問行おうとします。そのため、サイト内では度々休憩室や食堂で倒れている橋ヶ谷研究員が発見されています。また、休日はほとんど自室から出ることはなく、趣味であるゲームを一日中プレイしています。そして、整頓能力が少々かなり欠落しているため、自室には常に物が散乱しています。
橋ヶ谷研究員は元々大の犬好きであったため、異常性によって変化した自身の外見を非常に気に入っており、鏡で自分の顔を眺めていたり、尻尾を抱き枕のようにして抱いていることろがしばしば目撃されます。またそのためか、一般的に「もふもふ」と称される感触を非常に好むため、部屋にはぬいぐるみやクッションなどが大量に置かれています。
はーーーーー、癒されるぅ…もふもふ… -橋ヶ谷研究員
はぁ…ほんと、ここは居心地がいいなぁ -エージェント・宇羅飯
てか、宇羅飯さんこんなところにいていいんですか?今日休日じゃないでしょう? 橋ヶ谷研究員
あー…うん。なんかめんどくさくなっちゃって…いつも頑張ってる自分のご褒美みたいな? -エージェント・宇羅飯
なんですかそれ…。まぁ僕は構いませんけど、汚したりしないでくださいね?
そりゃあもちろん、人のものを汚したりはしないさ。 -エージェント・宇羅飯
あー!やーッと見つけた宇羅飯君!こんなとこで仕事さぼってたのね! -那賀博士
げぇっ!那賀博士!なんでここが!? -エージェント・宇羅飯
あなたが行きそうなところなんて大体想像がつくわよ!で、今朝お願いした仕事は終わったの? -那賀博士
え?あ、いやー…その……あはは。 -エージェント・宇羅飯
………わかりました。仕方ありませんね。今から私の部屋で一緒に仕事しましょうか。勿論、休みは無しで -那賀博士
や、休みなし!?そんな満面の笑みで言われるとすごい怖いっていうか痛たたたたた!待って!そんなに尻尾で締め付けないで!折れる!あばら折れちゃう! -エージェント・宇羅飯
ささ、行きましょうね。あぁそれと、橋ヶ谷さん? -那賀博士
は、はいっ!なんでしょうか! -橋ヶ谷研究員
あんまりこの人を甘やかしちゃだめですよ?ね? -那賀博士
は、はい!すいませんでした! -橋ヶ谷研究員
い、嫌だ!橋ヶ谷君!助けて!取って食われる!いやあぁぁぁぁぁ…[那賀博士の自室に連行される。]
……蛇にらみって、あれのことを言うんだろうなぁ…。 -橋ヶ谷研究員
氏名: 那賀 智美(なが さとみ)
セキュリティクリアランス: 3
業務: 生物系オブジェクトの管理及び研究
人物: 那賀博士は19██年4月18日生まれ、体長2,5m、体重85kgの女性です。おしとやかな性格で、誰にでも明るく接しますが、非常に口下手なため会話が途切れやすく、しばしば気まずい雰囲気になることがあります。
那賀博士の下半身は、種類不明の蛇のものに置換されており、それにより一部生活習慣が蛇のものに類似したものとなっています。
那賀博士は、以前より財団にマークされていたPoI-81████の施設に機動部隊が突入した際、鎖で柱につながれ、衰弱した状態で発見されました。その後に行われた調査により、那賀博士は22歳の時に失踪し、7年後に両親によって死亡届が提出されています。
それって、ご両親は諦めてたってことですよね…。他人の僕が言うのもあれですけど、ちょっと残酷な気がします…。-███研究員
あはは…。まぁ、元々両親と仲良くなかったですし、一人暮らし始めてから援助も一切受けてませんでしたから、かえって清々してます。-那賀博士
那賀博士の体温は、ある程度は一定の値を保ちますが、外気温の影響をある程度受けるため、体温が低下するとほとんど活動せず、冬眠状態に入ろうとします。そのため、那賀博士の自室および担当している研究棟の気温は、常に25度以上を保つように設定されています。
あの…博士、いくら朝は冷えるからって僕の布団に潜り込んで巻き付くのいい加減やめてもらえませんか…?くすぐったいですし、結構苦しいんですけど…。-橋ヶ谷研究員
んぅ…もふもふ…。あと10分……そしたら離れますから…。-那賀博士
[ため息] あと10分だけですよ?そしたらほんとに起こしますからね?-橋ヶ谷研究員
ふあぁい……。-那賀博士
那賀博士は年に二度、下半身の脱皮を行います。脱皮後の皮は、運気向上の御守になると一部職員の間で噂されていますが、脱皮後、皮はすぐに焼却処分されるため詳細は判明していません。また、那賀博士は自身の皮をその様に扱われることを非常に嫌っています。
当たり前ですよ。自分の身体だったものをお守りとか言って持ってる人がいたらどうお思います?爪とか垢とほとんど変わらないようなものなんですよ?-那賀博士
氏名: 宇羅飯 修也(うらめし しゅうや)
セキュリティクリアランス: 2
業務: 霊的実体の確保および収容 異常存在による事故現場での霊的実体の有無の確認、霊的実体へのインタビュー陰陽師 霊媒師 除霊士 死神代行 クッキングパパ
人物: エージェント・宇羅飯は、身長174cm、体重67kgの男性です。10歳の時から聴覚障害を患っており、現在は両耳とも聴力が完全に失われています。コミュニケーションにおいては読唇術を独学で習得しており、発音もほぼ問題なく行うことが可能です。
なんで読唇術を?普通手話じゃないんですか? -███研究員
いやぁ、わざわざ1から新しく覚えるって面倒じゃないですか?一応喋れはするんですから、その方が手っ取り早いし、動作で表すのって伝わりにくいじゃないですか。 -エージェント・宇羅飯
エージェント・宇羅飯は非常に温厚な性格であり、どの職員に対しても明るく接しますが、時折非常に無気力になります。そのため、エージェント・宇羅飯に職務の手伝いや補佐を依頼することは推奨されていません。
宇羅飯君。ちょっとすまないけど、この書類の整理をお願いしてもらってもいいかね? -█████博士
わかりました!さっそくやってきます。
[2時間後]
あー……宇羅飯君?書類の整理はどうしたんだい? -█████博士
あー……すいません。なんか面倒になっちゃって。これの周回が終わって、やる気が出たらやっときます。 -エージェント・宇羅飯
エージェント・宇羅飯は、幼少期から、一般的に「霊感」と呼ばれる感覚が非常に強く、聴力を失って以降、よりその感覚が鋭敏になっています。また、霊的実体に接触することが可能であり、これまでに計268体の霊的実体の捕獲に単独で成功しています。
元々、エージェント・宇羅飯は財団フロント企業に雇用されていましたが、上司が体調不良を訴えた際、その原因が上司に憑りついている霊的実体の仕業であると話し、捕獲。それを上司が知り合いの財団エージェントに相談したことで能力が発覚。後日さらに計3体の霊的実体を捕獲したことでその能力が認められ、財団に雇用されました。エージェント・宇羅飯により、収容違反により発生した死者へのインタビューが可能となり、インシデント時のより詳細な情報の入手が可能となりました。
これまでに、エージェント・宇羅飯がオブジェクトに曝露したという事実は存在せず、本人もこの能力に関して「小さい頃からの体質」と説明しています。
声とか聴こえるわけじゃないんでしょ? -エージェント・███
うーんとねぇ…見えるし感じもするんだけど、耳で見つけることが一番多いんだよ。 -エージェント・宇羅飯
耳で?どうやってだよ。 -エージェント・███
んーとなぁ…こう、言いにくいんだけど、もわぁあんって聴こえるんだよ。他にも、生きてるときの習慣をそのまま続けてる人とかはなんか楽しそうな音が聴こえたりするよ。 -エージェント・宇羅飯
また、エージェント・宇羅飯は「紬」という名前の柴犬の霊的実体を連れており、霊的実体捜索の補助として有効活用協力しています。紬はエージェント・宇羅飯に対して非常に懐いており、片時も彼から離れることがないため、特例として収容不必要と判断されています。
おーよしよし紬~、お前はほんとに可愛いやつだなぁ。 -エージェント・宇羅飯
[そのすぐ近くを、橋ヶ谷研究員が通りかかる。]
ん?あっこら紬!待て! -エージェント・宇羅飯
うわぁっ!?[その場に倒れ込む] -橋ヶ谷研究員
こら紬!って、あー…橋ヶ谷研究員?大丈夫ですか? -エージェント・宇羅飯
え、あ、ひぁっ!お、お尻がくすぐったい……。 -橋ヶ谷研究員
すみません。久しぶりに同族に会ったので、嬉しくて飛びついちゃったみたいです。あ、ちなみに今お尻がくすぐったいのはお尻の臭い嗅いでるからですね。 -エージェント・宇羅飯
エージェント・宇羅飯は、料理をすることを趣味にしており、彼の作る料理は非常に評判がよく人気があります。また、彼は業務がない暇な時間や休日などで、時々食堂で料理を振舞うことがあり、その際の食堂は大変混雑します。
宇羅飯君!私マーボー豆腐が食べた痛っ!?ちょっと!押さないでよ! -那賀博士
いててて!押すなって!おい宇羅飯!俺とお前の中だろ!俺を一番に作ってくれよっていだだだだ!だから押すなって言ってんだろ! -エージェント・███
全く…こうも人気だとやる気が出ないねぇ。まぁ君の料理がうまいのは事実だけどさぁ。 -██料理長
あはは……そんなことないですよ。僕はあくまで趣味で手伝ってるんですから。あぁほら、皆さん落ち着いて下さーい!皆さんの要望にちゃんと応えますから、落ち着いて1列に並んで下さーい! -エージェント・宇羅飯
名前: 四宮 渚 (しのみや なぎさ)
セキュリティクリアランスレベル: 2
業務: サイト-8173における葬儀に関連する業務全般
人物: 四宮渚葬儀師は身長164cm、体重[本人からの申請により非公開]kg、29歳の女性です。四宮葬儀師は常に仕事着である正喪服を着ており、チュール付きのトーク帽を着用しています。2017年まで彼女はサイトの事務員として勤務していましたが、四宮葬儀師自身が異動願を提出し、受理されたことで現在の部署に転属されました。異動願の理由として四宮葬儀師は「死と隣り合わせの職場なので、せめて死後は形だけでも安らかに送り出してあげたい」と説明しています。
まぁ最も、葬儀の半分以上は遺体が完全ではなかったり遺体そのものがなかったりするので、寂しくはありますけどね -四宮葬儀師
四宮葬儀師の性格は温厚かつ真面目であり、勤務態度も高く評価されています。しかしながら、時折死亡した職員に対して必要以上に感情移入する傾向にあり、特に遺体が現存している葬儀においては、死亡した職員と友人関係にあった職員以上に別れを拒む場合が多々あります。
あのですねぇ…ご友人の方々以上に棺にしがみついて泣くのはやめてください。みっともないですよ。 -朧火夫
だって…悲しいじゃないですか…。せっかく遺体が残ってるのにこんなに別れが短いだなんて……。 -四宮葬儀師
はいはい、相変わらず悪趣味ですね。せめて鼻はかんでください。[ティッシュを差し出す] -朧火夫
四宮葬儀師は甘い食べ物と辛い食べ物を好んで食べる傾向があり、食堂やテラスで食事をしている際は、麻婆豆腐やチョコレートパフェを食べている姿が目撃されています。その際、業務において交流の多い朧火夫と一緒に食事をしている光景がよく目撃されています。
あの…毎度思うんですけど、麻婆豆腐に自前で唐辛子かけるのって相当やってますよね。 -朧火夫
え、今もしかして私バカにされました?そんなこと言ったら朧さんだってよくそんなにっがいもの飲めますよね。神経を疑いますよ。 -四宮葬儀師
コーヒーは良いものですよ。心を落ち着けてくれます。あぁほら、頬に餡が付いていますよ。[拭き取る] -朧火夫
んむ…私は自分から苦いものを口にしようなんて思いませんよ。嫌と言うほど味わってますから。 -四宮葬儀師
一部の職員の間では2人が交際関係にあるのではないかと言われていますが、両者ともに関係性を否定しています。
そりゃ仲良くはしてますけど…流石にあの生真面目さを日常生活でまで発揮されたら気が滅入ってしまいますよ。いい人なんですけどねぇ…だからモテないんですよ。 -四宮葬儀師
明るくて素敵な人ではありますけど…生憎彼女と添い遂げる気にはなりませんね。多分その気になれば交際相手なんてすぐ見つけられると思いますけど、まぁ長くは続かないと思いますよ。 -朧火夫
名前: 朧 春月 (おぼろ はるき)
セキュリティクリアランス: 2
業務: サイト-8176での火葬、納骨のサポート
人物: 朧火夫は身長172cm、体重58kg、年齢27歳の男性です。職務中は常に正喪服を身に着けており、朧火葬師は2018までフロント企業に勤務していましたが、その仕事ぶりが評価され財団へ異動となりました。朧火夫は火夫としての業務だけでなく、死亡届や埋火葬許可申請書等の作成や整理も行います。
朧君、自分の業務以外もこなすのは構わないけど…無理はしないでね? -███管理官
いえ、僕にできることをやっているだけなので気にしないでください。あっこれ、昨日連絡があった機動部隊員の死亡届と埋火葬許可申請書です。明日までにお願いします。 -朧火夫
朧火夫は非常に真面目な性格であり、感情を顔に出すことがほとんどありません。そのため一部職員からは「鉄仮面」と呼ばれていますが本人は全く気にしていないと話しています。
感情が顔に出ていないのは自分でもよくわかってます。客観的に見れば鉄仮面にしか見えないでしょうし、否定する方が馬鹿々々しいですよ。 -朧火夫
でも、流石に葬儀の時は少し悲しいとか感じるだろ?
仕事なのでそう言ったことは特に。それに火葬の度にそんな風に考えてたら疲れちゃいますよ。 -朧火夫
朧火夫は苦い食べ物や酸っぱい食べ物を好んで食します。特にコーヒーが好物であり、常に缶コーヒーを2本以上携帯しています。朧火夫はこれまでに計29回カフェンの摂取量過多による体調不調の診断を下され医療スタッフから注意を受けていますが、改善された様子は確認されていません。
あのですね?何度も何度も何度も申し上げている通り、貴方の体調不良は全部カフェインの取りすぎなんですよ。なのに毎回注意しても2、3週間でおんなじこと繰り返して…。 -██医師
まぁそうイライラしないでください。ほら、コーヒーでも飲んで落ち着いtください。さっきそこで買ったから温かいですよ。[缶コーヒーを差し出す] -朧火夫
[ため息] -██医師