名前: 水鐘 朱里 (Mizukane Syuri)
セキュリティクリアランス: 3(低温保管室・薬品庫内の物品について限定的に4)
所在: サイト-81██水鐘研究室、低温保管室・薬品庫
職務: サイト-81██の低温保管室・薬品庫の管理、化学系・温度異常系オブジェクトの管理・研究、温度異常の可能性があるオブジェクトの初期収容・山林での収容任務への同行、害獣駆除
専門: 有機化学、熱化学、環境化学
来歴: 1990/7/8生まれ。化学博士。2018/3/██、祖父母宅近くの山林に祖父とともに高熱を発するカピバラと遭遇し、抱きかかえているところを当該異常存在の収容に向かったエージェントに発見され、異常性が発覚しました。水鐘博士の祖父は保護・検査ののち記憶処理を行い解放されました。水鐘博士は████大学大学院を卒業後、ポストドクターとしての就職を希望したものの全て不採用となったため就職先が未定であり、財団への就職を強く希望した上、その能力も十分であると判断されたため採用されました。
人物: 水鐘博士は身長162cmの常に白衣を着用している、肩から背中ほどの長さの暗い茶色の癖毛をもつ女性です。
水鐘博士はいかなる高温・低温によっても生命機能が損なわれない異常性を持ちます。これには衣服が燃えない、手に付いた水滴が凍らない、といった事例がある一方、手に持った紙片を自身の一部と認識するよう指示した実験では紙片は通常通り燃焼したこともあり、影響範囲は水鐘博士の無意識の認識によるとみられます。また、その異常性に関わらず水鐘博士は冷たい場所を好みます。気温と触れたものの温度を正確に測る事ができるため、異常性もあって度々初期収容現場などで重宝されます。なお、この能力は異常性のために発達したものではありますが、異常性に直接起因するものではありません。
水鐘博士はその異常性のため一般に重い熱傷・凍傷を負うような行動をとることがあり、これが原因でこれまでに20回以上医療部隊の不要な出動要請がありました。これ以上の不要な出動を防ぐため、水鐘博士のとりうる一般に危険とされる行動・特異である行動のリストが作成されました。このリストは同サイトに勤務する職員全てに公開されます。
リストに記載された特異な行動の例
- やかん内のお湯の温度を素手で確かめる
- 冷凍保管庫内での仮眠
- 冷凍保管庫内でアイスを食べる
- 慣用句の「火中の栗を拾う」を「朝飯前」と同義として扱う
その異常性と化学分野における深い知識から、水鐘博士はサイト-81██の低温保管室・薬品庫の管理を日常的な職務としており、ほとんどの時間を低温保管室内で過ごします。低温保管室内部の冷蔵保管庫の室温は3℃、冷凍保管庫の室温は−20℃と低温のため、水鐘博士に用事がある場合はまず低温保管室正面の水鐘博士のオフィスにいるエージェント・赤羽、御影研究助手を通して連絡することが推奨されています。
水鐘博士の趣味は狩猟です。週末には祖父の害獣駆除業務の手伝いに行くことがあり、獲ってきた猪・鹿などの肉を職員に振る舞うことも多々あります。水鐘博士は銃器の扱いに優れ、特にライフル・ショットガンを用いた射撃能力は財団エージェントの平均を上回ります。
水鐘博士はアルコールの吸収能力が低く、分解能力は非常に高いため、ほとんど「酒に酔う」様子が見られません。なお、これは遺伝的な体質であり、非異常のものです。
お酒は酔うのが良いって言うのはよく聞くんですが私にはさっぱり分からなくてですね、オレンジジュースとかの方がおいしいしコスパも良いんで好きです。まあ飲めないんじゃないし度々祖父に飲まされてきたので乾杯だけはしますが。—水鐘博士
水鐘博士は雇用時の心理診断において他者への無関心及び自身の活動に不要な交流を避ける傾向が見られましたが、現在そのような様子は伺えません。ただし、非異常、一般の職員との交流と比較して異常性を持つ職員、変人あるいは奇人と称される職員との交流が多いようです。
博士、SCP-████-JPの実験で使う薬剤の追加発注お願いします、とのことです。 —エージェント・赤羽
分かった、暇だし作るね。昼休みまでにはできるから午後取りに来るよう伝えといて。 —水鐘博士
今から作るの⁉ —エージェント・赤羽
それで水鐘さん、聞いてくださいよ、お姉様が…って、もしかして私が1杯飲む間にもうワイン1本空けちゃったんです!? — 布宮似顔絵捜査官
これワインだったんだね。ウェルチとも小岩井ともドールともトロピカーナとも味が違ったのでどこかの農園のかと思ってたんだけどなるほどワイン… —水鐘博士
まあ、同じものは家にまだあるのでいいのですけど… — 布宮似顔絵捜査官
名前: 赤羽 紅 (Akabane Beni)
セキュリティクリアランス: 2
所在: サイト-81██水鐘研究室
職務: フィールドエージェント、SCP-████-JP保安職員、水鐘博士の実験・研究の補助
来歴: 1990/10/25生まれ。2012/██/██に発生したインシデント-████-JPから生還した唯一の一般人であり、SCP-████-JP実体に対し打撃が有効であることにいち早く気付き、機動部隊のインシデント鎮圧に貢献しました。このことから財団への就職を打診され、2013年に████大学工学部を卒業し就職しました。
人物: エージェント・赤羽は身長175cmの肩にかかるほどの長さの黒髪を後ろで一つにまとめているスーツ姿の男性です。
エージェント・赤羽は剣道、特に二刀流に秀でており、全日本学生剣道選手権大会において優勝経験があります。その一方、銃器を扱う能力は壊滅的で、エージェント・赤羽は射撃訓練において財団エージェント標準スコアを上回ったことがありません。そのため、エージェント・赤羽は銃器の代わりに大小2本の日本刀とナイフの携帯・使用を許可されています。エージェント・赤羽が銃器を携帯することは許可されません。
エージェント・赤羽は財団就職後研修を受け、フィールドエージェントであると同時にSCP-████-JPの保安職員として配属されました。当初は問題なく職務を遂行していましたが、ある時期からSCP-████-JP保安業務中に精神状態が悪化するようになり、SCP-████-JP保安職員を解任されました。当該症状の発生時期から、原因は財団で収容されているSCP-████-JP実体の脳・眼球・視神経がエージェント・赤羽の友人恋人であった████ ████氏のものであると判明したことと考えられています。エージェント・赤羽はSCP-XXXX-JP保安職員を解任されたのち、就職時に研修を担当した████博士に当時研修終了直後だった水鐘博士を紹介され、彼女の部下として水鐘研究室で職務を受け持つこととなりました。
エージェント・赤羽はインシデント-████-JPの際心理的外傷を負っており、現在も1ヵ月に1度カウンセリングを受けています。
エージェント・赤羽は言動に多少無愛想な部分がありますが根は親切な人物であり、度々職員の雑務を手伝う姿が見られます。
そう、そのまま真っ直ぐ的を見て撃てばいい。ゴム弾だし何も恐れることは無いよ。—水鐘博士
怖くて撃てないんじゃないですから。ぅぉっと —エージェント・赤羽
[弾は的から大きくそれ壁に当たる]
[跳ね返った弾が水鐘博士に命中する]
[不明瞭なうめき声]
名前: 御影 偕 (Mikage Kai)
セキュリティクリアランス: 1(水鐘研究室担当オブジェクトについて限定的に2)
所在: サイト-81██水鐘研究室
職務: 水鐘博士の研究・実験の補助、水鐘研究室の事務処理・整理整頓
専門: インテリアデザイン、カラーコーディネート、整理整頓
来歴: 1987/10/22生まれ。2018/10/██、カルト教団が保有していた異常物品を回収した際に現場で監禁されていたところを財団エージェントにより保護されたのち、異常性により社会復帰は困難と判断されたため雇用されました。
人物: 御影研究助手は身長169cmの薄灰色の髪の眼鏡を常用している男性です。多くの場合白衣を着用しています。
御影研究助手は全身がモノクロに見える異常性を持ち、実際には先天性色素欠乏症です。この異常性の効果範囲は視認した人物により異なり、御影研究助手が着用している衣類まで影響されるケースがほとんどですが、身体のみ影響されるケースから箸で掴んだ食品まで影響されるケースまで確認されています。御影研究助手も自身の異常性により自身と着用中の衣類がモノクロに見えています。御影研究助手を撮影した画像・映像も同様の異常性を持ちますが、その画像・映像を処理する機器は影響を受けません。御影研究助手は保護当初全身がモノクロになった人物と考えられていましたが、御影研究助手を撮影した画像を編集していたところコンピュータ上で彩度が確認され人間の視覚・認識に作用するものであると断定されました。
御影研究助手の前職はインテリアデザイナーでした。財団勤務となった現在もインテリア系フロント企業へのデザイン提供を行っており、職員からの依頼も受けているほか、自主的にデザインしたアイテムの一部が商品化され購買部にて販売されています。自作製品のプレゼンにかける熱は凄まじく、プレゼン後に設ける質問時間以外では相手の言葉が聞こえていないことも多々あります。
[水鐘博士が椅子から転がり落ちる]
ミカちゃんどうして起こしてくれなかったの!?会議資料の締め切りも伝えたし毛布かかってるってことは寝てたのも分かってたんだよね!? —水鐘博士
だって博士があまりにも気持ちよさそうに寝てたので… —御影研究助手
ミカちゃん… —水鐘博士
しぃカウンセラーのマスコットを作れば職員に大ヒットすると思うんです。 —御影研究助手
へ? —しぃカウンセラー
本物には及びませんが各種ミントのエキスを配合した染料で染めることで香りも再現できます。 —御影研究助手
えっと、今日はカウンセリングでしたよね…? —しぃカウンセラー
さらに代替品を供給することでカウンセリング時の長時間の「しぃ吸い」が発生する割合を低下させカウンセラーの仕事が滞るのを防止する効果も期待できます。 —御影研究助手
それは…そうかもしれませんが…うん…? —しぃカウンセラー
名前: 布宮 縫 (Nunomiya Nui)
セキュリティクリアランス: 2
所属: サイト-81██
所在: 神奈川県████市██区の財団所有の民家
職務: フィールドエージェント
来歴: 1993/4/1生まれ。2008年に███大学付属高校を中退。その後、行方不明となっていましたが2016/4/5に複数のAnomalous相当のアノマリーを持ってサイト-81██を訪問。財団への就職を希望し、エージェント適性検査、忠誠度検査に合格したため採用されました。
人物: エージェント・布宮は身長168cmのほとんどの場合和服を着用している、肩にかからないほどの茶髪の人物です。エージェント・布宮は生物学的には女性ですが、男性として振る舞います。これについてエージェント・布宮は「この方がこれまで楽だったから」とコメントしており、どちらとして扱われても問題ありませんが、特に子供に対して男性として扱われることを好みます。エージェント・布宮は奔放な性格であり、よく子供に懐かれます。これを利用し、エージェント・布宮は児童・生徒からの怪談・都市伝説の収集を主な職務としています。普段の活動ではエージェント・布宮は「近所の面白いお兄さん」ですが、サイト内ではオフィスに用意されているお茶菓子を持ち去るなどといった気ままな行動が目立ちます。その一方、年下、特に女性に対しては面倒見がよく、食堂でデザートやジュースなどを奢ることも多いです。
エージェント・布宮が常に持ち歩くステッキは金属の石突き部分がスタンガンとして機能し、これがエージェント・布宮の主武装です。このステッキについて、エージェント・布宮は中古店で購入したと説明していますが、同様のステッキが取引された記録は残っていません。また、エージェント・布宮は煙管を愛用しており、定期報告の際はサイトの喫煙所で喫煙する姿が見られます。エージェント・布宮は布宮似顔絵捜査官と双子ですが、実家に関しては2008年の失踪直前に多額の現金の持ち出し、自宅窓ガラス破損などのため勘当されています。家出・失踪の理由についてエージェント・布宮は「家にいるのが窮屈に感じたから」としており、エージェント・布宮が男性として振る舞い始めたのは失踪直後と見られています。エージェント・布宮が男性として振る舞う理由について、布宮似顔絵捜査官は布宮家の家長権とそれに付属する家業の相続権が原則長女にあることを挙げています。
ほとんどツテで実家の会社をデカくしたって言われるような婆さん相手にかくれんぼするわけだからそりゃ大変よ。潜伏先の確保には苦心したさ。結局は運に助けられたんだけどね。あれが「クリーンな人間関係」を売りにしてる人で良かった。ええ、本当に。—エージェント・布宮
エージェント・布宮はその経歴の不透明さから、呼び出しから2時間以内のサイト-81██に赴いての調査結果の定期報告を義務付けられています。
俺は縫々と一緒に働きたくてここに来たのになんで別サイトどころか中古の民家が職場兼自宅なんだ。 —エージェント・布宮
異常物品持ってきて、働かせてくれ、なんて言う人間をサイト内部に置けって言うのは流石に無理があるだろうよ。 —エージェント・赤羽
ちぇ~ —エージェント・布宮
では、オープンです。こちらはロイヤルストレートフラッシュ。—織斑諜報員
奇遇ですね、こちらもロイヤルストレートフラッシュ。—エージェント・布宮
袖の中で同じ裏面のものと入れ替えていたの、知ってますからね。—織斑諜報員
あら、バレちゃいました?ですが貴女も似たようなものでしょう?—エージェント・布宮
僕は断じてイカサマなんてしませんよ。—織斑諜報員
…ま、じゃあ今回はイーブンってことにしときましょうや。賭けた物も戻して。—エージェント・布宮
だから僕はイカサマしてませんって…まあ、貴方が納得いかないなら、仕方ないですね。—織斑諜報員
それじゃあ、また遊びましょ。—エージェント・布宮
[エージェント・布宮が退室する]
あれ、棒付きキャンデー3つあったはずなのに、減ってる…?—織斑諜報員
名前: 布宮 縫々 (Nunomiya Nunu)
セキュリティクリアランス: 2
所在: サイト-81██、呼び出しがあればどこでも
職務: オブジェクトのスケッチ、カバーストーリー用の尋ね人の似顔絵作成
専門: 似顔絵、絵画、イラスト、経営学
来歴: 1993/4/2生まれ。1996年に異常性が発現し、財団が収容を試みましたが両親及び祖父母がこれを拒否。交渉の結果、布宮家の財団の収容活動への全面協力、財団傘下の教育施設での布宮似顔絵捜査官の保護、卒業後、事業承継までの布宮似顔絵捜査官の財団での雇用、事業承継時の布宮似顔絵捜査官の布宮家への引渡しを条件に収容体制が整えられました。その後、財団フロントである████大学附属小学校、附属中学校、附属高校、████大学経営学部を卒業し、2016年に財団に現在の役職で就職しました。
人物: 布宮似顔絵捜査官は身長168cmの、腰までの長い茶髪の女性です。穏やかな性格で、誰に対しても敬語を使います。一人称はほとんどの場合「私わたし」ですが、私的な場や親しい人との会話では「私わたくし」、エージェント・布宮との会話では「縫々」と発言することもあります。布宮似顔絵捜査官はエージェント・布宮と双子であり、エージェント・布宮を非常に慕っています。
布宮似顔絵捜査官は自身を呼ぶ声を聞いた時に当該発言者の半径1m圏内に任意で空間跳躍する能力を持ちます。なお、この能力は聞き間違いや人違い、電話越しであっても発動が可能です。
布宮似顔絵捜査官は極めて写実的な似顔絵を描きますが、本来の画風はイラスト的であり、空き時間には私物のスケッチブックやiPadに職員やオブジェクトのイラストなどを落書きして描いています。
布宮似顔絵捜査官は将来的に実家である株式会社布宮織物の社長に就任することが決まっており、事業承継の際に財団を退職します。現在、布宮織物の社長は布宮似顔絵捜査官の祖母である布宮タツ氏です。
[エージェント・布宮が水鐘博士のオフィスから飛び出す。その後を追うようにエージェント・赤羽がオフィスから出てくる。]
布宮ァ! —エージェント・赤羽
お呼びでしょうか?あ、おね、お兄様の方でしたか。 —布宮似顔絵捜査官
ああ、布宮さん。 —エージェント・赤羽
こちら、お兄様が持って行った分の代わりの歌舞伎揚げになります、どうぞ。 —布宮似顔絵捜査官
…なんか悪いですね。 —エージェント・赤羽
いえいえ、毎度、定期報告の度にお兄様がご迷惑をおかけします。それでは —布宮似顔絵捜査官
…布宮の奴が持ってったの個包装1つなのに大袋もらっちまったよ。 —エージェント・赤羽
お姉様が家出なさってから縫々、寂しくて寂しくて… —エージェント・布宮
あぁ…すまなかった。あんときは縫々の事まで気が回らなくて…婆さん達に見つからないように学校とかは時々覗きに行ってたんだけど…ん?今日は「お姉様」、訂正しなかったな。 —エージェント・布宮
今はお兄様がお望みだからそう呼びますが当時はまだお姉様でしたでしょう?お兄様。 —布宮似顔絵捜査官
部隊任務: 臨時招集部隊ぶ-4は敵対団体や危険人物の排除、機密情報を持つ財団の離反者の抹消を職務とする部隊で、優秀な対人戦闘能力のある財団職員で構成されます。全ての隊員はこの部隊の他に各々の職務を持ち、不定期の訓練と出動時のみ招集されます。隊員が財団から離反する、離反者が隊員から部隊の詳細を聞き出す可能性を考慮し、隊員はこの部隊としての活動中コードネームでの呼称、変声機を搭載した顔面を覆う装備などにより匿名化が徹底され、隊員の氏名を含む完全なリストはレベル5機密に指定されています。
名前: 汞 鈍(Mizukane Nibi)
性別: 男
生年月日: 1850年生
身長: 約160cm
関連人物: 水兼 萌(SCP-2231-JP)、水鐘 朱里(財団所属)、水鐘 紫晶(故人)
概要: PoI-20059は財団が認知している複数の人型アノマリーと血縁にある人物です。特徴として、PoI-20059と血縁関係にある異常存在は不死に通じる異常性を持ち、本人も不老不死であると推定されています。PoI-20059は不老不死に類する異常性を保持している点からオブジェクトとしての付番も検討されましたが、明確な意図を持って異常な人型実体を製造している点、血縁者と組織立った行動をとっている点からPoIに分類されています。PoI-20059が確保された場合はオブジェクトとして再分類、収容される見込みです。
PoI-20059は生物学、特に遺伝学、育種学において天才と称されるほどの頭脳と知識を持ち、1880年以前にはメンデルの法則を独自に再発見していたと推測されています。その一方で、日本生類創研を含む国内外複数の超常研究機関のアプローチにもかかわらず、PoI-20059は自身と一部の血縁者のみで研究を行っています。
PoI-20059は自身の不死性を子孫に遺伝させる研究を行っています。PoI-20059自身の不死性は突然変異に類するものと推測されていますが、現状何らかの技術によって不完全で限定的な不死性を遺伝させることに成功しています。
PoI-20059の肉体年齢はおおよそ20代前半から30代前半とみられていますが、現代の男性としては身長が低いことに加え童顔であるため10代後半から20代前半に見えます。
PoI-20059は1877年に27歳で西南戦争に政府軍の兵士として参加し、その際に戸籍上死亡しています。
財団はPoI-20059の拠点の特定、PoI-20059との接触を試みていますが、全て失敗しています。なお、水鐘博士、水兼氏は財団接触以前にPoI-20059との接触がないことが確認されています。