氏名: 千日せんにち 灯子とうこ
SCL: 0
所在: サイト-81██に併設された職員寮「ゆうなぎ」寮監室
職務: 施設管理等の寮監としての業務全般
人物: 19██年1月2日生まれの女性で、身長は171cm、体重は56.2kgです。千日寮監は██大学を卒業後、2█歳の時点では財団に研究員として雇用されていましたが、201█/██/██に発生したSCP-████-JPの収容違反に遭遇し、オブジェクトの異常性に曝露しました。その結果後述の異常性を発現するようになり、職務の遂行が困難と判断されたため、彼女の適正に鑑みた結果、サイト-81██併設の職員寮寮監として任命されました。
千日寮監は前述の異常性に対する曝露により、「周囲の人間の体感時間の長さを不規則1に延長/短縮する」という異常性を発現するようになりました。これによって発生する現象は、「影響を受けた人間が正しい時刻を認識する」ことで影響を無効かあるいは防止できることが判明しましたが、場合によっては研究の阻害、ひいては重大なインシデントの発生を引き起こす可能性があるため、彼女は研究職から退くこととなりました。
また、千日寮監は同時期に「毛髪が数日に1度完全な白髪になる」という異常現象が発生していることを報告しましたが、これが前述の体感時間に関わる異常性と関連性があるのかということについては201█/██/██現在の時点で不明です。
千日寮監が主に職務を行う寮監室にはある程度の私物の持ち込みが許可されていますが、それらとは別に3つのデジタル時計が常に配備されており、これらは常に日本標準時(UTC+9)に同期されます。これは周囲の人間の正常な時刻の把握を容易にするためであり、千日寮監は随時電池の交換を命じられています。
前述の異常性によって毛髪が白く変化することに対して、彼女は疎ましく感じているようですが、その度に毛髪の一部あるいは全体を染色しているようです。彼女は毎回その時の気分によって髪の色を変えていると職員の間で噂されていますが、真偽は不明です。
千日寮監は並外れた記憶力を持っており、会話したことのある、特に入寮している職員の名前と顔は全て記憶しているようです。この能力は財団に雇用される以前から持っていたようで、彼女自身との異常性とは関わりが無いと見なされています。また、大部分の職員の趣味や出身地、体格、足音、████等に関しても職務を通して記憶しているようです。
休日は主に読書や映画鑑賞、ゲームなどをしているらしく、職員と作品のおすすめを語り合っている姿が頻繁に見られています。またスイーツを好むようで、寮監室には購入したスイーツを保管するための冷蔵庫やコーヒーマシンなどを持ち込んでいます。
千日寮監の交流記録より一部抜粋
バイオレットアッシュ……って言えばいいんですかね?その髪色とても似合ってます! -██研究員
ふふ、ありがと。久しぶりに全部染めちゃった。-千日寮監
…髪色が服飾規定に引っかかりそうで怖いんだが、大丈夫なのか? -██博士
割とギリギリだと思います。-エージェント・███
余計なこと言わないの。-千日寮監
雨霧ちゃんが仕事終わりにすぐ部屋に来るなんて珍しいね、コーヒー飲む?-千日寮監
いいじゃないですかそれぐらい。……ところで前来た時はスティックシュガー1本とミルクだったのに、なんで今日は角砂糖を瓶ごと渡してきたんですか……?-雨霧拷問官
気分よ、気分。-千日寮監