名前: 空木うつき 空雛からびな
SC/職員クラス: レベル2(状況に応じてレベル4まで付加)/ Cクラス
所在: サイト-81██
職位: 収容スペシャリスト
職務: 収容施設の定期点検、低危険度オブジェクトの管理
人物: 空木博士は199█年生まれ、身長136.4cm、体重43kgの人物です。後述の経歴により、普段はカメラに似た外見を持つ視覚補助器具および顔面保護マスクを装着しています。専門分野は光子と現実子の相互的なふるまいの研究を主とする波動光学であり、主な業務は西日本を中心とした財団の収容施設、収容装置、実験器具などの点検と、主として視覚異常性を持つ低危険度オブジェクトの管理です。空木博士のオフィスはサイト-8175に存在していますが、職務のためしばしば席を外しています。このため、要件のある場合は事前にアポイントメントを取得することが推奨されます。
空木博士は後天的な視覚障害を患っており、全盲です。しかし、反響定位について優れた技術を持ち、視覚補助器具が無い状態でも日常生活程度なら不自由なく過ごすことが可能です。全盲であるために視覚性異常を有する一部のオブジェクト、職員の影響を受けないことが判明しており、それらを扱う収容施設には優先的に派遣されます。また、普段装着している視覚補助器具は、電子信号を微弱な電磁パルス信号に変換して視覚野に直接送受信を行う機構です。主に電磁的記録を直接読み取ったり、他の光学機器と併用する形で用いられます。バッテリーの消耗速度は早く、財団標準3型バッテリー1台ですら稼働時間はせいぜい3時間程度であるため、安定した外部電源が存在しない環境下での業務は推奨されません。これ以外にも複数の光学機器を搭載している様子が確認されていますが、その正確な種類・個数は不明です。現在判明しているのは以下の機器です。
・デジタルカメラ(3種)
・赤外線カメラ
・望遠鏡(2種)
・顕微鏡(2種)
・プロジェクタ
・有機EL照明(10種以上)
・ストロボスコープ
・分光計
・測距儀
・電磁[検閲済]
・コヒーレント[検閲済]
・[削除済]
・ミーム性[検閲済]1
・[削除済]2
・[閲覧にはセキュリティクリアランス4以上が必要です]
空木博士は炭酸飲料を好み、オフィスでも飲んでいる様子が度々目撃されています。特に、ルートビアやドクターペッパー、ガラナ飲料といったまずい癖の強い風味のものを強く好む傾向にあります。また、いくら飲料のストックがオフィス総面積の1割を占めるからとはいえ、それらを無断で拝借することは推奨されません禁止されています。
何についても言えることですが、壊れてしまってからでは遅いのです。施設や機械の様子が少しでも怪しいなと感じたら、こちらへご連絡ください。ご協力よろしくお願いします。──空木博士
名前: 御堂みどう 御月みつき
SC/職員クラス: レベル3 / Cクラス
所在: サイト-8175
職位: 収容スペシャリスト
職務: 収容施設の定期点検、空木博士の業務補佐
人物: 御堂博士は199█年生まれで、身長は168.7cm、体重は5█kgの女性です。専門分野は材料化学と構造力学分野であり、主な業務は近畿地方を中心とした財団の収容施設の点検と、低危険度オブジェクトの管理です。
御堂博士は、1997~2004年にかけてサイト-8175のサイト管理者を務めた、御堂みどう 御砂みさご博士の実娘です。
御堂博士は業務面についての大きな問題は見られませんが、共感能力に欠ける面が見られます。特に、他者の鼻につくような言動をしばしばとる傾向にあるため、周囲からはしばしば顰蹙を買います。職員同士のコミュニケーション不全は収容業務においても好ましいものではないため、御堂博士には再三に渡り注意を行ってきましたが、改善の余地は現時点で見られません。
日本の家庭料理を中心とした料理が趣味であり、料理をふるまわれた職員からは「懐かしい味」「気が付いたらご飯を2回もおかわりしていた」「肉じゃがってこんなにうまかったっけ」など総じて良い評価を受けています。料理レシピのコミュニティウェブサイト「██████」にも創作料理のレシピを不定期に掲載していますが、こちらも一定の評価を得ています。
食べても太らないのはそういう体質なんですし、事実なんだからしょうがないじゃないですか。──御堂博士
名前: 常念じょうねん 常久つねひさ
SC/職員クラス: レベル0 / Eクラス
所在: [編集済]
職位: 名誉上級格闘指導官
職務: 機動部隊訓練内容の検討
人物: 常念名誉指導官は193█年生まれで、身長192.7 cm、体重86 kgの男性です。高齢のため1998年3月に第一線を退き、現在は名誉指導官職に任命されています。常念名誉指導官は膂力・体力の衰えこそ軽微ですが、アルツハイマー型認知症(段階4)を患っています。機密情報の漏洩や周囲への暴行といった潜在的な危険性を踏まえ、常念名誉教官が療養施設から外出することおよび代理人を介さず外部へ情報発信を行うことは固く禁止されています。第三者がこの幇助を行った場合は然るべき罰則の対象となり、非致死性の武器を用いた警告なしの拘束を行うことが許可されています。常念名誉指導官とコンタクトを取りたい場合は、代理人であるサイト-8175サイト管理者に直接申請を行ってください。
SCPs
SCP | Rating | Comments | Created | Last Comment |
---|---|---|---|---|
SCP-1369-JP | 55 | 1 | 31 Aug 2019 14:54 | 31 Aug 2019 14:56 |
SCP-1270-JP | 28 | 6 | 22 Dec 2018 04:57 | 06 Jan 2019 15:29 |
SCP-1881-JP | 112 | 11 | 01 Aug 2018 02:59 | 05 May 2020 07:03 |
SCP-1097-JP | 181 | 8 | 01 Jun 2018 15:06 | 18 Jul 2018 08:03 |
SCP-934-JP | 17 | 4 | 15 Mar 2018 07:09 | 01 Dec 2019 04:50 |
SCP-1467-JP | 10 | 3 | 04 Jan 2018 02:47 | 11 Jan 2018 11:33 |
SCP-786-JP | 12 | 3 | 05 Dec 2016 15:08 | 23 Oct 2019 07:15 |
Tales
Tale | Rating | Comments | Created | Last Comment |
---|---|---|---|---|
集村:65 - 宙記"祝祭のある島" | 37 | 3 | 29 Oct 2021 13:29 | 30 Oct 2021 13:17 |
Parallel | 93 | 8 | 10 Sep 2020 06:00 | 12 Sep 2020 01:22 |
空木博士の講義:異常存在に対する科学者の在り方 | 17 | 1 | 09 Jul 2019 01:17 | 09 Jul 2019 01:18 |
記録番号: SCP-1033-JP-048 | 34 | 1 | 23 Jun 2019 15:01 | 23 Jun 2019 15:02 |
Others
Others | Rating | Comments | Created | Last Comment |
---|---|---|---|---|
03661 | 16 | 0 | 05 Jun 2022 09:54 | |
03659 | 8 | 0 | 05 Jun 2022 09:50 | |
02988 | 10 | 0 | 11 Jul 2021 16:03 | |
02987 | 8 | 0 | 11 Jul 2021 16:01 | |
02986 | 6 | 0 | 11 Jul 2021 15:59 | |
02613 | 15 | 0 | 28 Feb 2021 16:43 | |
02611 | 5 | 0 | 28 Feb 2021 16:40 | |
02168 | 18 | 0 | 15 Oct 2020 07:43 | |
02167 | 8 | 0 | 15 Oct 2020 07:42 | |
SCP-2065-JP | -4 | 4 | 07 Sep 2020 08:07 | 18 Jul 2023 10:13 |
02027 | 11 | 0 | 29 Aug 2020 03:05 | |
01976 | 54 | 0 | 15 Aug 2020 12:11 | |
10108 | 37 | 0 | 04 Aug 2020 08:29 | |
10106 | 58 | 0 | 29 Jul 2020 10:17 | |
10105 | 18 | 0 | 29 Jul 2020 09:17 | |
和妻 | 10 | 0 | 30 Jun 2020 02:53 | |
思い出 | 14 | 0 | 25 Mar 2020 06:55 | |
2000jpおめでとうメガネ | 4 | 0 | 30 Jan 2020 15:51 | |
フナムシ | 19 | 0 | 02 Dec 2019 01:16 | |
三暗刻 | 22 | 0 | 29 Nov 2019 06:14 |
Translations
Translation | Original title | Translated title |
SCP-2200 | Soulberg | "ソウルベルグ" |
SCP-3048 | Tantalus | "タンタルス" |
SCP-3817 | Suffering For Your Art | "芸術のための苦しみ" |
SCP-3904 | Two Cats in a Skin Suit | "ネコ2匹式着ぐるみ" |
山に関する伝承にまつわるオブジェクトは財団に既に多くあり、それっぽいものを書きたいなーと思って書きました。しかし今から見ると色々ともう少しうまく書けたんじゃないかと思います。なお、このオブジェクトの管理主任の空木博士は元から全盲なので視力を失う心配はありません。よかったですね。
SCP-646-JPに感銘を受けて書いたものです。この「"未来"を改変する」とは「簡易講座:基本時制の改変について」で示されているような「未来にある事象が発生する運命を確定させる」こととは違います。文字通り相対的な"未来"を改変することです。実は結構お気に入りの作品なのにあまり評価が伸びなくて残念だった作品です。
生きていると色々なことがありますが、その中でエージェント・青龍寺が考えたことと同じことを思ったのでこの作品を書きました。死んだ人間には二度と会うことはできないし、その人のことを自分の心を楽にするためだけに美化したり、自分の都合のいいようにとらえることはエゴなんじゃないかなあ。
ゴキブリが室内に不意打ちで出てきてめちゃくちゃビビったことを思い出しながら書きました。ちなみにこの記事を書いてる期間に、干していたズボンをベランダから回収してそのまま履こうとして足を入れたら中からゴキブリがゾワゾワッと出てきました。トラウマ。
東弊重工の3本柱である「企業としての堅実さ」「油断できない強かさ」「フットワークの軽さ」を全部盛りにしようと思って書いた作品。似非科学と判官贔屓が割と嫌いなのでそれに対する皮肉も盛ったれ盛ったれと思ったらこうなりました。
家に帰ってさあ鍵を開けようとしたら鍵がなかなか見つからなくて、こんな時に襲われたらやばいなー的なことがよく頭に浮かんだ時期だったので書きました。襲ってくるおっさんは瞬間移動以外に特殊能力を一切持たず、後は圧倒的なフィジカルでごり押してくる感じにしましたが、もうひとひねりあってもよかったかもしれません。
石榴倶楽部、いいですよね。生みの親のtonoottoさんの作風に寄せつつ自分っぽい記事が書きたかった話。内容は二転三転させてくうちに展開がSCP-1881-JPに似てきたので、差別化を図るために3人が別々の立場にあることをメタ的なあれやこれやでなるべく強調した感じになっています。
「死んだ人間の肉体を消し去る異常性」が石榴倶楽部初出の記事であるSCP-890-JPの「生きた人間の肉体を作り出す異常性」とはちょうど真逆の関係だということは4割くらい書いたところで気づきました。
メタタイトルの由来はFP-45の通称「リベレーター解放者」から。世の中には理由なんてない理不尽な不幸もあって、それを受け入れて解放されるためには「嘘」で自分をごまかすしかない時もあるんだなあと思って書いた話。統計データを取るためとはいえ、シレッと財団が鬼畜仕様の特設ユニットを建設しているのが個人的にはギャグポイントです。
ちなみにこの記事はある記事のオマージュになっています。
SCP-1033-JPは初めて見たときクオリティにめちゃくちゃ驚きましたが、「ラーメンズ」のコントに出てくる「バニー部」みたいなものを想像する人がいたらそれにもなるんだろうなあということをなんとなく思って書いた記事。シュールさがうまく表現できてればいいなあ。
おばけなんてないさでおなじみ、science大好き顔面が失敗作の小籠包みたいにグチャグチャになってるのをカメラ風のマスク被ることでごまかしてるおじさん。もうすぐ三十路。え、いくら好物だからって、半対話形式の講義で途中の水分補給に炭酸飲料を選ぶヤツなんていない?
……ええと、ハイ。
二重の故郷ハブの作品を読んでなんとなく浮かんだネタを基に生まれた作品。プロットはボンヤリしていましたが、書き始めたら想像以上に色々なピースが気持ちよくはまって1時間ちょいで概形が完成しました。
(最終更新日: 2021/01/10)
このタブ内の折り畳み内の記述は、SCP-JPに投稿された作品の、いわゆる"オチ"に言及しているものが含まれます。その点に留意した上で閲覧してください。
皆さんは"食人"というものをご存知でしょうか。どちらも小学校2年生までで習う漢字ですし、意味も字義通りなのでまず分かるでしょう。文字通り人間を食する行為のことであり、狭義ではその主体は人間です。それは様々な意図で行われます。例えばそれは命を繋ぐためにやむなく行う緊急避難であったり、故人の魂を継承する葬儀の一環であったりします。あるいは敵対する相手の肉を食することで征服欲を満たす行為や、神への供物などに組み込まれた宗教的儀礼であるかもしれません。ポリネシア文明圏では1つの文化として確立していた例もあります。
しかしながら、これらの文化は日常的な行為である食事と、穢れである死の距離が近すぎるものであったせいか、すべきではない行いとして認知されゆくことになります。言い換えれば、"強く徴づけられたものである"という意味のポリネシア語であるtabuという単語に由来する、タブー(禁忌)となったということです。
ですが、食人をテーマにした文学作品は洋の東西を問わず多く存在します。それこそ古くは聖書から、有名な例としてはトマス・ハリスの「羊たちの沈黙」、武田泰淳の「ひかりごけ」、魯迅の「狂人日記」など、様々な作品が存在します。これは先ほども挙げたように、食人は様々な役割を持つ行為であるため話が広げやすく、禁忌であるために人の心を強く動かすことなどが理由として考えられます。
人間という生物は、生きるためには食事をしなければなりません。そしていつか必ず死に、後には物言わぬ骨や肉が残るだけです。それはどうあっても正しい、自然の摂理です。しかし決してそれだけではないのです。だからこそ、食人という要素は様々な形で物語に組み込むことができます。食人行為の持つ意味合いは登場人物の置かれた時代や世界観、登場人物の性格や信条、食人を行う動機付けやきっかけによって様々に変化することでしょう。
もちろん、SCP財団日本支部においても食人をテーマにした作品は数多くあります。それは例えば食欲の権化と化した哀れな一般人の話や他人の飢餓を解消したいという善意が空回りした悲劇の救命士の話、他人に産ませた嬰児を食し続け、悲惨な最期を迎えた老夫婦の話などが挙げられます。
また、2017年11月には tonoottoさんによってSCP-890-JP - 培養肉のジャータカ という記事が投稿されました。本記事の軸となっているのは愛や幸せの在り方とは何なのかという点ですが、これは石榴倶楽部という舞台によって効果的に支えられました。京都を中心に活動し、人肉嗜好者が集う秘密結社である「石榴倶楽部」はその後も人気を博し、2019/10/01に無事要注意団体として登録されました。
SCP財団ではこれからも様々な記事が書かれるでしょう。その中にはきっと食人を扱ったものが存在し、著者の方は「そこに何らかの感情を読み取ってほしい」とメッセージ性をこめてくれるでしょう。ですがテーマの流行り廃りこそあれ、食人というテーマを扱うに際してこれこそが正解というものはありません。それぞれの著者の方々が食人を通してどのような物語を書くか、それを通してどのような感傷に浸ることができるのか、私はこれからもとても楽しみに思っています。
さて、これまであえて"食人"という書き方をしてきたのには理由があります。それはSCP財団日本支部には「人間以外が人間を食する記事」も多く投稿されており、それらも包括的に扱うことに意義があると考えているためです。ザリガニに始まって、クワガタ、ウニやスギ、果ては爪切りやUSBメモリに至るまで、枚挙に暇がありません。
特にSCP財団日本支部発足当初において顕著ですが、生理的に嫌悪感を及ぼす方法や動機で人間に危害を加え、その副次的要素として捕食を行う。そういったオブジェクトは実際問題として多く存在し、その「気持ち悪さ」はSCP財団のような怪奇創作を行う上で欠かすことのできない要素であると考えています。(それがどの程度カニバリズムに応用できるものかはちょっと分かりませんが)
そこで趣味半分、他の著者の方がそういった作品を執筆する際の手助けになりたいという願い半分で、私はリストを作りました。SCP-JPに投稿された記事の内、内容に食人を含むものについて以下の6ケースに分類してまとめたものです。
ケースA: 人間/人間型実体が自発的に食人を行うケース。食人を行う人間型オブジェクトに加え、意図的かつ自発的に食人に及んだ人間が登場する記事もこれに分類されます。オブジェクトの利用/非利用は問いません。先ほど挙げた石榴倶楽部関連の記事の大部分はこれに分類されます。
ケースB: 人間がオブジェクトの異常性によって食人を行うケース。異常な影響下にある人間型オブジェクト、食人行為を誘発するオブジェクトなどがこれに分類されます。オブジェクトの異常性によって偶発的に食人が行われたものも含みます。
ケースC: 人間が人間由来の食物を摂取するケース。人間を食物に変換するオブジェクトや、人間由来の成分を含む食品型オブジェクトなどがこれに分類されます。食人行為を誘発するオブジェクトでも、その異常性が食物への変換プロセスを経て発生する場合はこちらに分類します。
ケースD: 人間以外の実体が捕食、またはそれに近い形で人間を消費するケース。異常性を有する動植物が大半ですが、特に"捕食"という表現が強調されている例については無生物もこれに分類されます。先述の通り、厳密には"食人"とは言えないものかもしれませんが、参考のためここに載せておきます。
ケースE: 直接的な食人行為が描写されていないケース。食人を示唆する方法で人間に危害が加えられる/消失現象が発生するものや、仮想的な食人に関するものがこれに分類されます。
ケースF: 上記のいずれにも分類できないケース。
記載漏れや分類ミスなどがありましたら、wikidotアカウントやtwitterなどにメンションを飛ばしていただけると幸いです。特に分類に関しては個人解釈に基づくものなので、私の読解力不足で正しい分類がなされていなかったりするケースも大いに考えられます。ご協力よろしくお願いします。
追記: apple3さんはカニバリズムにまつわる記事を複数執筆していることで有名ですが、氏の著者ページにカニバリズム人間が人間を食べる行為とオブジェクトにまつわるコラムが掲載されました。「財団とカニバリズムについてのメモ書き」というタブにまとめられているため、興味がある方はぜひご覧ください。
SCP-JP
意図的に食人を行う人間型オブジェクトの記事
SCP-031-JP - ヴォラレフィリア
SCP-370-JP - 哭く、子供攫い
SCP-631-JP - 糸の切れたマリオネット
自発的に食人を行う人物が登場する記事
SCP-647-JP - 子憂ふ母に芳醇なる忘憂を
SCP-840-JP - 蠵龟饭店
SCP-843-JP - じゅるじゅる、ずずっ。
SCP-875-JP - 知らぬが仏
SCP-884-JP - チェンジリング
SCP-890-JP - 培養肉のジャータカ
SCP-1048-JP - 恨み募る熊
SCP-1129-JP - フライング・アヒージョ
SCP-1294-JP - クレタ風柘榴のFleischwurst、涙塩と胡椒を少々
SCP-1321-JP - 後悔の味
SCP-1369-JP - 三毒包丁
SCP-1505-JP - 屍売りと悴け猫
SCP-1637-JP - 産声は腹の中で
SCP-2890-JP - 冒涜
異常な影響下にある人間型オブジェクトの記事
SCP-175-JP - 暴食
SCP-297-JP - 百獣の飢餓
SCP-635-JP - 一つになってもいいですか?
SCP-1329-JP - 連理の肉
SCP-1459-JP - 外面如菩薩内心如夜叉のアリストクラット
SCP-1925-JP - 聖女堕胎
食人を促す異常性を有するオブジェクトの記事
SCP-254-JP - 頑固オヤジのバリカタラーメン
SCP-286-JP - ドリームキャッチャー
SCP-312-JP - 行進する彫刻
SCP-435-JP - 血液代替トマトケチャップ
SCP-452-JP - お菓子な世界
SCP-893-JP - 焼く身
SCP-927-JP - 吸血鬼の甘味処
SCP-1086-JP - パンの名は
SCP-1323-JP - 『いのち』のつながりと輝き
SCP-1380-JP - にんじんの袋詰め
SCP-1792-JP - ギロチン・レモネード、友人価格で25¢
SCP-2074-JP - 惨分ショッキング
人間を食物に変換するオブジェクトの記事
SCP-026-JP - 現代のハイヌウェレ
SCP-032-JP - バッカスの紫水晶
SCP-122-JP - 問題の多いメイド喫茶
SCP-248-JP - アンチマヨネーゼ!
SCP-403-JP - 追い炊き込みご飯風呂
SCP-509-JP - 超援調理師ミーレイド・カーキ
SCP-546-JP - お砂糖、スパイス、そのほか素敵なもの全部
SCP-748-JP - 手前ミツコシ文化ミソ
SCP-804-JP - パンを踏むべからず
SCP-2111-JP - ごちそうさまでした。
SCP-2799-JP - 継承
人間由来の成分を含む食物型オブジェクトの記事
SCP-372-JP - 熱々のラーメン
SCP-1291-JP - ミートパイがお薦めです
SCP-1829-JP - プシュケーのスープ
SCP-1846-JP - 忘れられない味
SCP-1929-JP - ゲブの懐かし料理販売
人間を摂食する脊索動物型オブジェクトの記事
SCP-279-JP - ぬ號実験体
SCP-391-JP - ウーパールーパー
SCP-632-JP - ジンタイアリ
SCP-722-JP - 戸建て蜘蛛
SCP-774-JP - 名付けられてしまった怪物
SCP-857-JP - ヤギは盲目
SCP-1056-JP - 人攫いの獣
SCP-1103-JP - 鯨鯢の腮に懸く
SCP-1307-JP - 死命
SCP-1530-JP - 児護鳥
SCP-1698-JP - 死んだふりする熊と怪死事件
SCP-2301-JP - 黙れないなら死ねよ隣人
人間を摂食する植物型オブジェクトの記事
SCP-493-JP - 自分で蒔いた苗
SCP-1043-JP - 貪欲な部屋
SCP-1564-JP - その血で薔薇は咲く
SCP-2090-JP - とおくへとおくへとんでいけ
人間を摂食する生物型オブジェクトの記事
SCP-048-JP - あなたのいもうと
SCP-073-JP - ザリガニ池
SCP-076-JP - 頭上の恐怖
SCP-133-JP - 栗ティカル・ヒット
SCP-289-JP - 覗き見るもの
SCP-424-JP - 置き傘
SCP-429-JP - 百着夜行
SCP-534-JP - 硝子飲ミ
SCP-664-JP - コメモドキ
SCP-683-JP - 静寂しじま
SCP-1042-JP - 疲れ果てた帰り道で鼻をくすぐるあの幸せの香り
SCP-1117-JP - 取り替え子
SCP-1124-JP - 栄えた果ての儚い夏
SCP-1168-JP - だが、彼女は雌だった
SCP-1180-JP - ユキノホズキ
SCP-1194-JP - 今日のあなた、なんだか臭わない?
SCP-1409-JP - 雪、 無音、 白
SCP-1516-JP - 偽客
SCP-1599-JP - 閃きを産む海
SCP-1710-JP - ショパン・ゴジラ
SCP-1801-JP - 跋扈する巨乳
SCP-2009-JP - 収容違反
SCP-2038-JP - 蛍光ピンクの糸状菌
SCP-2308-JP - むこう淵
SCP-2575-JP - 居らぬ死ぬ犬要らぬ
人間を摂食する無機物型オブジェクトの記事
SCP-058-JP - 血飲みの嵐
SCP-262-JP - ハテノヒさま
SCP-526-JP - 少年愛者
SCP-817-JP - ヴェニスの彫刻
SCP-1395-JP - 貪食なる転生
食人を示唆する方法で人間に危害を加える/消失させるオブジェクトの記事
SCP-278-JP - 影喰い
SCP-349-JP - 爪切アントロポファジー
SCP-444-JP - █████[アクセス不許可]
SCP-613-JP - 群生マンホール
SCP-686-JP - しるし
SCP-1032-JP - 手の込んだごちそう
SCP-1069-JP - ドリンクバーも好きと
SCP-1106-JP - 異界月より夢伝い来る繰糸
SCP-1108-JP - おこもりさま
SCP-1127-JP - 上手なジョーズ
SCP-1161-JP - 神をも収容せよ
SCP-1222-JP - ██のやわらかせっけん詰め合わせセット
SCP-1283-JP - 踏切のむこう
SCP-1805-JP - 百代守護の母鬼箪笥
SCP-2099-JP - 早贄
仮想的な食人に関するオブジェクトの記事
SCP-207-JP - 大いなる創作のために
SCP-1234-JP - 偏食家達のフルコース
SCP-1277-JP - 最高の被食体験をあなたに!
SCP-1433-JP - 願い事
SCP-1646-JP - 全ては夢の中で
SCP-2116-JP - お腹いっぱいの夢をお届け
SCP-196-JP - 鮟鱇トーテムポール
SCP-270-JP - 悪意なき人形焼
SCP-1800-JP - 呑牛
SCP-1899-JP - ア・バオ・ア・クー
SCP-1959-JP - 人魚節
SCP-2019-JP - 純潔の男娼
SCP-2064-JP - 蟲のこゑ
SCP-EN
(現在SCP-002~SCP-1000まで確認済。漸次更新予定)
人間を摂食する脊索動物型オブジェクトの記事
SCP-098 - 外科医蟹
SCP-247 - 無害な子猫
SCP-267 - 腫瘍喰らい
SCP-625 - 臑齧り
SCP-631 - 暗所恐怖症の夜行性捕食者
SCP-688 - 穴居生物
SCP-743 - チョコレート・ファウンテン
SCP-799 - 肉食性毛布
SCP-939 - 数多の声で
SCP-940 - アヤツリグモ
人間を摂食する植物型オブジェクトの記事
SCP-046 - "捕食性"ヒイラギの薮
SCP-307 - 人喰いツル
SCP-355 - ギザギザ芝
SCP-667 - 妖精の葛
人間を摂食する生物型オブジェクトの記事
SCP-020 - 見えない黴
SCP-153 - 排水溝線虫
SCP-165 - トゥール砂漠の這い寄る飢えた砂
SCP-183 - 織り手
SCP-189 - 毛髪模倣寄生虫
SCP-299 - 感染木
SCP-312 - 空気クラゲ
SCP-363 - ムカデモドキ
SCP-367 - 小さな犬
SCP-400 - かわいい赤ちゃん
SCP-439 - 骨の巣
SCP-510 - 柔らかな死
SCP-522 - 吸血カーペット
SCP-575 - 人食い闇
SCP-647 - 腹ぺこの箱
SCP-726 - 再構築蛆虫
SCP-745 - ヘッドライト
SCP-749 - 雨の音
SCP-751 - 臓物食い
SCP-772 - 巨大寄生蜂
SCP-775 - 腹ペコマダニ
SCP-783 - まがりくねった奴がいた
SCP-789 - ネット通の捕食者
SCP-906 - 漁り回る群れ
SCP-968 - タール・ベイビー
SCP-995 - ソファの下で
人間を摂食する無機物型オブジェクトの記事
SCP-274 - グラフィティ
scp-359 - 鷹
SCP-457 - 燃え盛る男
SCP-574 - 堕落の施設
SCP-588 - 貪食硬貨
SCP-605 - 生きている嵐雲
SCP-617 - ペットな石たち
SCP-640 - 煌めく光線
SCP-645 - 真実の口
SCP-737 - はらぺこ列車
SCP-844 - 泣き虫
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ようこそ、site-81██ administrator 様。
アイテム番号: SCP-███-JP-EX
オブジェクトクラス: Euclid Explained
特別収容プロトコル: 現存する唯一のSCP-███-JP-EX-AであるSCP-███-JP-EX-A-4は、異常性の実質的な消失、特異な能力の保有と財団への忠誠度の高さから、特例としてサイト-81██でCクラス職員として雇用されています。SCP-███-JP-EX-A-4は常に2名以上の職員により監視される必要があります。SCP-███-JP-EXによる現実改変の傾向が見られた場合には即時の終了を行ってください。この際、対象の歯に埋め込んだインプラント型特殊装置の起動、あるいはクラスB以上の対人銃器およびミーム殺害エージェントの使用が許可されています。SCP-███-JP-EX-Aが偶発的に発生する可能性は極めて低いため、一般社会におけるSCP-███-JP-EXへの注意は不要です。
SCP-███-JP-EX-A-4に対する本報告書の公開は許可されていません。
説明: SCP-███-JP-EXは、現実改変能力者を人工的に作成する手順です。生後30~80か月の幼児に対してSCP-███-JP-EXに基づく手順を行うことで、γ-02型ヒューム変動を用いるクラスUD現実改変能力者(SCP-███-JP-EX-A)を作成することができます。以下はその具体的な3手順です。
手順1: 対象に対し、[削除済]、[削除済]に関する概念の強い刷り込みを行います。より幼少期から、長期にわたって概念の刷り込みを行うほどSCP-███-JP-EXの成功確率は高く、良好な改変能を得られます。しかし、生後25か月未満の幼児で[削除済]に対する認知を行うことができるものは全体の4%未満であり、逆に生後30か月以上の幼児は82%以上が[削除済]に対する認知と理解を示すため、それ以上の年齢において手順1を行うことが推奨されます。後の手順2、手順3中も手順1を行い続けることで、SCP-███-JP-EXの成功確率は有意な上昇傾向を見せます。
手順2: 手順1を14か月以上行い、睡眠中などの無意識下における侵入症状4、解離性障害5などが十分に見られる対象に対し、脳を中心とする複数回の外科手術を行います。これは主として[削除済]、眼窩部の一部切除、硝子体への[編集済]などが挙げられます。極めて繊細な技巧が要求されることに加えて長時間に渡る手術が想定されるため、対象の体力は十分に確保する必要があります。
手順3: 手順2が終了した対象に対して42か月以上の食育を施すことで、下垂体構造を変化させて内分泌機関に人為的な異常を発生させます。手順3で用いる食材には、一般的に食用に適さない植物、節足動物、合成化合物が含まれるため、食べやすいよう何らかの加工を施す必要があります。ただし、この過程においても手順1の[削除済]についての概念の刷り込みを行う必要がある点には留意すべきです。
SCP-███-JP-EX-Aは、変質した脳幹のシナプス細胞と視神経細胞を内部機関として用いることで、網膜に投影された映像を基にした現実改変を行うことが可能です。内部構造は1990年から財団が実験を主目的として使用していたイチカワ式γ-02型現実平衡機構とほぼ一致しますが、SCP-███-JP-EX-Aに対して致命的なものとなる電気信号の短絡を内包しています。このため、SCP-███-JP-EX-Aが現実改変を行った場合脳内で不可逆の熱変性が発生し、SCP-███-JP-EX-A自身に様々な悪影響をもたらします。シミュレーションによる解析を行ったところ、2分以上の改変能力の使用は使用者の思考プロセスに異常を発生させ、5分以上の改変能力の使用は使用者の確実な死亡を引き起こすという結果が得られました。
SCP-███-JP-EXは岐阜県旧██村6での大規模な火災事故における異常な死亡例について、財団が調査を行っている際に発見されました。生存者の証言と残存した資料から、旧██村の中心的氏族の1つである██家が少なくとも1925年時点でSCP-███-JP-EXについての知識を持ち、自身の家系の人間に使用していることが判明しました。██家はSCP-███-JP-EXに関する知識を自身の一族内にに秘匿し、「自らの一族は飛騨に伝わる牛蒡種7の持物筋である」といった旨の内容を周囲に対して主張することで、旧██村における社会的地位を獲得していたと考えられます。
本事案において、複数のSCP-███-JP-EX-Aを発見あるいは回収することに成功しましたが、長期的な生存が確認されたのはSCP-███-JP-EX-A-4のみです。ただし、SCP-███-JP-EX-A-4は他のSCP-███-JP-EX-Aの現実改変の影響によって顔面の器官やその下の皮下脂肪や血管の一部が変形、剥離、[削除済]しました。この結果SCP-███-JP-EX-A-4は両眼球を消失しており、現実改変を行うことはできないと考えられています。20██4月、SCP-███-JP-EX-A-4は波動光学、現実改変について特に優秀な研究成果を修めた点、財団への高い忠誠度を有する点な、事実上現実改変能を失っている点などを理由として、「空木 空雛」という名前を与えたうえで特例としてサイト-81██でCクラス職員として雇用されるという温情を受けています。ただし、これはSCP-███-JP-EX-A-4の安全性を担保するには不十分なものであるため、監視を常に行い、必要に応じて終了措置をとる必要があります。
実験記録: [倫理委員会の異議申し立てにより公開審議中]
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