マーダーミステリー"気まずい三人"

エルマ外教

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概要: エルマ外教は財団が存在する世界以外の異世界を起源とする宗教団体です。異世界への移動を教義、あるいは目的としており、異世界移動に関するオブジェクトを所持・製造しています。また、エルマ外教は財団が重要参考人に指定する複数の人物を異世界へ移動させており、その悪影響は多岐に渡ります。

財団はプロトコル-001に則り、エルマ外教を壊滅工作対象にしています。エルマ外教への襲撃作戦が計画されていますが、エルマ外教は異世界に大規模な支部を複数所持しており、その一部は科学力において財団を上回ることから襲撃計画に慎重な精査が求められます。

あなたは犯人ではありません

貴方の正体はエルマ外教の信者であり、異世界出身の青年です。赤木祥吾という名前は偽名であり、本名はナテマといいます。貴方はエルマ外教の教義を遂行するために、約1年の間地球に滞在することになっていました。母国で、日本語と地球に存在するエルマ外教と敵対的な組織について学んだ貴方は、地球にて私立美術館を経営する上級司祭のバング氏を頼り、今日地球に渡ってきました。

あなたは異世界跳躍装置を利用し、地球に到着しました。そこは薄暗い部屋であり、異世界跳躍装置を隠すための隠し部屋のようでした。部屋の隅に机があり、手紙と携帯電話が置かれていました。手紙は地球の言語では書かれていませんが、内容は以下の通りでした。

ナテマ君

はじめまして。今回君の援助役になったバングです。初めての異世界跳躍おめでとう! エルマの一員として君も一人前という訳だな。お祝いに君に携帯電話と緊急次元転送装置を贈ろう。緊急次元転送装置はともかく携帯電話は地球では必需品だ、是非使ってくれ。

地球でのこれからのことは一緒にご飯でも食べながら話そうじゃないか。美術館が閉館するのが17時だから、その後に館長室に来てくれ! じゃあ楽しみにしているよ。あと私は15時から取材を受ける予定になっているから15時から16時は電話に出れないからそれだけよろしく。

P.S. くれぐれも財団には気を付けるように! 最近この美術館をコソコソ嗅ぎまわってるみたいなんだ。

バング

貴方は手紙・携帯電話・緊急次元転送装置を後ろポケットにしまうと隠し部屋を出ました。現在の時刻は16時、少し到着が早かったようです。貴方は美術館で時間を潰すことにしました。

16:00:
隠し部屋を出て歩き始めた最初の曲がり角で女性とぶつかりました。今になって思えばこの女は青山千尋でした。軽く会釈すると貴方はその場を後にしました。

16:10:
美術館の広間に出て、館内案内を見た貴方は、美術館にカフェが併設されていることを知りました。時間を潰すためにカフェに向かうことにしました。

16:15:
カフェに着きましたが、カフェの客がこちらをジロジロ見ています。地球の見慣れない意匠や色彩に驚いた貴方は幾分キョロキョロしすぎていたようです。貴方は平静を装い、落ち着いて見せました。ジロジロ見てきた男は今になって思えば緑川敏明でした。

気まずさを感じた貴方はカフェで何も注文せずにカフェを出てしまいました。カフェを出てすぐに、「恋昏崎新聞社 インビシブル白井」と書かれた名刺が落ちているのを発見しました。

16:30:
バングから電話が掛かってきました。美術館に財団のエージェントが入り込んでおり、何かを探っているらしいとのことでした。17時集合の予定でしたが、一旦予定を変更し、安全が確認できればバングの方から再度連絡がくることになりました。

16:40:
貴方はバングからの手紙を落としていることに気づきました。いつ落としたのかは定かではありません。しかし、そもそも地球の言語で書かれていないため、貴方はあまり気に留めませんでした。

17:00:
美術館が閉館する時間になりました。外にでることに不安を感じた貴方は、美術館の中に留まることにしましたが、これ以上美術館の展示スペースで時間を潰すのも怪しまれそうなので、一旦バックヤードに入ることにしました。

17:30:
バックヤードの廊下で青山千尋を目撃しました。青山千尋は何か端末のようなものを見ながら歩いていました。また、青山の左の腰付近が不自然に盛り上がっているのを確認しました。

18:00:
バングから連絡がこないので、一度こちらから連絡することにしました。バングはすぐに電話に応答し、貴方とバングは以下のような会話をしました。


バング: すまない。一度連絡しておくべきだった。

ナテマ: いいえ、問題ありません。そろそろ大丈夫そうですか?

バング: あ、いや。まだダメだ。というか、一度出直した方がいいかもしれない。

ナテマ: 出直す? 一度帰るべきということですか?

バング: ああ。どうやら財団の輩が入り込んでいるようなのだが、随分としっかり嗅ぎまわっているようだ。もしかしたら襲撃してくるつもりなのかも──

[物音]

バング: お前、何処から入ってきた!

[遠くから聞こえる話声、詳細は聞き取れない]

バング: 黙れ!お前が財団のヤツだな!

[物音]

[銃声]

[二度目の銃声]

貴方は急いで館長室に向かいました。

18:05:
館長室の前で緑川敏明がドアを叩きながら「大丈夫ですか?」と叫んでいる様子が見えました。また、貴方が走ってきた廊下とは反対側から青山千尋が走ってきました。

18:06:
二人と恐る恐る扉を開けました。部屋の中ではバングが額から血を流して倒れており、どうやら死亡しているようだ。同志の死に戸惑いと報復心が沸き上がりました。

……。

他の2人とも何かを考えこむばかりで警察を呼ぶ様子がありません。貴方は地球における正当な身分証明を持たないため警察の介入を望みません。これは貴方にとって不幸中の幸いですが、逆をかえせば残りの2人も警察を呼べない身分の人間である可能性が高いです。犯人は勿論警察を呼べませんが、地球の超常社会の人間は警察のような公の機関を嫌うとも聞いています。ここはエルマ外教の美術館、エルマ外教の施設を守るためにも二人の身分を明らかにし、その上で敵性の存在なら排除しなければならないでしょう。

館長室の様子:

  • バングは右手にナイフを持ったまま、部屋奥で額から血を流して倒れています。床にはエルマ外教本国"アトラル"に存在するワイザップ社製の拳銃が落ちており、死因が銃弾なのは明らかです。入り口のドアには謎の銃痕が残っています。貴方は電話の最中に銃声を2発聞いていますから銃弾の勘定は合います。
  • 部屋は荒らされています。メーカー不明のモニターと思われる機械が床に倒れており、館長の机の上に置かれたメーカー不明の情報端末が破壊されています。バングは通話最中に殺害されたと思われますが、現場に携帯電話が残されていません。
  • バングの机の引き出しは全て開け放たれており、内容物がバラまかれています。




目標:

  1. 投票の結果、真犯人が最多票を獲得する(3点)
  2. 貴方がエルマ外教の構成員であることが露見しない(3点)
  3. 投票の際に貴方以外の2人の正体を言い当てる(1人につき1点)※投票に付記する形で2人の正体を宣言してください。

ヒント: 貴方の持つ情報は強力なものが多いが、どれも自身の正体を晒しかねない諸刃の剣だ。情報の出し方には注意しよう。



用語解説:

  • エルマ(エルマ外教)

超常社会で異世界への渡航を目的とする秘密結社です。構成員には異世界出身者が多く存在しています。

  • 財団

超常社会でアノマリーの管理・研究を目的とする秘密結社です。優秀な人材と潤沢な資金により、絶大な規模を有します。

  • アノマリー(オブジェクト)

物理法則に反した物品など全般を指す言葉です。

  • 恋昏崎(こいがれざき)

地名です。専用の異次元ポータルを使うことで渡航できる離島です。かつて超常社会に身をおいていた人々が引退/隠遁などを理由に移住してくる場所であり、日本人の移民が多いです。また、恋昏崎は日本国から認知されていません。

  • 恋昏崎新聞社

超常社会で報道活動を行う秘密結社です。特に「財団」と対立しています。

  • エルマ外教本国アトラル

エルマ外教が本拠を置く異世界の都市です。



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