ひどい仕事
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私はこの仕事が嫌いだ。 1週もまだ始まってないのに報告書や苦情が殺到している。 たまにこの荒涼としたオフィスでまともな従業員は自分だけのように感じることがある。 ここは給料はいいし、 チーフの変なところを我慢するには十分だ。今週は彼の名前について調べるんだ。フランク・マッコイ。何か見覚えがあるな 。名前に"F"があるだけでなぜそんなに執着するのかはわからないが、今回の彼の名前は、とてもいいと思う。一昨日の彼の名前はフィランドレ・ド・ランタシエだった。 考えてみろ、フィリエンドレ・ド・ラントワシエだぞ。 どこでそれを手に入れたのだろうか。クソみたいな名前だな。あだ名ではファントマと呼ばれているそうだ。医者から聞いたんだが、この狂人は自分で9本の手足のうち 6本を切断したらしい。そんな彼を評価するならば、口にカミソリのように鋭い黒い歯が生えている。実は彼は偉大な経済学者であり、心理学者でもあるということだ。要するに、あらゆる変態的な快楽に辟易している金持ちたちが、ミート・サーカスを熱いパンケーキのように利用してるんだ。 どの作品もユニークだから、「私を買って、あなたが特別だと証明してください」とでも言ってこの変わり種は常に群衆を魅了してきたんだろう。

ところで、その変わり種についてだが。昨日は別の「変わり種」を連れてきた、物理法則を無視して壁や天井を歩くことができる少女だ。もちろん、"技術者"も"変異者"も彼女を欲しがってた。その時は"魔術師"が新作の作成で忙しくて良かった。このふたつのクズどもは食堂で喧嘩をしていた。その喧嘩は、幼稚なな殴り合いだった。"変異者"の作った死のバイオマシンの生命力と意地悪さ、"技術者"が作ったの鋼の触手の計算された効果を決して侮ってはならない。6人が重傷、2人の死亡、隣接する食堂がいくつか破壊され、11人はこの騒ぎに乗じて逃げ出し、今は予想外の事態になっている。このような人間に対する考え方が全く異なるサイコパスの集団が、どうやって一つ屋根の下で仲良くやっていき、時には一緒に創造していけるのか。"変異者"は自然と人間を自分たちの努力で新たな進化のラウンドに進もうとする生物工学者。"技術者"は身体をもう一つの資源と見なしているインテグレータ、あるいは電子機器や武器やあまり使わないが致命的なものの束で改良できる身体と見なしている技術科学者。そして"魔術師"は、中世時代の死のカルトと科学や生死の法則に唾を吐く芸術家グループの中間のようなものだ。

またいわゆる"財団"は、常に我々の問題に首を突っ込み、すでにリリースされた作品、"変わり種"、もしくは原材料や我々の従業員を探している。幸いなことに、彼らはあまりにも狭量で偏執的だから、これらの生き物の可能性を完全に理解していない。 ハートブレイカーとバッテリーを例に挙げよう。 単体では有用で脅威にはならない、だが組み合わせれば6倍も楽しいものが手に入る。電気技師製品の背中にあるコネクタは毛虫さされとは違うのだ。それらが一緒になると、光だけでなく電気信号も屈折させて、200メートル離れた場所でも、見えない可動式の発電機を形成する。 この力を想像してみてみろ。これが神々の力だ。 新しい神々は我々だ…、ハハハ、ここには本当に神々が集まってるのか?
仕事は嫌いだが、給料は悪くない。とても良い。

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