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イベント番号: EE-00059
EE-00059の性質のため、適切なSCPとしての指定は不要です。EE-00059の存在についての知識は大部分が非異常性であると考えられ、従って収容手段は現時点では不要です。EE-00059近辺から発生するあらゆる通信あるいは活動は報告され、もし可能なら一般に認知されることを防止しなくてはなりません。
イベント詳細: 超常イベント00059は2006年1月14日、地球からおよそ16億光年の領域の宇宙で観測されました1。これはニール・ゲーレルズ"スウィフト"観測衛星により持続性ガンマ線バーストとして観測され、GRB 060614に指定されました。
EE-00059-1は新規出現したクラス-E"瞬間的因果遷移"ワームホール(S-CSMWAUC2T)2であり、102秒間観察されました。その間、時空フォールドのあらゆる既知の理論及び応用モデルと矛盾する非典型的な振舞いを呈しました。
イベントの間、EE-00059-1は当初は古典的なアインシュタイン-ローゼン・ワームホールに似た振舞いを示し、未同定の物質及び光を放出しましたが、その他の点では通常の物質の流れの方向に抗い、おそらくはトポロジーの乱れにより有機生命体にとって致命的であると考えられました3。しかしながら、当該領域は予測計算が示唆するよりも数倍、実際には観測されたことのないホワイトホールでのみ発生すると示唆される強度の輝度を持つと思われます。
EE-00059-2はイベント中にEE-00059の方向から発信された低周波通信です。電波の範囲と速度から、異常な放送機器がメッセージ発信のために用いられたと思われます(さらなる詳細は""EE-00059-通信ログ""を参照)。
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サイト-88の航空宇宙ハンガーに設置されたアルトルイスト-9プローブ。
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2027年3月18日、財団はEE-00059の領域の状況を調査するため、アルトルイスト-9深宇宙プローブの建造を提言し、O5評議会の過半数の投票により承認されました。
当該宙域への到着時にEE-00059-2が再度発生した場合に備え、アルトルイスト-9の補強構造とコア貨物室4は[O5の要請によりデータ削除]の残骸に由来するエキゾチック・ポリペプチドオリゴマー繊維のケースで包まれています。5
合理的な時間内で領域に到着するため、アルトルイスト-9は超光速(faster-than-light: FTL)ドライブおよび高効率太陽帆を用いて建造されました。しかしながら、ドローンの建造に用いられた非バリオン的エキゾチック物質の逆量子効果が予想されるため、到着時間は影響を受けると思われます
アップデート:
アルトルイスト-9のEE-00059の位置への到着日である████年2月26日、最初の測定値が記録され、非異常性であると判明しました。しかしながらその後間もなく、宙域から活動が検出されました。EE-00059-2がプローブの近傍に再度開口するのが観測され、プローブは内部へと航行しました。。現象はその時も102秒後に終了しました。
これらのマニフォールドの非典型的で激しい性質のため、アルトルイスト-9はEE-00059-1の接触から回収できない可能性が高いと思われます。しかしながら、プローブの内部コアの機能性は通過に耐え、通信が再確立するまでEE-00059-1の反対側の観測を続けると思われます。通信再開の日時は特定されていません。
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SCP-001
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アイテム番号: SCP-001
オブジェクトクラス: Netzach
特別収容プロトコル: N/A6
説明: SCP-001は地球として知られる天体を指します。
SCP-001が人類全体のために存在してきたことを鑑み、財団のTELLUS7プログラムにより観測可能な範囲の宇宙にあるその他全ての惑星と比較して、地球の特性はありえないものであることは、一般の認識では広く「正常」とみなされます
職員は当該惑星の異常な性質について、特に財団内の貢献に関して倦怠を感じるとき、あるいは批判的な思考パターンにあるときには、日々認識しなくてはなりません。職員は互いを、我々の居住する惑星は総体として異常であるという認識を持って、職務上の困難を成し遂げ、混沌と逸脱を伴う文明の秩序に能動的に抵抗するために鼓舞しなくてはなりません。そのようにすることは、生産性と収容の成功レートの双方を、後者に関しては過去5年で12%向上させました。
SCP-001-E1は、1946年、アメリカの古生物学者であるヒューバート・███████博士に率いられた、チリのアントファガスタ地方のアタカマ砂漠の考古学的探索の際に回収された宇宙船の残骸です。███████は即座に自らの発見をアメリカ考古学学会に報告し、多数の他の集団の関心を誘いました。8
宇宙船の外殻は探索され、風雨に対する暴露や経年劣化に影響されないように見える高度な耐久性を持つ不明な組成のエキゾチックポリマーで構成されていることが判明しました。様々な年代測定法により素材の分析が行われましたが、整合しない結果となりました。このことにも関わらず、回収された情報では、宇宙船は数十億年前のものであることが示唆されています。
SCP-001-E1の大部分は即席の居住空間に作り変えられていたように見受けられ、このことはそれが着陸したときは無傷であり、破損はしなかったことを示唆します。加えて、衣類、電子機器、家具といった居住区画の遺留品も回収され、全てが異常な素材により構成されており、程度は様々ですが通常の劣化に耐えていました。宇宙船の全体サイズは不明ですが、ある程度の人口を内包するに十分な大きさがあったと考えられています。居住者の化石は自然に分解されていましたが、SCP-001-E2から回収されたPOI-001のみはよく保存されていました。
SCP-001-E2は3236個の高度に発達した冷凍睡眠ポッドであり、残骸から発掘された際には部分的に電力供給された '冬眠' モードにありました。発見されたポッドのうち、一つだけが機能しており、その主張と異常な遺物9全般への不信が、異常なオブジェクト、場所、現象───SCP-001-E1で見つかったものから始まった───の収容を行う財団の設立に結びついたと思われる[O5の要求により削除]を内包していました。
残骸の中には数点の異常なデータ保存デバイスがありましたが、それらは効率的に破壊されたと見られ、意図的に損傷された可能性を示唆します。これらはSCP-001-E1で発見された他の物品と同様、耐久性のエキゾチック素材で構成されています。分析によりサルベージされた唯一の情報は、極度に圧縮された多層構造の情報媒体により構成された2 cm2の破片から回収され、垂直に積層されたデータセットの一連の薄い層として存在していました。インタープリトされたデータから回収された文書は続いて、SCP-093に見られる彫刻に似たクラスI認識災害グリフで全体が構成される元来の言語から翻訳されました。10
グリフは読者に「ロゼッタ・ストーン」効果をもたらすように見え、それまでの言語および/または読解レベルに関わらず、内容の完全な理解を可能にします。言語の解析が進行中です。回収された断片は付属のSCP-001、回収された物品ログで閲覧可能です。
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