BIRDS-025:連環食虫
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BIRDS-025:連環食虫


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BIRDS-025に寄生されたカタツムリ

プロジェクトリーダー:

Bryon(異常派)

プロジェクト進行度:

籠鳥(凍結中)

殺傷可能性:

雁(致死性中)

必要資源:

必要技術:

  • 生体内部環境における耐久性を向上させる技術
  • 寄生宿主への働きかけ能力を強化する技術

プロジェクト・製品詳細:

本プロジェクトでは、寄生虫としての耐久性および元来保有している宿主操作能力を強化した、改良型のロイコクロリディウム属の寄生虫(BIRDS-025)の開発を行う。BIRDS-025に期待される効果は、寄生した人間に対して嗜好改変・思考誘導・人格破壊・洗脳などを行い、最終的に一般社会へカニバリズム(人肉食嗜好)を普及させることによって人口を削減することである。

一般的なロイコクロリディウム属の寄生虫には、「自身が寄生する宿主の行動を操作する」という能力を持つことが知られている。ロイコクロリディウムは自身の能力を使用して中間宿主である有肺類貝(代表例: カタツムリ)を最終宿主の鳥類に捕食されるように行動させることが可能である。

本プロジェクトでは、上述の特性に関連する能力を強化したBIRDS-025を用い、その食物連鎖サイクルを拡張することによって目的を達成する。すなわち、本プロジェクトによって通常の「ロイコクロリディウム-カタツムリ等-鳥類」のサイクルに人間を組み込み、「ロイコクロリディウム-カタツムリ等-鳥類-人間」というサイクルを形成する。

サイクルの流れは以下の通り;

サイクル1: BIRDS-025またはその卵が自然界へ解放される。解放されたBIRDS-025は、第一の宿主である有肺類貝(カタツムリなど)に寄生する。寄生後、BIRDS-025は自身の強化された操作能力を使用し、鳥類の中でもより人間に近しい種(ニワトリなど)に優先的に捕食されるように宿主の行動を操作する。サイクル1の行動の多くは一般的なロイコクロリディウムの生態と同等であるため、既存の生物規範・リソースを大いに活かせることが期待される。

サイクル2: 第二の宿主である鳥類に捕食されたBIRDS-025は、強化された耐久性をもって体内に潜伏する。その後BIRDS-025は宿主の行動を操作しながら、人間の食卓に並ぶように積極的な行動を強制する。サイクル2の宿主である鳥類が何らかの形態で人間に摂食された時、メインとなるサイクル3へ移行する。

サイクル3: BIRDS-025(およびそれを含む中間宿主)を摂食した人間は、BIRDS-025感染体となる。BIRDS-025は感染体の脳内に潜伏して思考や行動を支配し、自身の被食願望および同族への強烈な捕食欲求を植え付け、それに基づいた行動を強制する。感染体は汚染された思考や行動規範に則り、同族である他者を積極的に捕食する、または積極的に他者に捕食されようと行動し、結果的に多数の人間を消費する。

サイクル4: BIRDS-025およびその卵は、同族を捕食し続けた感染体の体内に蓄積されることとなる。この感染体が排泄または自然界で死亡することにより、BIRDS-025およびその卵は従来種を置き換える形で再拡散され、次なるサイクルの契機を産み出すこととなる。

一般に、食用肉は脂の多いメスや生育途上で肉の柔らかい幼体が美味とされている。そのためBIRDS-025感染体に湧く捕食願望は自然と彼らに向かい、必然的に繁殖母体または繁殖体の削減に繋がる。これらのサイクルが繰り返されることにより、人口の削減に効果が期待できると考えられる。

人口の制御は我らがグリーン・スパロウ財団の目指すところであり、世界を存続可能とする第一歩に他ならない。

なればこそ、グリーン・スパロウ財団が事を為す時である。

展開記録:

BIRDS-025の原種となったロイコクロリディウム・パラドクサム(Leucochloridium paradoxum)の生息地のうち、優先削減対象地域であるアジア圏に位置する日本国北海道地方を中心とした展開実験を実施する。

展開記録は以下の通り。
年次 放虫数(匹) 食殺被害者数(人)
18 100 54
20 200 205
22 500 1,677
24 1,000 19,944
死傷者統計/除染結果:

BIRDS-025の自然繁殖および循環は滞りなく行われ、人類に潜在的な捕食者/被食者の集団が形成されつつある。人口削減効果は 十分に証明された。 (付記を参照せよ。)

付記:

Stanley ― 進行度の成鳥指定に嫌疑を表明します。確かに、BIRDS-025により日本国内の食殺数は増加しています。ですが放虫と同時に出生数が増加しており、結果的に削減数に並ぶどころか上回ってしまっています。これではプロジェクト成功とは言えません。どうなっているのですか? - [24/4/9]

Bryon ― 緊急調査したところ、BIRDS-025により予想外の影響が生じていたことが原因でした。日本国内においてカニバリズムが潜在的に広く浸透した結果、食用人肉の価格が暴騰しています。そのため新たな人身売買組織の隆盛も起こり、人間専門のブリーダー集団まで現れ、果てはインターネット上の民間食用児生産者交流サイトまで開設されています。結果、闇社会は空前のベビーブームの様相を呈している状況です。 - [24/9/14]

Bryon ― さらには皮肉なことに、BIRDS-025は人間の養殖事業にも好都合であるようです。養殖用の人間のメスにBIRDS-025を給餌すると、使用済みとなった際に自発的に他のメスに食される/他のメスは積極的に食そうとするため、飼料の節約・栄養の補給・欲求やストレスの解消に加え、可処分性まで高まり効率が良いとのことです。 - [24/9/14]

Bryon ― 加えて、実験地に選ばれた日本という風土も最悪でした。日本には石榴倶楽部弟の食料品を初めとする人肉食を扱う組織が多く存在しており、カニバリズムが普及するのに十分な下地と管理体制が既に存在していました。日本人は人肉食に抵抗感も薄く、BIRDS-025は既に彼らの体系内に組み込まれてしまっています。残念ながら、BIRDS-025による人口削減効果の発揮は(特に日本では)絶望的です。- [24/9/14]

Stanley ― 日本人の食欲は恐怖すべきということでしょうね。本件、承知しました。今後プロジェクトを凍結/縮小する方向で調整することに決定します。 - [24/9/15]

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