SWN001-1-CH00証拠文書
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DATE: 2023年5月5日
FROM: Maura Castaldo <ten.pcs.atap|odlatsac.m#ten.pcs.atap|odlatsac.m>
TO: Penelope Panagiotopolous <ten.pcs.atap|suolopotoiganap.p#ten.pcs.atap|suolopotoiganap.p>
件名: SWN001-1-CH00証拠文書

ペネロピ、

近年SWN001-1実体らの"自己挿入"を特定しようと試みてきたが、我々は間違っていたように思う。これまでのところ、我々は一対一の対応を仮定してきた各"著者"は我々のナラティブ層で自分のために活動する単一の"著者アバター"を持つのだとしかし私はこの説に反する証拠のようなものを見つけたと思う。

以下は古代ローマまで遡る財団の先任者たちの人事ファイルの一群になる。私はこれらの人物は同一のSWN001-1実体の"自己挿入"であると確信しており、暫定的にSWN001-1-CH00と命名した命名パターンに則り、実体のnom de plumeはおそらく"Ch00bakka"としてスタイライズドされたスター・ウォーズのキャラクターである"チューバッカ"への言及であると思われる1

最初の文書は、この文が暗示するほどには財団には全く似ていないCura Praetoria Sapientae Occultae、ないし秘智に関する法務官局による。以下に原文の複製を示し、その後に翻訳を載せる。

回収文書 SWN001-1-CH00-A: 秘智に関する法務官局の人事ファイル
125 ADごろ。断片化したパピルス、エジプト、アレクサンドリア。ラテン語/ギリシャ語。モーラ・カスタルドによる翻訳、2018年。

見ての通り、我々は既に不条理の領域に足を踏み入れている。損なわれていない"調査オブジェクト"のリストにあるすべての項目は間違いなく現在財団により収容されているオブジェクトだ正しい番号さえついている! CPSOはいかなるものも決して"SKΠ"と呼ばなかった――あれは単なる"SCP"のギリシャ文字への翻字でしかない!

次の文書は神聖フェーム(Vehm)のものであり、この組織は神聖ローマ帝国の魔女狩り法廷であった。歴史上の記録とよく一致するが、それでもなおSWN001-1実例に端を発する問題をいくらか抱えている。

回収文書 SWN001-1-CH00-B: 神聖フェーム魔女裁判の供述書
1532年7月。羊皮紙、ドイツ、ケルン。ラテン語と高地ドイツ語。モーラ・カスタルドとジョセフ・ローゼンバウムによる翻訳。

守護者聖カタリナ修道会は他のどこにも現れない; そしてイニシャルにも注目してほしい。同様に、神聖フェームが数百以上の異端物を目録に載せていたことがあったという証拠を我々は持たず、しかもその大半は異常なアーティファクトではなく、単に聖書の異なる翻訳だった。そして再度、数字は同一の効果を示す茸のSCP指定と一致している。

お次は20世紀だ。これは60年代後半の実際の財団の職員ファイルだ。我々が見てきた他のSWN-001-1 "自己挿入"ファイルと適合している。

回収文書 SWN001-1-CH00-Γ: SCP財団職員記録
1967年。保管サイト-23の内部文書庫より発見。英語。

明白な事実として1066は21世紀まで収容されておらず、2573はソビエト連邦の終焉までに現れていない。この人物は主な職員記録には現れず、サイト-23のアーカイブの紙のファイルにのみ名前を残す。

最後の文書は最も最近のものだ。主にスリー・ポートランドや放浪者の図書館のような異次元空間の住民により使われているTwitterやTumblrのようなマイクロブロギングプラットフォームのダークウェブにおける代替品、Voidのプロフィール14の"⁂ch00_bakka"というハンドルのユーザのプロフィールだ。

回収文書 SWN001-1-CH00-Δ: VOIDバイオグラフィ
2023年。 http://void.dark/ch00_bakka/bio15より回収

私はこの最後のものが最も実像に近いSWN001-1-CH00の著者アバターであると確信している実体の心理学的プロファイルを作成し、このEメールに添付した。全SWN001-1著者実体のためにこれらのプロファイルを作成することは、1つの実体が複数の"自己挿入"キャラクターを保有している他のケースを発見するのに役立つだろう。

モーラ・カスタルド博士
主任心理学者
空想科学部門


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