キレイさっぱりをお約束します*へようこそ。ここは、SCP財団を、夜中にゴトゴト物音を立てるモノどもを“清掃”するという混沌とした商売に足を踏み入れてしまった経営難の零細清掃会社、セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団として再解釈した、ごく気楽なTaleシリーズです。
シーズン 1
除菌、洗浄、磨き上げ
セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズは、積み重なっていく借金にどう対応すべきかを考えださなければならない。おかしな業務がどんどん増えていく中、フリッツは従業員たちの前から姿を消してしまう。
単発エピソード
キレイさっぱりをお約束します*世界の一コマ集。
“キレイさっぱりをお約束します*”は、夜中に物音を立てる奇怪な事物が、非常に稀ではあるものの確かに存在している世界で暮らす人々の日常を描く、キャラクター主体のお気軽で素朴なコメディです。それは効率の悪い官僚機構がまかり通る小さく単純な世界であり、狂気と魔法の境界は曖昧で、ごく普通の人々がその中を生き抜こうと奮闘しています。
“キレイさっぱりをお約束します*”の舞台の設定は根こそぎ引っ繰り返っています - 世界規模の秘密結社であるはずのSCP財団は、この世界ではサウスダコタ州のピエール市に本社を構え、十数名の従業員を抱える小規模なエセ清掃会社 “セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団” です。この会社はありとあらゆる奇妙な生物、名状しがたき恐怖、地獄めいたリミナルスペース、そして山積みの書類と取っ組み合いながら、辛うじて経営を維持しています。
本シリーズは、4chanに投稿された当時のSCP-173、特にその誤字や見せかけの専門的文体に大きく根差しています。これらはほぼ確実に意図的な演出ではないでしょうが、敢えてそう解釈してみると、財団に対する新たな視点が生まれます。そこからは、説明のつかない現象への対応に専念する、小規模で、平凡で、ちょっと官僚主義的な団体の姿が見えてきます - そして彼らは、この像がどれほど危険かよりも、この像を今後どうやって清掃し続けるかを懸念しています。この団体の本部はどうやら“サイト19”なる場所にあるらしく、このシリーズの世界観において、そこは中規模の倉庫を事務所 兼 保管庫に改装した施設です。
この団体、“SCP財団”は自分たちが保管しているものがどこからやって来たかさえも理解しておらず、心の底から恐れています。彼らは明らかにこんな事物との関わりを持ちたがっていませんが、他に選択肢はありません。“キレイさっぱりをお約束します*”の根底にあるのは、暗闇に身を潜めている恐怖を封じ込める責務を負いながらも、迷走中の無能な組織で働かなければならないという不条理とブラックユーモアです。何より重要なのは、セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズの職員たちは、確かに欠点こそあれど、突き詰めれば善良な人々であり、ただ生計を立てながら人生を歩もうとしているだけだということです。そこに収容はなく、陰謀もなく、正常性云々の教義もありません。この世界観における“秘匿のヴェール”は偏在する秘密結社や世界政府によって維持されてはいません。超常現象はあまりにも稀すぎて、世間の人々はその実在を深く検討することなく生涯を終えるため、異常な世界は自己保存する秘密となっています。
この世界観におけるアノマリーは、必ずしも殺人彫刻である必要はありませんが、そいつらのせいで世界が直ちに滅びるほど奇妙ではない、ギリギリの線に留めておかなければいけません。本作は都市を舞台とする侵入系ファンタジーであり、魔法の文明や世界全体よりも、UFOを巡る迷惑電話や家憑き幽霊のような題材を扱います。メインシリーズに登場するアノマリーの多くに共通するテーマは、無関心な人々によって無視されている汚物とゴミの山です。
要約すると、本作の世界観はアノマリーが存在するという前提で可能な限り現実的に描写されます。日常系の物語、ブラックコメディ、軽めのホラー、都市型ロー・ファンタジーの混ぜ物だと捉えてください。
セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ:
| 名前 |
説明 |
| フリッツ・ディードリッヒ・ウィリアムズ |
実業家、経営学修士、そしてセーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団の創業者 兼 管理者。フリッツはカリスマ性と耐え難いほどの傲慢さを兼ね備えており、怠惰さと会社への無関心ゆえによく従業員たちから反感を買う。不愉快なうえに大抵は無能な上司だが、必要な時にはリーダーシップを発揮することがある。フリッツは財団以外にも幾つか小規模な事業を営んでいる。 |
| フランシス・ヴォイチェホフスキ (“アルト・クレフ博士”) |
清掃員として財団に勤める、不満を抱えつつも概ね陽気な30代のイギリス系/東アジア系男性。クレフは主におちゃらけた道化役を担い、その奇行は往々にして事態を更なる混乱へと導く。彼の無神経な言動は、時として他の従業員を苛立たせたり、疎まれたりする原因にもなる。クレフの人生は笑い事ばかりではない - 業務外では、彼は10代の娘を育てながら清掃員の給料で家計をやり繰りするのに苦戦している。 |
| チャールズ・オグデン・ギアーズ |
財団に勤める40代後半の生真面目なHMCL監督者 兼 会計士。感情表現に乏しく、超然として論理的すぎるため、同僚に対して冷淡で共感に欠ける態度を取りがち。ギアーズは規則に固執する。SCP財団が厄介な状況に陥ると、彼が全ての事務処理をこなさなければならないからだ。しかし、グループの堅物でありながら、ギアーズはたまに意外なほど機知に富み、タフな一面を見せる。特に現場ではその傾向が強い。 |
| ティルダ・デイヴィッド・ムース |
サイト19の所長にしてフリッツの補佐役。とても厳格で冷静沈着だが、オカルトに傾倒している。かれ (They) は時々神経質で、内心では不安を抱えているが、役職柄、事実上のリーダーとして責任を負わざるを得ないことが多い。ムースは今のところ、最も正気の財団職員で、いざという時には事態を収拾する術を知っている。ディーとは友人であり、ノンバイナリー同士で意気投合している。 |
| ディー・カミーユ・ラス |
いつも最悪の仕事ばかり押し付けられている、20代前半の我慢強い研修生。ディーは標準的な財団が無制限に抱え込んでいる使い捨てDクラス職員のパロディーなので、厄介事、異常事態、あからさまに危険な状況にたびたび放り込まれるが、その都度どうにか生還を果たす。ある意味で凡人キャラのディーは、どんな状況にも肩をすくめ、溜め息を吐くだけだ - 何しろ、危険手当のおかげで貧困ラインを下回らずに済んでいるのだから。クレフとはライバル/師弟関係で、ボーとは友好的な競争関係にある。 |
| マリア・ウェスリー・ジョーンズ |
20代前半、大学を卒業したばかりの計算機科学専攻で、財団のITスペシャリストを任されている。マリアは仕事中毒と社交不安に苛まれており、普段は狭苦しく雑然としたRAISAオフィスに引きこもっている。過剰な量のコーヒーと、いつか財団のソフトウェア基盤の混乱を解きほぐすという目標に後押しされながら、彼女は前任者から引き継いだ脆弱で機能不全寸前のデータベースを管理している。 |
| ボーレガード (“ボー”) ・バーソロミュー・ラーキン |
財団の若き新入社員/研修生。ボーの柔和な性格はお客様から好評だが、私生活の混乱が常に彼の心の平穏を脅かしている。彼は通常、ディーと似たり寄ったりの怪しい仕事を請け負い、ピエール市内の奇妙な店舗や場所へ単身で赴くことが多い。疑わしい判断を重ね、精神崩壊までも味わった経験があるボーは、現実にしがみつきながら家賃を捻出しようと奮闘している。 |
| ラドクリフ・J・I・ジェラルド |
財団の逃走車両運転や重量物輸送を断続的に任されているジェラルドは、制限速度の倍で走り、他者の安全など一切顧みずに追い抜き車線変更するタイプのクソ野郎である。彼にとっては結果だけが全てなのだ。速度の面では間違いなくピカイチの効率的な運転手だが、目的地に着く頃には必ず何かをぶっ壊している。それは車両だったり、貨物だったり、歩行者の大腿骨だったりする。 |
その他の登場人物:
| ジェレミア・シメリアン |
財団の雇用主体であるUIUに所属する、冷笑的で常に不機嫌な査察官 兼 連絡役。ある時、視察中にコーヒーで顔の半分を火傷して以来、財団に対して恨みを抱いている。それでも、彼はUIU内で財団の即時閉鎖を望んでいない数少ない人物の1人である - 裏の思惑があるのか、善意なのかは分からないが。 |
| ダミアン・オコナー |
財団の元・IT部門長かつ共同創業者だった人物。2005年に退社し、ライバル企業のC.A.O.S.(株)を旗揚げした。ダミアンは積極的な脅威というより、影の悪役に近い - フリッツと同様、彼は“エンジン”という謎めいた自然言語生成装置からの指令を翻訳する以外には、部下の行動にほとんど関わっていない。 |
| ダニエル (“ダン”) ・ダニエルズ博士 |
退役軍人の未確認生物学者であり、自称サウスダコタ州随一の未確認生物ハンター。ダンは過去20年間、北アメリカで最も捕え難いとされる未確認生物を探し続けてきたが、いつも一歩及ばず捕り逃している。彼はやがて、警察から問題の未確認生物 “見えざる潜伏者” の捕獲を依頼されたセーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズと邂逅することになる。 |
| ロバート・スクラントン |
ピエール氏に拠点を置く不動産会社 “スクラントン不動産” のCEO。2003年に、当時は破格の安値と思われた価格でフリッツにサイト19を売却した。スクラントンとその会社は、財団にとって現時点で最大の脅威、つまりサイト19の住宅ローン返済を象徴している。スクラントン自身はフリッツにとって師のような存在であり、フリッツは彼のことを、自分が常に夢見てきたような力強く成功した実業家として見ている。 |
財団にはここに挙げた者以外にも多くの従業員がいることを念頭に置いてください。あなた自身のキャラを自由に追加して構いません - みんながみんな古参著者のアバターばかりではありませんよ。それに、ピエール市やその外部には、まだ未開拓の人物や場所が数多く存在します!
競合他社、後援者、そして当社:
| 名称 |
説明 |
| セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団 (当社でございます!) |
十数名の従業員から成る独立系スタートアップ清掃会社。2003年にフリッツ・ウィリアムズによって創業され、本社はサウスダコタ州ピエールにある。FBI異常事件課の正式な請負業者として、比喩的にも文字通りにも“汚れ仕事”の始末を担っている。主たる役目は清掃と保管なのだが、業務内容に関して財団は柔軟である - 報酬が支払われる限りは。 |
| 連邦捜査局 異常事件課 |
一般市民の目に触れない形でアメリカ政府の活動を執行する大規模なFBI部門。アメリカ政府は異常な事物の存在をむしろ無視したがっているため、UIUは政府による監督をほぼ全く受けていない。UIUを構成するのは概ね普通の人々だ - これは主に捜査官や事務職員に当て嵌まる一方で、上層部の官僚たちは一抹の悪意と権力をまとっている。 |
| クリーンアップ&オプティマイジング・ソリューションズ株式会社 |
財団と競合するライバル清掃会社、通称C.A.O.S.(株)。フリッツと最も親しかった同僚の1人であるダミアン・オコナーが、数年前の見苦しい分裂騒動を経て、数名の追随者と共に創業した。収益獲得のために財団よりも遥かにアグレッシブな方針を取っており、“エンジン”の名称で知られる謎の自然言語コンピュータから指令を受けている。 |
主流カノンにおける要注意団体の多くは“キレイさっぱりをお約束します*”にも存在しますが、物語に登場させる時は、本来のコンセプトを保ちつつ組織規模を縮小するか、新たな要素を加えるようにしてください。この世界観では、財団は中規模の池を泳ぐ小魚に過ぎないことをお忘れなく - 要注意団体たちはその能力や競争で財団を凌ぐことができます (そして多分それが当然です) が、異常現象を専門的に扱う国家機関、世界規模の宗教、巨大企業などは存在しません。
“キレイさっぱりをお約束します*”の関連作品はいつでもどなたでも投稿できます。ただし、執筆前に基本的な世界観を把握しておくのをお勧めします。以下の作品群は、舞台設定とその雰囲気をよく伝えています。
除菌・洗浄・磨き上げ は“キレイさっぱりをお約束します*”のメインストーリーラインであり、現在は新規参加者を受け付けています。これに沿って執筆をご希望の方は、幾つかガイドラインに従っていただく必要があります。メインシリーズの物語は、セーフ・クリーンアップ・プロフェッショナルズ財団の主要登場人物6名 (“Welcome to Site 19!”で初登場) に焦点を当てるのが理想です。あなた自身で構想したキャラや、有名な既存キャラのアレンジ版を登場させても構いませんが、あくまでキャラクター描写と日常描写に主眼を置いてください。また、本作でのアノマリーは通常、包括的なプロット要素 - つまり財団がUIUやスクラントン不動産との間に抱える財政問題と、ピエール市で徐々に増加傾向にある汚物系アノマリーの話題 - を含み、かつ清掃作業や雑用を題材とする必要があります。そして最後に、下記連絡先リストに掲載されている著者たちのフィードバックを得ることにご協力ください。承認され次第、作品をメインシリーズに追加できます!
また、メインシリーズから独立した単発エピソードの投稿も受け付けます。これらはピエール市とその不可思議さのあらゆる面を題材にできるため、概ねもっと自由度の高い執筆が可能です。こちらにもあなた自身のキャラ、団体、設定を含めて構いません - ただし、世界観を保つための規模縮小をお願いします。舞台設定は2007年なので、多少の時代錯誤は許容範囲ですが、登場人物がInstagramのアカウントを持ったり、仮想通貨に投資したりするのは避けてください。サイト19職員に (または他所に) 追加したいキャラがいるなら、世界観に合致している限りにおいて (例: 魔法使いは不可) 、是非どうぞ。やはり連絡先リストからのフィードバックを推奨しますが、承認は不要です - 合致する限りはなんでもハブに追加できます。
ちなみに、“キレイさっぱりをお約束します*”の世界観で独自のシリーズを執筆したい方は大歓迎です! ただし、このシリーズで何かを執筆する場合は、小さくて一風変わった街にある三流清掃会社というコンセプトの雰囲気と意図を保つようご配慮ください。
このページの下部にリンクを設けてあるDiscordチャンネル “Canonexus” (英語版) で、私たち執筆陣のいずれかにご連絡いただけます。執筆内容、キャラクター、世界観についてお気軽に質問してくださいね!
以下2つのテーマは、
winkwonkboiによって制作され、“キレイさっぱりをお約束します*”シリーズの記事に使用されています。
Cleaning Services Theme — Black Highlighter向け
Janitor's Closet Theme — Sigma-9向け
また、特定シリーズ (除菌・洗浄・磨き上げ等) の一部である記事には、ページの先頭にこのEarthwormコンポーネントを付け加えてください。
[[include :scp-jp:component:earthworm
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