競り合う終末論

世界の終わり方

　ザ・ロックは解かれた。黙示録や神々の黄昏に描かれた軍団や怪物、そしてそれらより旧きもの、忘れられた神話が地上を覆い尽くす。旧き神々が復活し、産まれたばかりの神々が目を覚ます。いまだ現れたことのない神々は今かと出番を待っている。

　そして、財団は千々に分かたれた。財団の指導者やシニアスタッフのうち、ある者は行方知れずに、ある者は再起不能に、ある者は死に、ある者は絶望的な作戦を追い立てられるように練っていた。

　世界の終わりがここにある。あまたある終わりのすべてが。しかし、我々に残された時間はない。

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競り合う終末論 公式プレイリスト: あなたは神か、何かの実体か、自然の脅威で、何らかの計画を伴ってここにいる。あなたが世界を終わらせる間、この音楽で思い切り楽しんでくれ。

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物語順

第一幕 第1部

• Apakht (パート 1/3) (by thedeadlymoose): 現実の構造が、彼らの前で、開かれていった。
• 門が開く (パート 2/3) (by thedeadlymoose): 「ウリエルよ」ヤハウェは言った。「時来たれり」
• 黙示録 (パート 3/3) (by thedeadlymoose): 「私はSCP財団の代表として参りました。」女が口を開いた。
• 暴風前線 (by Sophia Light): 「私は、その、我々に迫るちょっとした厄災についてお話ししようと。貴女も同じなのでは？」
• 目覚めしものども (by thedeadlymoose): ウル・アヌ・ウウムは天を仰ぎ、怒りを湛えた嘆きを漏らした。

第一幕 第2部

• 第一の白馬 (栄冠を戴きて征するもの) (by thedeadlymoose): 瞳は白く燃え盛る星に変じた。
• 第二の赤馬 (皮肉めいた隠喩) (by Dexanote): 「今日はとっても特別なお話だよ。」
  • Interlude: A Memo Regarding a Theft (by Dexanote): Inventory check for Site 62 reveals the absence of SCP-573.
• The Black Horse (The Crawling Sea) (by Sophia Light): Then its clothes burst, and out came the mice.
  • Interlude: Last Words from Svalbard (by Sophia Light): "We have a proposition for you."
• 第四の蒼馬 (悪童たち) (by thedeadlymoose): 死なずの怪物は今までにない以上の報恩の念と高揚感を抱いた。

第一幕 第3部

• The Bloody Autumn (by Dexanote): "This is your army. Delivered by Fear itself."
• Stirrings (by Skara Brae): The lightning recognized his roar, and raced to join him.
• ガニメデ (by thedeadlymoose): 「知っているでしょうけど……別の未来では、私たちは一緒に歳を重ねていったのよ」

小片群

• Now... This (by Gaffney): Three weeks into a possible future…
• In the End: Monkey Business (by AdminBright)
• In the End: Elite (by AdminBright)
• In the End: Europe (by AdminBright)
• In the End: Rawhide (by AdminBright)
• 暗闇の中での祈り (by TroyL): 我らの父たちは罪を犯した。今は違うが。だがその罪に我らは耐えている。
• Sunset (by Mister Evans): Dozens of faiths had a promise of eternal night to uphold, and most were going straight to the source.
• When Moses Goes Wrong (by Loiterer87) Meanwhile on Earth, astronomers noticed several discrepancies when they looked up to the stars.
• Fire and Brimstone (by Slothdude) even Gods must have their Demons.
• Omens (By DodoDevil) They had come to this shore to die a prodigy, foretelling war, famine, death, disease.
• Cheese Is Risen (By LORDXVNV) And then, the shining city fell, chunk after chunk cascading downwards, crumbling like feta.
• お前の死に様を教えてやろう (by Ethagon) このサイトの場合、10部屋ある内の3部屋が目下利用可能なパニックルームでした。
• 太陽の沈まぬ夜に (by Ralliston) エスターバーグの町は既に都市防衛の準備が完璧に整っていた。

第二幕

• Awakenings, Part Two (by Scantron): "I have infinite confidence in your loyalty and competence."
  • Interlude: New Toys (by Dexanote): "Oh I like you. I like you an' I like yor little buddy. I think I'll keep ya."
• To Be Continued.

小片群 (戦術神学部門サブ・シリーズ)

• KTE-5634-Ex-Machina-Bosch (by Cerastes): "The Global Occult Coalition must stand ready to defend humanity against all foes."
• Secure Facility Dossier: Reliquary Area-27 (by DeadlyBread): "SCP Foundation Theological Research and Emergency Deific Subjugation Facility"
• The Great Cult Escape (by Luxaiko): "So, little journal of mine and hopeful reader of the future; I hope you have learnt something today, as that you keep hold of this when the world ends all over again."
• Divine and Conquer (by Weryllium): "And while you spread your eyes across creation, you too are being watched. To borrow from another of your people’s many stories: you have been weighed, and found wanting."

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年代順

年代順を表示

• Apakht (Part 1 of 3) by thedeadlymoose
  • 目覚めしものども (一部分) by thedeadlymoose
• Stirrings by Skara Brae
• 門が開く (Part 2 of 3) by thedeadlymoose
• 黙示録 (Part 3 of 3) by thedeadlymoose
  • 目覚めしものども (一部分) by thedeadlymoose
• 第一の白馬 (栄冠を戴きて征するもの) by thedeadlymoose
• 第二の赤馬 (皮肉めいた隠喩) by Dexanote
• 暴風前線 by Sophia Light
  • Interlude: A Memo Regarding a Theft by Dexanote
• 目覚めしものども (幕切れ|"公認"の時刻定点) by thedeadlymoose
  • The Bloody Autumn (回想) by Dexanote
• The Black Horse (The Crawling Sea) by Sophia Light
• 第四の蒼馬 (悪童たち) by thedeadlymoose
  • Interlude: Last Words from Svalbard by Sophia Light
• The Bloody Autumn (現在|"公認"の時刻定点) by Dexanote
• 小片: 暗闇の中での祈り by TroyL
• ガニメデ by thedeadlymoose
• Awakenings, Part Two by Scantron
• Interlude: New Toys: by Dexanote

• 小片: Now... This (3 weeks into a possible future) by Gaffney

時間軸不明:

• 小片: In the End: Monkey Business by AdminBright
• 小片: In the End: Elite by AdminBright
• 小片: In the End: Europe by AdminBright
• 小片: In the End: Rawhide by AdminBright

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このカノンについての書き方指南

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　始めにすべきことは、このカノンを読むことだ。それが済んだら、何でも書きたいことを書いて、それを放り上げろ！¹終わったら、気兼ねなく君の記事をここに加えてくれ。

　このカノンのIRCチャンネルとして#eschatologyがある。一緒にネタを考えよう！

注意: 俺たちは、違ったスタッフを探している。野心を抱くことを恐れるな。評価されていないSCPや一般的じゃない概念を使うことに躊躇するな。頼むから、話題になったものをそのまま捻りもなく書いただけってのは勘弁してくれ！

主流のストーリーライン

世界の様々な終わり

　ザ・ロックは解かれ、遥かに多くの終末をもたらすものたちが目覚めつつある。いや、訪れつつあるのか。それとも、突如として彼らが望んでいるらしいすべてのことを強要されるのかも知れない。SCP-343といった神と思われるもの、熊の王などの太古の実体、インクペンなどの現代の事物、遥か彼方の星々より来たる不可思議な存在――終末をもたらすものは至る所よりやって来ている。幕切れが訪れる直前には、まさに、より大きく、より汚らわしいものとなるだろう。

「世界の様々な終わり」を書く際の示唆:

• このラインについての多くの挿話群――「Awakenings」など――がある。覚えておくべきは、このカノンの大きなテーマとして「物事は計画通りには進まない」――機転こそが重要――というものがあることだ。
• 新しい終末をもたらすものについて。君が望むなら、どんなSCPも新しい終末をもたらすものになりうる。そしてそれはSCPに限った話じゃない。
• すでに存在する終末をもたらすものについて。そいつらが次にやることは何だ。
• 互いに潰し合っている終末をもたらすもの。そして、手を組んでいるように見えるもの。そして、世界の終わりを阻止しようと財団や蛇の手などへの支援を試みているもの。そして……
• 現実世界の人間の目線で何かを書いてみるってのもある。財団は――時間の問題かもしれないが――公になっていないだろう……巨人が地上を歩き回っていることが知れ渡っているにもかからわず。性格的小品を奏でるのもいい。君が好きなようにサブプロットを推し進めるんだ。
• 俺たちのうちの幾人かで、すでにWanderers Library²へのクロスオーバーを何編か執筆する計画を立てている。君も気軽に参加してくれ！

分かたれた家

　財団は、ガニメデ・プロトコルごとに各々独立したサイトへと分裂してしまった。レベル5職員のみがこのプロトコルをあらかじめ知っていた。彼らはなぜこのプロトコルが規定されたのか(O5指令は、セキュリティが破られ途絶した以上のことは分からなくなっている)を知らされていなかったが、いま何をすべきかは知っていた。

「分かたれた家」を書く際の示唆:

• 世界の終わりや、財団が無数の独立したサイトへと分裂していることに対して行動している財団メンバーたちがいる。計画を練り、サイトをまとめ上げ、収容違反を制御し、終わりをもたらすものに対処し、たったいま起こったクソッたれな事象にただ愕然としている。
• いくつかの個別サイトーーまたはすべてのサイトーーがお互いを統合しようとしたらどうだろう？ 著名な個人に賛同する――または協力を望む――人々がいたらどうだろうか？

これまでに現れた著名な「指導者」:

• 管理者
  • 現在の管理者は財団全体の姿勢を本質的に表している。彼女――とその賛同者――は、財団は終末をもたらすものに対抗すべきだと感じている。確保し、収容し、保護するのだ。財団は人間らしさを守ろうとしている。そして、いかなる終末をもたらすものに対しても協同するつもりはない。それは苦難の道となるだろう――精一杯の虚勢であり、選択の余地のない苦渋の策だ――が、彼女たちは敢然と終末をもたらすものに立ち向かい、世界の終わりを阻止するつもりだ。
• 最初の管理者
  • 最初の管理者はあるときを境に姿を消した。現在に至るまで財団に気づかれなかったが、彼は本当にいなくなったわけではなかった。彼は「何者でもない」とSCP-990を演じていたのだ、すべての手始めとして。ともかく、最初の管理者は終末をもたらすものとなった。どうして？ なぜ？ わかる者はいない。最初の管理者――とその賛同者――にとって、世界はいかなる手段をもってしても終わらせるべきものだ。彼らは財団――と人間らしさ――が至高とわかるような終わりを目指している。
• SCP-343
  • SCP-343は本物の神だろうか、それとも強力な現実改変者なのだろうか、またはその中間に位置する者だろうか？ 何とも言えない。どちらにしても、彼は黙示録で予言された新しい天地を到来させようとしている。そのためにまず今のバージョンを終わらせるつもりのようだ。彼側に立つ財団職員は誰であろうと彼は間違いなく歓迎するだろう……実際に幾人かはすでに彼の方についた。
• ライト博士
  • 彼女は、新たに――恐らく当てにはならないだろうが――蛇の手と協力体制を築いた。ソフィア・ライトは世界が終わるのを望んでいない。彼女に賛同する人々は後を絶たず、そして、それは財団内に止まらない。実用主義者として当然ながら、ライト博士とその賛同者たちは世界の終わりを阻止しようとしている異常存在とも手を結ぼうとしている。それには、あまり協力的ではない終末をもたらすものでさえ含まれている。悪魔との取引だって？ 大きな過ちだと？ 何らかのリスクは受け入れるしかない。

隠されたストーリーライン

　下記にある一覧は特定のスタッフに計画を立ててもらうようにしているものだ。だが心配いらない。あなたのアイディアを採用させてもらうことも十分にある！ 俺たちに連絡してくれ。

• "Stirrings" ライン: 北アメリカで目覚める古代の自然の神々。(連絡先: Skara Brae)
• ユダヤ-キリスト教黙示: 黙示録の予言が実現する。にもかからわず……それは予言の通りではまったくない。
  • 戦争 (連絡先: Dexanote)
  • 飢餓 (連絡先: Sophia Light)
  • 疫病 [次回予定] (連絡先: Sophia Light)
  • 上記以外 (連絡先: thedeadlymoose)
• SCP-001: "ザ・ロック" (連絡先: thedeadlymoose)
• SCP-008: "Zombie Plague" (連絡先: Sophia Light)
• SCP-598: "Sentient Color" (連絡先: Sophia Light)
• SCP-1000: "Bigfoot" (連絡先: thedeadlymoose)
• ライト博士 (連絡先: Sophia Light)
• ハービンジャー (連絡先: thedeadlymoose)
• アーシラト (連絡先: thedeadlymoose)
• ギリシャ-ローマの神々 (連絡先: thedeadlymoose)
• 「古典的な」要注意団体。特に、世界オカルト連合、壊れた神の教会、カオスの反乱、ザ・ファクトリー、マーシャル・カーター＆ダーク株式会社。ここに「何者でもない」が含まれていない理由は、このカノンを読めばわかると思う。同じく蛇の手が含まれていないのは、彼らが無数の微細なグループに分かれているからだ。 (連絡先: thedeadlymoose)

　ここには俺たちが使っているもののすべてが書かれているわけじゃなく、このカノンのこれまでを読むにあたって外しておけないことは何かを考えて書き連ねたものに過ぎない。プロットの素材が明らかになるにつれて、この一覧も徐々に増えていくことになる。

　もし君が新しい「隠された」プロットやサブプロットをメインの時系列内に作ったのなら、それもここに加えられる。

　最後に……

　もし君の物語が主流のプロットに収まらなかったら、俺たちはそれを"小片"カノンと呼んで、このページに別項目としてリンクすることになるだろう。これにはすでに決められた「隠されたストーリーライン」の骨子と矛盾する物語も含まれる。

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その他の情報源

　これは、いままで着想を得るために利用した物語の不完全な一覧だ。

• マリアナ海溝から回収された文書
• 幕引きの後
• やりかけの仕事 & やりかけの仕事2
• 彼の面影を――In His Own Image
• 自己収容
• プロジェクトThaumiel
• The Flytrap
• 事件239-B クレフ-コンドラキ
• "神"の御心のままに
• 終了を見る者ども & 安穏
• ハッピー・エンド
• Sedna V. Ataciara the Qaqulluk

Footnotes

1. 訳注: "throw it up"が「外に放り出せ(≈世に出せ)」なのか「どっかに放り出せ(≈捨てろ)」なのか不明だったので直訳っぽくしてます。

2. 訳注: このサイトの日本語版wiki