月例ディスカッション: 実録犯罪

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これは	テーブルです
作り方は	もう
知っていますね

by stormbreath

🗿 stormbreath 22/2/1 (月) 14:15:98 #44573901

パラウォッチ月例ディスカッションへようこそ。この企画に馴染みがない人のために説明すると、パラウォッチのスタッフチームは毎月、超常現象の有力な証拠や、この世ならざる事物の存在証明になるポスト、スレッド、コメントを探し回る。これらの書き込みが提示する真実を君たちが受け入れるにせよ、単なる物語として楽しむにせよ、このサイトが扱う中でも一際興味深く、身も凍るような話に光を当てられたなら幸いだ。

今月のテーマは、実録犯罪。

今月のディスカッションのために、僕はこのサイトの最良のユーザーの1人、偉大なcrewtimeにインタビューの時間を割いてもらった。crewtimeはこのフォーラムの開設初期、実に90年代後半からのメンバーだ。彼は参加して以来、たびたび僕たちの下に顔を出しては、混乱を極める超常的な未解決実録犯罪事件を紐解いてくれている。今からそのトピックについて、そして何故それを興味深いと思うのかを話してもらおう。

私は昔から実録犯罪というジャンルに魅了されてきたが、本当に未解決の事件にしか関心が無い。真相を知ると、興味が失せてしまうのだ。例えばゾディアック事件には惹かれる。そこでは何が起きたのか？ダーマーには惹かれない。詳細が分かってしまうと、その事件は真実を解き明かす取り組みではなく、悪についてあれこれ思案するだけになる。

未解決事件の謎を巡っては、長年にわたって大量のインクが費やされてきたが、超自然的な解釈が可能な事件は滅多に注目を集めない。全ての理屈と科学を否定するような事件。今後も決して解決されないような事件であり、多くの者は諦める傾向にあるが、私は違う。

私がこのジャンルにのめり込んだ切っ掛けはERD/LAM事件だった。アメリカ史上最も多くの犠牲者を出している1人の連続殺人犯 — 或いは一連の模倣犯か、組織的な犯行の可能性もある。模倣犯の1人は逮捕されたが、全ての事件の犯人ではあり得なかった。私の持論は、元々の殺人鬼の亡霊が人々に憑依し、かつて自分が犯したような殺人に駆り立てているというものだ。

しかし、結局のところ、本当に重要なのは謎を解明することだ。そうしなければ死を食い止められない。これは私たちが扱う全ての事件に共通する。例えば、モリス・マンテル事件を例に挙げよう — 妻子が惨殺された時、彼はどうやら家にいなかったらしい。誰も家には入っていないが、監視カメラは壁に映った影を捉えていて、しかもその影を投げかけているはずの物体が見当たらない。影人間がモリスの家族を殺したのか？別な影人間は別な家族を殺しているのか？これは以前にも起きた事なのか？

私が調べる全ての事件に超自然的な解釈が当て嵌まるわけではない。大多数は違う。だからこそ、私が取り上げる事件は尋常じゃない。私はじっくり吟味したうえで“確かにこれは超常現象かもしれない”と納得してから、私自身の憶測を交えずにその事件の事実を紹介するように心掛けている。各事件ごとに私の (山ほどある) 理論を持ち出すのではなく、単純な事実をまとめて提示し、読者に考察してもらう。

大部分の事件の真相は突き止められないままだろう。大半は長らく迷宮入り扱いされている。しかし、これだけの証拠があれば、何かが見えてくるかもしれない。

このディスカッションに今月選定されたスレッドは次の通りだ。

AJ・フェーダーの死

誰かが — 或いは恐らく、何かが — AJ・フェーダーとその友人4人を太平洋岸北西部一帯で4日間も追い回し、その末にAJ・フェーダーは命を落とした。友人4人はそれ以来消息不明だ。彼らは何を見たのだろう？

ニルス・アンドレアッセンの消失

ノルウェーのオスロ大学に通う学生がはしご酒をしに出かけ、3日後にスウェーデンのヨックモックで死亡した。その間、誰も彼の姿を見かけていない。彼はどうやってそこに辿り着いた？空白の3日間に何をしていた？

誰がサイラス・エマーソンを殺したのか？

アメリカ国防高等研究計画局の職員が仕事を早引きし、その後2日間にわたって、誰とも話そうとせずにワシントンD.C.を駆けずり回った末、頭を切り落とされてカボチャに挿げ替えられてしまった。彼は自分を待ち受ける運命を知っていたのか？そのカボチャはいったい何なんだ？

ビッグフットがやったんだ！

若いカップルがビッグフットを探してキャンプ旅行に出かけた。女は撲殺された — 交際相手の犯行なのは明らかだが、法廷に出た彼は、自分が追いかけていたビッグフットが犯人だと言い始めた。彼の主張には真実が隠されているのか、それともただの貧弱なアリバイに過ぎないのか？

4145便

2人の男が飛行機に乗り込む。30人ほどがどうにか降機する。残りの乗客は？跡形もなく消え去った。ハイジャック犯たちの動機は何だったのか？飛行機は何処へ消えたのか？荒野の何処かに墜落してしまったのか、それとも純粋に超自然的な説明が付くのか？そして、例の奇妙なメタルシリンダーの正体は？

pr0m37h3umが選定

ボルトマン家の待ちぶせ

とある一家が正体不明の追跡者から逃れ、太平洋岸北西部へ向かった。彼らの人里離れた山小屋で何が起こったかは謎のままだが、4人家族の痩せ衰えた遺体が1週間後に運び出されたのは紛れもない事実だ。しかし、どうにも辻褄が合わない — 彼らは何故、食料に囲まれた状態で餓死したのか？何故、電話で助けを求めなかったのか？そして最大の疑問はこうだ — 彼らが飛行機に乗り込む前からオレゴン州で待ち構えていたのは何者か？

Rounderhouseが選定

とある不可能殺人

一見すると単純明快な事件 — 男が警察署に出頭し、殺人を自白する。ところが、真相がどんどん明らかになるにつれて、いったい何がどうなっているのか誰にも分からなくなってしまう。

+ 追加情報

- メタ的な解説

これは実録犯罪と未解決の謎を題材としたパラウォッチのアンソロジー・シリーズである。このシリーズの各ポストはcrewtimeというユーザーの書き込みという形式で、毎回異なる実録犯罪を取り上げる。crewtimeはこれらの事件に直接関与してはおらず、単に各事件に関する新聞記事、報道、一次資料から得られた情報の詳細な要約と、超自然現象が起きた可能性を提示するだけだ。

本シリーズの着想は様々な所から得られただが、特に大きいのはredditのr/UnresolvedMysteriesへの投稿、ドキュメンタリーウェブ番組 “Buzzfeed Unsolved” (SupernaturalとTrue Crimeの両シリーズ) 、そしてテレビ番組 “Unsolved Mysteries” (こちらも超常現象と未解決事件を扱ったエピソードの両方) である。扱われる事件は基本的に迷宮入りだが、例外もある。

本シリーズはオープンだが、SCP Wikiのカノンと同じではない。もし別な物語を書いて私に連絡してくれれば、喜んで掲載したいが、それは題材・演出ともに本シリーズの他の作品の大まかな枠組みに沿っていなければならない。

幾つかの基本的なルール/ガイドライン:

ポストの語り手はcrewtimeであり、彼は個人的には事件に関与していない。
各ポストは異なる架空の犯罪、典型的には超自然の要素が含まれる死や失踪を題材とする。多くの場合、超自然の要素によって事件は解決されていない。
各事件には著者の意図した説明がしっかり用意されているが、記事自体の中で明示されることは滅多にない (crewtimeは現場に立ち会っておらず、又聞きの情報しか得ていないため) 。
記事は通常、crewtimeのポストだけで構成されており、他のパラウォッチメンバーからのリプライは無い。

en クリーピーパスタハブパラウォッチ

ページリビジョン: 9, 最終更新: 28 Oct 2023 05:02

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