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生き物プロフィール: キャッピー!
概要!
名前: キャッピー
種族: ワンダーテインメント博士!™印のカプセルペット™
主要世話役: クインシー・リッジ (時々ハーパー・リッジが同行)
食事: 水、たまにおやつとしてハエ
居住区: 1号生息域
生物の特徴!
キャッピーは体長2mもある巨大なカプセルペット™、というかトカゲの名前だ! 多分お察しの通り、彼女の生みの親であるワンダーテインメント博士!™は何故か知的財産権にやたらと厳しい。写真を撮ることさえできないという徹底ぶりだ。カメラに“未販売の当社製品を稼動状態で撮影することは禁じられています”というエラーが表示されるあたり、キャッピーの卵は盗まれたんだろうか? 事情は定かじゃない。
とにかく、キャッピーは本当に巨大だ。多分、彼女の柔らかいスポンジのような皮膚が水をたくさん吸収するせいだと思う。私たちが世話している動物の中で一番大きい割に、あまり手の掛からない子だけれど、時々スポンジで身体を拭いたり、昆虫をあげたりして可愛がっているよ!
経歴!

キャッピーの卵!
数ヶ月前、7歳の少年 ハーパー・リッジは、森で友達と遊んでいる時にキャッピーの卵を発見した。そして… いや、ハーパーくんの言葉をそのまま書き起こしてみよう。
俺とピートがピートん家の裏の森で遊んでた時にね、良い感じの杖になりそうな棒切れを探してたらキャッピーを見つけたんだよ! まだ卵の中だったけど、中に何かいるのを感じたから俺ん家に持って帰った。父ちゃんは石ころだと思って信じてくれなかった。
俺、キャッピーは生きてるって知ってたから、抱っこして温めたり、お風呂で殻の汚れを洗ったりした。そしたら… 卵が割れ始めてさ!
殻から出てきた時は、まだ小っちゃい赤ちゃんトカゲだったんだよ。でも、蛇口をひねってるのに浴槽が空になりそうな勢いで成長し始めた! スゲー不思議だったけど、キャッピーはとっても大人しくて、お湯を止めると俺の腕に這い上がって来たっけな。
しばらく一緒に遊んでたら、父ちゃんが入って来て、めっちゃびっくりしてた。飼うこともできるけど、もう大きすぎて浴槽に入り切らないぞって言われたから、キャッピーは今はウィルソンズで暮らしてるんだ。時々、父ちゃんが俺を遊びに連れてってくれるよ!
特殊要件と居住空間!
初めのうち、私たちはキャッピーを何処で飼育すべきか考えあぐねていた。何しろどんどん大きくなるからね! 幸い、彼女はもう成長していないから、フェンスで囲った池付きの素敵な区域で、カモやガンなどの水鳥と一緒に飼育できるようになった。
当初は鳥たちを押し潰してしまわないかと少々不安だったけれど、鳥が寄ってきたら必ずゆっくり移動したりして、非常に優しく接してくれている。キャッピーは時々鳥たちを身体に留まらせたりもするんだ! 白鳥をいっぱい頭に乗せてうたた寝するキャッピーはとても可愛らしいよ。
キャッピーについての注意!
上に書いた通り、キャッピーは大きい割に驚くほど単純な動物なんだ。キャッピーが上空を横切る飛行機を捕まえようとするのはちょっぴり気掛かりではあったけれど、彼女の舌は短いから問題ない。普通はネットで食い止められるしね。
キャッピー事件 [1998/06/30]
文責: クインシー・リッジ
まず何から書き始めるべきかすら分からない。
先程、地震があった。マグニチュード幾つかは分からないが、普段よりも激しいようだったから、動物たちがストレスを受けて暴れ出したりしないように、何匹かの様子を見に出かけた。キャッピーの所に行った時、あの子は空を見ていた。太陽が遮られて初めて、実際には何を見つめているかに気付いた。ハエだ。キャッピーと同じくらいデカいハエだった。
キャッピーはそいつを普通の昆虫と同じだと思ったんだろう。舌を伸ばして巻き付け、口の中に引き寄せようとした。でも、そいつは大きすぎてネットを潜り抜けられなかった。ネットが破れていればまだマシだったのに。
逆に、ネットはハエの身体に食い込み、ちっぽけな肉片に分断してしまった。そのほとんどはキャッピーの口の中に落ちた。1つは俺の口の中に落ちた。余談になるが、ハエの血はマズかった。
とにかく、俺はホースで身体を洗ってからシェルターに駆け戻り、監督者たちと連絡を取ろうとしたが、誰も電話を取らなかった。そこでティムがニュースを点けると…