クレジット
タイトル: 生き物プロフィール: ジェレミー・ソーンヒル!
翻訳責任者: C-Dives
翻訳年: 2026
原題: Critter Profile: Jeremy Thornhill!
著作権者: Uncle Nicolini
作成年: 2026
初訳時参照リビジョン: 7
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/critter-profile-jerry
生き物プロフィール: ジェレミー・ソーンヒル!
概要!

名前: ジェレミー・ソーンヒル (僕らはジェリーと呼んでいるけどね。)
種族: Homo aedificator (ナミエンジニア)
主要世話役: アンダース・ウィルソン
食事: ハングリーマンTVディナー、モンスターエナジー
居住区: キュービクル001
生物の特徴!
ジェリー・ソーンヒルは僕らのささやかなセンターで飼育しているナミエンジニアの名前だ。背筋を伸ばした時の身長は180cm (彼の種族はちょっぴり猫背なんだ) 、体重は83~86kg、体毛は茶色で、皮膚は青白い。ナミエンジニアの寿命は60~70年だけれど、適切な飼育環境や食事・運動次第でもっと長生きできる場合もある。ジェリーは2021年9月19日にボーリングで発見されたから、正確な年齢は分からないけれど、25~30歳と見て間違いないだろう!
この種の多くの個体と同じように、ジェリーはコンピュータの前に陣取って長時間過ごし、メールを書いたり、スプレッドシートで作業したり、コードを仕上げたりしている姿をよく見かける。ただ、ジェリーが大半のナミエンジニアと違うのは、彼がアベラール・プロフェッショナル・プロダクツのために働いているという点だ - 監督者たち曰く、世界中で超常的なオフィス製品を取り扱っている会社らしい。このプロフィールを執筆している現在、ナミエンジニアの雇用はアメリカ50州のうち45州に加え、グアムとプエルトリコで違法とされている。監督者たちはこの情報からアベラールの本拠地を絞り込める自信があるらしいけれど、これはフェオウィンやエサウ隊長の領分で、僕が口出しすることじゃないかな!
経歴!

一般的な勤務日のジェリーの毛皮。
上に書いた通り、僕らが初めてジェリーと出会ったのは2021年9月19日、彼が地元のコーヒーショップに入店してコーヒーを注文しようとした時のことだ。これは至難の業だった。ナミエンジニアにはまとまった文章を脳内で組み立てる能力が無く、代わりに物真似に頼る。たまたま同じカフェでデート中だったフェオウィンとアレックスは、ジェリーがコーヒーを手に入れようと悪戦苦闘する様子を見て、何かおかしいと察し、彼をテーブルまで尾けていった。するとそこには、ブリーフケースやモンスターエナジーの空き缶数本と並んで、アベラール・プロフェッショナル・プロダクツの次年度利益予測を表示したMacbookが堂々と置かれていた。
フェイとアレックスは、ジェリーを巧みに欺き、社交の場でのチームビルディング研修をやっていると思い込ませてから、素早く確保してタグ付けし、センターへ連れ帰る準備を整えた。デートはお流れになってしまったけれども、世界オカルト連合が2019年に発行した亜人間実体についての本を参照して、ナミエンジニアに関する情報を迅速に把握できたおかげで、入所手続きは滞りなく進み、あっという間にジェリーにはセンター内のキュービクルが囲い場として割り当てられた。
まさに天が与えた組み合わせだ。ジェリーはやるべきことをやるための十分なスペースを手に入れたし、水筒の補充は世話役やボランティアのみんながやってくれるし、おやつにモンスターエナジーを貰えるし、床にごろ寝して休むこともできるんだからね。
特殊要件と居住空間!
ジェリーのお世話はとても簡単で、実際、彼を喜ばせるために必要なことは大して多くないんだよね。
毎朝、ボランティアか世話役が1人、リードを持ってジェリーのキュービクルのドアを開ける。かつてはリード付きのお散歩トレーニングが必要だったけれど、もう毎日の運動散歩中はリードを外してあげても大丈夫。冬場や悪天候に備えて、ジェリーの囲い場のすぐ外にある生き物お世話ボックスには、ジェリーの体格に合わせたレインコートや防寒着が準備してある。
その間に、チームの別なメンバーはジェリーのためにアメリカンコーヒーを淹れ、彼が世話役と一緒に帰ってきて、無事に囲い場に戻ってから提供してあげる。囲い場の中には、座り心地の良い椅子と、電子機器を充電するためのコンセントが1ヶ所ある。ジェリーが所持するコンピュータと携帯電話は、制限付きのインターネット接続が可能で、監督者たちが厳格に監視しているんだ。
大きな物音を立てると仕事の妨げになってしまうけれど、ジェリーは立ち寄る人やゲストとの交流を好んでいる。生活の刺激として毎週1回、世話役たちはネクタイを締め、スーツを着て、ジェリーの囲い場に入り、仮想会議を開く。議題は平凡な事柄でも、大切な話でも、荒唐無稽な内容でも、あるいは架空のものでも構わない。各自が5分ずつ発言した後、ジェリーに向き直って、“私の代わりにどこそこにメールを送ってください”とか、“データベースのコードをもっときちっとしといて”みたいなタスクを割り当ててあげる。これでジェリーは1週間ずっと忙しく過ごせるというわけさ。
ジェリーについての注意!
ボランティアや訪問客の中には、ジェリーは喋れるんじゃないかと疑う人が大勢いるけれども、これは全くの誤解だよ! ナミエンジニアは物事を模倣する習性がある。つまり、ジェリーが「会議に行かなくちゃ」とか「モンスター飲まなきゃやってらんねえよ」とか言うのを耳にしたとしても、彼が実際にそんなことを考えているわけじゃない! 単に誰かがそういうのを聞いて、オウムと同じように定型文の引き出しに加えて繰り返しているだけなんだ。同じボランティアの人たちの多くは、ジェリーや彼の同種が人間によく似ているとも指摘している。その通り、僕たちの最も近い親類である大型類人猿と同様に、ナミエンジニアは過去のある時点で人類の進化の道筋から分岐した生き物だ。
ジェリー自身について言えば、女性の世話役、特にハイジの前では少し引っ込み思案になるけれど、昼夜を問わずMacbookに向き合い、寝落ちするまで元気にタイピングしているよ。まあ少なくとも、月曜日から金曜日の、午前8時から午前3時にかけてはだけどね。週末は専ら寝てばかりなんだ。



