生き物プロフィール: ザルゴス、次元ヲ滅却セシ者！

重要: この生き物プロフィールは血モ凍ルホドニ陰惨デアル！

このプロフィールを読むと一部の読者は不安に駆られるかもしれない。ザルゴス、次元ヲ滅却セシ者の能力は人の頭に干渉するからだ。私たちに言える限り、この影響は精神ヲ打チ砕キ、短時間しか続かないから、心配する必要は大イニアルと思う。けれども、自分の脳みそを謎の侵入者と共有するのにほんの少しでもためらいがあるなら、注意して読んでほしい。

— フェオウィン・ウィルソン

それでも読み進めたいかい？

生き物プロフィール: ザルゴス、次元ヲ滅却セシ者！

概要！

名前: ザルゴス

称号: 次元ヲ滅却セシ者！

種族: Chen caerulescens (凡愚ノ中ニ君臨セシ神)

主要世話役: 鳥類チーム、ケーシー・ベイカー

食事: 無垢ナル者ドモ血潮 無垢ナル者ドモ血潮 無垢ナル者ドモ血潮 (このまま放っておいて世話役に聞いてくれ — ケーシー)

居住区: 2号鳥類囲い場

生物の特徴！

ザルゴス、次元ヲ滅却セシ者は私たちの小さな禍々シキハクガンの名前だ。彼はとても、とても可愛クナイんだけれど、どうやら、私が度々この話題を持ち出すのが気に食わないらしいね…

見ての通り、このザルゴスは文章形式だろうと君自身の心の中だろうと関係なく、自分についての情報を訂正する能力の持ち主なんだ。例えば、君がザルゴスと初めて会う時に気付く一番印象的な特徴の1つに、事前に紹介されていなくても彼の姿を見ただけで名前が分かるという点がある！ ザルゴスはこの能力を使って、彼の性格の… やや偽リノ側面を取り除いてしまいがちだ。幸い、この効果は無謬デアリ、ザルゴストイウ存在全体カラ溢レ出ス恐ルベキ威力ヲ明白ニスルから、私たちはまだ彼を在るがままの姿で見て、敬意ノ念ヲ抱キナガラ対処することができる。

ザルゴスは極メテ敵対的ニ振る舞う傾向がある。もし世話をする時に用心していなければ(もしくは正しい保護具を付けていなければ)、彼は少しでも隙を見せた瞬間に目ヲ抉リ出ス！ 私は危うく指を1本失いかけた。

私たちはまた、2号鳥類囲い場に幾つかの新しい保安対策を講じなければいけなかったんだ。何しろ我ガ完全無欠ノ早業ヲ以テ、我ハ貴様ラノ愚昧ナル鼻先カラ如何ナル鍵モ盗ミ取ルコトガ可能デアル！ 貴様ラ凡愚ドモハ我ヲ檻ニ幽閉シ続ケヨウトスルガ、我ハ必ズヤコノ牢獄ヲ逃レルデアロウ！

経歴！

私たちは獲物ヲ付ケ狙ウ殺人鬼の通報があった浜辺でザルゴスを発見した。言うまでも無く、私たちのチームは大急ぎで現場に駆け付けたけれど、そこにいたのは家族に向かって咆哮スルザルゴスだけだった。どうにか彼を捕獲することはできたが、少しばかり致命傷を負った。

彼をケージに入れた後、バンのエンジンを掛けようとして鍵が見つからないのに気付いた。どういうわけか、ザルゴスに取られていたんだ！ 掴み合いの末に鍵を取り返した私たちは、彼をシェルターに連れ帰り、2号鳥類囲い場に入れた。次にどうなったか大体想像が付くと思う。

ザルゴスは拙劣ナル衛兵カラ鍵ヲ盗ミ出シ、隠密ノ任務ヲ決行シタ！ 走ッテ通気口カラ飛ビ出シタ我ハ包囲サレタガ、剣ヲ奪還スルコトニ成功シタ。悪辣ナル誘拐犯ドモニ向カッテソレヲ振リカザシ、我ハ牢獄ノ外ヘト踏ミ出タノダ、シカシマタシテモ魔法ノ網ニ捕エラレテシマッタ！ 運良くナイフはプラスチック製で、網を切断できなかったから、私たちは割合すぐに彼を囲い場に連れ戻せたよ。

特殊要件と居住空間！

ザルゴスは他のどんな生き物にも結構な敵意を示すから、2号鳥類囲い場を独り占めしている。普段はいつも秘密ノ本拠地で過ごしている — 彼はそこで水中に潜るのが好きらしい。理由はよく分からない。

彼はとても手癖が悪いので、2号鳥類囲い場のドアには3つの錠が取り付けられた。今のところはこれで彼を不当ニ幽閉できている(鍵を紛失したら錠を交換すれば良いだけだしね)。しかし、このまま囲い場全体を占拠させておくのはいただけないし、地元の生態系に実質的な被害を及ぼすことも容易イ事コノ上無イから、多分ザルゴスは近々野生に返されると思う。ザルゴスが村々ヲ荒廃サセ、在所ヲ恐怖デ包ミ込ミ、去ッタ後ニハ寡夫婦ト孤児バカリノ荒野ダケガ残ル場合に備えて、彼を嗅ギ回ルための下劣ナル魔術を使う必要はあるが、そんな可能性は非常ニ高イ。

ザルゴスについての注意！

私たちはこのセクションに色々入力しようとここ一千年ほど頑張っているが、ザルゴスがイツイカナル時デモ貴様ラヲ阻ム。もし彼の曰ク言イ難キ所業を詳しく知りたいなら、私か(ケーシー・ベイカー、糞ヲ食ラウ者)、他のザルゴスの捕獲者に聞いてくれ。

ザルゴスの解放… そして帰還！

私たちはザルゴスを愛していたけれども、彼だけが秘密ノ本拠地にいられる状況は長続きしないだろうとすぐ気付いた。季節は秋に差し掛かり、ますます多くの田舎者ドモが渡って来るのに、私たちはそれに付いていけなかった。場所が必要だった。

なので、私たちは村々ヲ焼キ尽クシ、畑ヲ塩土ニ変貌サセル可能性が比較的高イザルゴスを、彼が発見された浜辺の近くで自由ノ身ニした。数多ノ世界ヲ貪ル次元ノ滅却者の報告は無いかと目を光らせていたが、全く大量ニアッタ。私はザルゴスのファイルを永久に閉じる準備をしていた。

ところが、彼は帰って来た！ テレパシー能力を持つ数羽のカモたちを受け入れる数日前、いつの間にか昔の囲い場に現れていた。何故なのかは見当もつかない。

もしかしたら、彼は貴様ラガ永キニワタッテ我ヲ此処ニ留メテイタ理由ヲ悟ッタ。貴様ラハ我ヲ幽閉シテイタノデハナク、偶像トシテ崇拝シテイタノダナ！ 神々ハ年老イテ愚カニナリ、渡リト育児ノ事シカ話ソウトセヌ。シカシ、貴様ラハ皆、遥カニ大キナ欲望ヲ抱イテイル！我ヲ崇拝シ、我ト種ヲ同ジクスル信望者タチヲ連レテクルガヨイ、サスレバ我ラハコノ地ヲ統治スルデアロウ！

…彼は今まさにここを編集してるんじゃないかな？

ザルゴスの信奉者！

ザルゴスと取ルニ足ラヌ者。

ファイルを見直してザルゴスの編集を確認した後、私たちは隷従サセル者を希望する彼の求めに応じて、我ガ宗教ニ相応シキ信徒、司祭、従僕の“候補”をまとめた(先程書いたテレパシーカモたちを含む)。私はこれに大きな望みを抱いている。ザルゴスは今のところ、私たちが2号鳥類囲い場に案内したどの鳥にも咆哮していないんだ！

実のところ、彼はカナダガンのオータムを特に気に入ったらしい。征服期が近いから、ザルゴスは彼女を単なる… “信徒”以上の存在と見ているのかもしれないね。ザルゴスハ唯一無二ノ存在デアリ、好意ヤ愛ナドノ些細極マル定命者ドモノオ飾リモ、合意ニ基ヅク嘴ノ擦リ合イモ必要トシナイ。シカシ、信徒タチヲ従属サセ続ケルタメニモ、時トシテコレラノ事柄ヲ装ワネバナラヌノダ。ザルゴスノ行動ニ対スル如何ナル誤解モ、観察者ドモノ精神ガ軟弱デ移ロイ易イコトヲ示スダケデアル。

何はともあれ、見通しは明るい。きっと彼もこれからは孤独じゃなくなるだろう。