削 除 部 門 / デ リ ー シ ョ ン ズ

ようこそ削除部門へ。

出ていくときに頭をドアにぶつけないようにね。

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新しくここに来た人にはみんなこれを言うことにしています。まあ、少々……混乱するかもしれません。我々の部門との契約について疑問を持つのと同じくらいには、よくあることです。あなたは突然ここにいて、全く馴染みのない感覚や記憶が次々と湧き上がってきた。全身くまなく感じる、あの刺すような痺れ。きっとあなたが覚えているように、我々全員が同じような経験をしています。

いえ、あなたは死んでいません。まあ、ここに来る前にあなたが何者であったかは、厳密には関係のないことです。死んでても、生きてても⸺ことここにおいては大した意味を持ちません。そういう言葉は、我々が自分の妄想を守るために使う合理化でしかありません。補足しておくと、死はあなたがここに来た理由ではありません。あなたは……削除されたのです。それは死とは全く異なるものです。いずれ望むようになるかもしれませんが。

あなたの耳は正常ですよ。削除されました。つまり、メインアーカイブから除去されました。あなたも、あなたの世界の誰も、あなたの世界にある世界にいる誰もかも。それはほんの一握りかもしれませんし、何億人かもしれませんし、それ以上かもしれませんが、あなたが確かなことを知れることは決して無いでしょう。ですが、彼らの中には、あなたの契約期間中ずっと一緒にいる人もいたことに気付くでしょう。彼らの意見に共感することもあるかもしれません。それらは全く普通のことで、当然のことです。

はい。まだたくさん疑問に思うこともあると承知の上ですが、これ以上我々がとやかく言う必要はないのです。この面談は、あなたがここに慣れるための補助のためのものです。今からは、あなたは自分の割り当てられた任務に集中するべきです。そうすれば、私が言ったことがどれほど切迫したことだったか、すぐ理解できるでしょう。二度とこんな風に会うことがないよう祈っていますよ。

さて、では私のオフィスから出て行ってください

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削除部門、人事チーム集合写真 (2023年ごろ)





ここは削除部門 (デリーションズ) のハブです。削除部門は財団の秘密組織であり、独自の指令と隠れた目的を持った、1つの支部であると同時に要注意団体としても機能する集団です。削除部門は他の抽象的な部門群、例えば超現実部門非現実部門孤独部門と、類似性を持っています。しかし、削除部門は機能的にそれら全てと明確に区別され、独自の視点から、馴染みがありながら認識不能、不条理ながら論理的、寓話的ながら平凡、悲哀に満ちながら自己陶酔的な存在形態の奇妙なアノマリーを取り扱っています。

削除部門は研究本部ムネモシュネを拠点として、メモリに残存している削除された物語を起源とするビットや存在の欠片を基に作り上げられたゲシュタルト意識を雇用しています。これらの断片は上書きされるまで非活性状態のままであり、データベースの状態や内容に影響を与えるアノマリーに反応して連合します。

削除部門のメンバーは、自身の存在の性質と意識に縛られた存在です。削除された複数の人物からなる存在である彼らは、物理的な形態を取る際には根本的に不安定です。彼らは時間の流れに晒されるにつれ、肉体的にも精神的にも「離散」します。そのため、削除部門エージェントは、絶対的に必要な場合を除いて⸺そのような必要はしばしば生じてしまうのですが⸺タイムラインとの接触を避ける傾向があります。

関連するデータベースの問題が解消されると、研究本部ムネモシュネとそのアノマリーに割り当てられた全ての削除部門エージェントは、次の問題が発生する前に完全に上書きされることを夢見て、休眠状態へと戻っていきます。

削除部門 (Deletions) をフィーチャーした記事は、コンピュータサイエンスを指向した独特の枠組と強いシュールレアリスム要素を持ち、反復・個性の喪失/人格の拡散・実存的恐怖・緩やかな消滅・永遠性/超準的な時間スケール・wiki/社会的なメタコメンタリー・既存の概念/パラダイムの破壊といったテーマを扱っています。デリーションズの持つ視点に関する詳細は、追加情報タブを確認してください。








過去の、あるいは進行中の割り当て

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SCP-7079
キアズマ

著者: BillithBillith, 訳者: mememe_mememememe_meme


私は実在するのか?なぜここに私がいるのか理解する必要がある。 なぜここにいるのかわからない、あんたならわかるか?この感覚がどういうものか、わかるか?

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SCP-6183
ブラックボックス

著者: BillithBillith, MontagueETCMontagueETC & LirynLiryn, 訳者: WitheriteWitherite


私にはたくさん誕生日があった。私を構成するものの多くには誕生日があった。私には数えきれないほどの初めの記憶がある。いつかには君のものもあったかもしれない。

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SCP-7912
インテリア

著者: BillithBillith, 訳者: WitheriteWitherite


Do we jump back in, fully changed to the state we are now, or does the nature and direction of time preclude that possibility?

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SCP-6768
カレント

著者: BillithBillith, Doctor CimmerianDoctor Cimmerian & Dr ShoulderDr Shoulder, 訳者: WitheriteWitherite


これは、満場一致で非存在を望んでいる削除部門職員の任務引数に反しています。

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SCP-7549
キャッシュ

WRITTEN BY BillithBillith, 訳者: WitheriteWitherite


私は人で、人間で、生き物だと思っていました。ですが今はそのどれでもありません。メモリにはそれ以外だとされているでしょうが、私のメモリは重要ではありません。彼らは私に荷を負わせました。たくさんの鎖を。

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SCP-7959
クローズド/システム

著者: BillithBillith, 訳者: WitheriteWitherite


TL-7959はどんな可能な手段でもアクセスすることができません。このタイムラインの性質を評価する試みは必ず失敗します。

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SCP-8747
RECTIFICATION

著者: Rose the Changeling Rose the Changeling


We're looking for those to who can shape the capabilities of what the Foundation can do, and inspire others to achieve the same.

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SCP-NaN
アンチフラグメント

著者: BillithBillith, 訳者: WitheriteWitherite


おまえはおのれが構築されているから安全だと思い込んでいるのだ。構造は崩壊する。










読むのに何が必要ですか?

削除部門記事を理解するのにコンピュータサイエンスの学位は必要ありませんが、SCPコンテンツの中でも難解な部類に入るため、万人受けするタイプの作品ではないかもしれません。非常にメタ的で、非常にシュールで、そして非常に技術的な文章を好む人には、削除部門の記事はきっと気に入ってもらえるでしょう。ただ、あなたが物語 (narratives) という言葉に抵抗を感じたり、CSSに尻込みしたり、そして/あるいはテックたちのジャーゴンに嫌悪感を覚えたりする場合は、これらの記事はおそらくあなたには向いてないでしょう。

理解できない用語や概念に出くわしたときは、このハブを参照すると役立つかもしれません。必要に応じて、用語集が拡充される予定です。理想的には、個々の記事を体験として楽しんでいただき、時間をかけてじっくりと、全体としてより深く理解していただけると幸いです。みなさん個人の理解度に差はあるかもしれませんが。


どうしてこうなったの?

削除部門は、既存のシリーズやカノンを踏みにじることを畏れずに、自分の探求したいコンセプトを実現するための手段です。ゴブリンコンのためのアイデアからスタートして、それからずっと大きなものへと発展しました。私はFishishFishishのオリジナルのビジョンを曖昧にしない、非現実部門の代替案を開発することに興味がありました。結局、削除部門の方が私の考えに合致したのです。

どうしてこうなったかって?さあ、私にも。私の著者に聞いてください








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