アイテム番号: SCP-6900
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-6900はサイト672-A内の6m立方の空間に存在しています。12時間ごとに職員が交代で警備を行い、緊急時はいかなる理由があってもサイト672-Aから即時退避してください。SCP-6900の⏻のような模様に触れることはBクラス職員以外、原則禁止されています。
説明: SCP-6900は見た所量子コンピューターの一種です。SCP-6900は南極大陸の████████の氷の中で発見されました。発見当時、SCP-6900の周囲8メートルには氷がなく、二酸化炭素で満たされていました。SCP-6900は原理不明の永久機関を有していることが判明したため、サイト672-Aの建設に至りました。
補遺 #6900-1: "SCP-6900の⏻のような模様に触れた際、SCP-6900の右側に、発信源が不明のホログラムによって操作画面と思われるものとマウス、タッチパッド、キーボードが出現した。操作画面には宇宙の構造を表す3次元のデータがあり、最高機密に分類されているSCPの情報にも簡単にアクセスが可能であった。3次元のデータの上下左右の端には、データの構成要素と思われる数式が並んでいたが、人類が発見した数式などはほとんど見当たらず、未知の数式が大量に並んでいた。未知の数式の中には、宇宙空間上の座標を表すと思われる数式があった。試しに私がサイト17の入り口に忘れてきたコーヒー画面上で発見し、それを私の今いるところの2m先に座標の数式を変更すると、私のちょうど2m先にコーヒーが現れた。また、そのコーヒーに関する式を削除すると、コーヒーは跡形もなく消えた。また、SCP-6900によって異常存在を作り出すことも可能であるということが分かった。しかしながら、SCP-6900は操作をしない限り無害である。私は今の所、この文書を公開しておくことにする。" - [削除済み]
-[警告 セキュリティクリアランスレベル4かそれ以上の者のみ以下を閲覧可能]-
補遺 #6900-2: SCP-6900は、現実改変能力があることが確認されていますが、ヒューム値を計測することは、測定装置の計測可能範囲の限界を超えてしまうことから不可能です。また、量子を利用していることから、高次元空間に影響を与えることが可能です。█████を用いた実験では、11次元からの干渉にも耐えうることが分かっています。
事件記録#6900-1a: "Dクラス職員1名が許可無くSCP-6900を操作し、SCP-682の座標を突き止め、SCP-682の特別収容プロトコルを消滅させようとしていました。これを発見した別の職員がDクラス職員を取り押さえ、Dクラス職員の終了に至りました。この事案に置いて、SCP-682及びその特別収容プロトコルに影響はありませんでした。これを踏まえ、SCP-6900への接触はBクラス職員のみに限定されました。"