SCP-2342-JP
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アイテム番号: SCP-2342-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2342-JPはサイト8121の低危険物収容ロッカーに収容してください。新たなSCP-2342-JPが発見された場合、その所有者に記憶処理を行いSCP-2342-JPを収容してください。また、SCP-2342-JP-1からの要望により、記憶処理後の SCP-2342-JPの所有者が殺人等の犯罪を犯さないように監視を行ってください。SCP-2342-JPの利用、または実験はレベル3職員の許可を得て行ってください。また、実験の際はSCP-2342-JPの利用規約を順守してください。

説明: SCP-2342-JPは白い表紙に赤い彼岸花の描かれたカタログです。表紙には『死体デリバリーサービス』と表記されています。SCP-2342-JPの内容はSCP-2342-JPの説明、様々な死体の活用方法や死体のサンプル写真、SCP-2342-JPの利用方法と利用規約、注文書類、お客様相談ページで構成されています。SCP-2342-JPは破る以外の方法で損傷を受けず、ページを破いた後にカタログを閉じると、未知の方法で元の状態に復元します。また、注文書類のみSCP-2342-JPから切り離してもその異常性を保持し続けます。

SCP-2342-JPの最初のページには、様々な用途に応じた死体を注文できること、SCP-2342-JPを用いることで生者に危害を与えることなく欲求を満たせること、そして生者の尊厳を守ることが活動理由であることが記載されています。

次のページからはSCP-2342-JPで注文できる死体の用途や活用方法が記されています。実験用、食用、芸術用、検証用等様々な用途がサンプル写真と共に記載されています。

利用方法のページには注文書類の書き方と商品が届けられるまでは健康を害する行為を避けるようにと警告する文章が記載されています。

利用規約には、SCP-2342-JPを利用した場合はそれ以降生者への危害、または生者の尊厳を著しく損害することを禁止すること、SCP-2342-JPについての情報を拡散しないこと、利用の対価として少量の生命エネルギーを徴収すること、場合によっては複製品を取り扱うこと、利用が自己責任であることや代理人の設定等が記載されています。

最後のページにはお客様相談ページと記載された用紙が存在します。これに質問を記載することによりSCP-2342-JPを運営すると思われる個人または団体(以降 SCP-2342-JP-1と呼称)と対話することが可能となっています。

SCP-2342-JPは注文書類に利用者の氏名、死体の利用方法、条件、オプション、配送先住所を記入することで異常性を発揮します。注文書類に以上の記載を行うと、ページ下部に注文した商品が届くまでのおおよその日数が表示され、同意のチェックボックスにチェックを入れることで注文書類が未知の方法により灰となり消失します。その後表示された日数が経過すると、指定された住所に商品の体格に合わせた檜の箱が出現します。箱の内部には注文書類に記載した死体が納められています。その死体にはオプションで指定がない限り防腐加工以外の異常性はありません。基本的に指定をしない限り、届けられる死体の身元は特定することはできませんでした。しかし、人類以外にもエルフや人魚といった架空の人型種族の死体を用意することが可能であることから、異世界から死体を調達している可能性が考えられます。また、注文書類を使用することでSCP-2342-JPに死体を回収させることもできます。

SCP-2342-JPは2013年8月に、神奈川県██市在住の██氏の自宅にて、訪れた友人が体温を保持する身元不明の女性の死体を発見したことにより存在が発覚、その後押収されました。同氏は気が付いたら手元にあったと証言しており、SCP-2342-JPを用いて███用の死体を13体調達していたものとみられます。SCP-2342-JPを回収後、██氏に記憶処理を行いました。また、現在SCP-2342-JPは計3つ発見されており、要注意団体Are We Cool Yet? の構成員である雛菊氏、要注意団体石榴倶楽部の元メンバーである紫苑氏が所有していました。それぞれ芸術用、食肉用にSCP-2342-JPを利用していたものと思われます。

実験記録01 - 日付2013/8/10

対象: D-3845

実施方法: 用途を実験用、条件を男性、オプションを無しで注文

結果: 注文から三日後に標準的な体格で健康体の日本人男性の死体が出現

分析: 解剖の結果防腐処理が行われている以外には異常性は見られなかった。その後死体を█ヵ月間常温で観察したが、腐敗の兆候は見られなかった、防腐処理の原理は不明。

実験記録04 - 日付2013/8/19

対象: D-3845

実施方法: 用途を███用、条件を女性、オプションをお任せで注文

結果: 5日後に標準的な体格で健康体の日本人女性の死体が出現した

分析: この死体は常に36.5度の体温を維持しており、発汗、唾液や███液等の体液の分泌といった██氏(SCP-XXX-JP発見時に所有していた男性)の証言と一致していることを確認した。生物学上死亡しており、どのような原理でこのような現象が起こっているのかは不明。

実験記録06 - 日付2013/8/26

対象: D-3845

実施方法: 用途を食用、条件を日本人女性、オプションを無しで注文

結果: 翌日にブロック分けされた女性の死体が出現

分析: 事前に何も知らされていないD-2649に調理したものを摂食させた。「豚に近いがさっぱりしていてこっちのほうがおいしい、俺は牛肉のほうが好きだが女子にはこっちのほうが受けるかもしれない」と証言した。

実験記録08 - 日付2013/9/1

対象: D-3845

実施方法: 用途を解剖用、条件をD-2765(SCP-████の実験中に消息不明)、オプションを無しで注文

結果: 三日後に巨大な生物に食い殺されたと思われる死体が出現。DNA検査の結果D-2765のものと一致した

分析: 解剖の結果からSCP-████について更なる研究が可能となった。他の実験にも利用できるかは要検討中。

実験記録09 - 日付2013/9/5

対象: D-3845

実施方法: 用途を解剖用、条件をD-5299(他の実験中に終了済み)、D-2649(生存中)、オプションを無しでそれぞれ注文。D-5299の死体の配送の瞬間を観察。

結果: 「あなたたちはその死体をすでにお持ちです」、「生者の死体はご用意できません」と書かれた書類が出現した。

分析: どうやら死体の所有状況や生存状況を確認できるようだ。

実験記録10 - 日付2013/9/6

対象: D-3845

実施方法: 用途を実験用、条件を無し、オプションを無しで注文。その後D-3845を[編集済]により衰弱させた。

結果: 衰弱後SCP-2342-JP-1の回答通り代理人を立てるための書類が出現。その後この実験を指示していた鬼灯研究員に利用規約を順守するよう書かれた警告文が届いた。

分析: SCP-2342-JP-1は利用者だけでなくそれを指示する者の存在にも気が付いていることが判明した。今後のSCP-2342を用いた実験をする際は利用者だけでなく指示を行うものも利用規約に注意するようにすべきである。

実験記録11 - 日付2013/9/7

対象: D-3845

実施方法: D-6659を終了後、用途を実験用、条件をD-6659、オプションをなしで注文

結果: 鬼灯研究員の目の前に人間の血液で書かれた警告文が出現。その後起床した鬼灯研究員の枕元に4つの胎児の死体とともに「初めましてパパ」と書かれた手紙が置かれていた。DNA検査の結果、4つの胎児の死体と鬼灯研究員の間に親子関係が認められた。のちのインタビューで胎児の死体の数と鬼灯研究員がかつて肉体関係にあった女性に██を強要した回数と一致した。

分析: SCP-2342-JP-1による規約違反の制裁と思われる。今後SCP-2342-JPを用いた実験を行う場合は利用規約を順守するべきである。

実験記録12 - 日付2013/10/21

対象: D-3845

実施方法: 用途を食用、条件を人魚、オプションを無しで注文

結果: 5日後にブロック分けされた女性の人魚と思わしき人型の肉塊が出現した。

分析: 何も知らされていないD-2649に摂食させた。「魚は好きではないが、この魚はおいしく食べれる」と好評であった。また、D-2649に不死性は付与されなかった。

実験記録13 - 日付2013/10/31

対象: 桃井博士

実施方法: 用途を葬儀用、条件を桃井 ██(9ヵ月前から行方不明になっている桃井博士の█歳の娘)、条件をなるべく本来の状態で注文

結果: 三日後に薄く化粧をされた桃井 ██の死体が出現。死体のいたるところに接合部位があり、その部分が化粧で隠されていた。また、棺の中に手紙が同封されていた。

分析: 葬儀用ということで、化粧や義眼、肉体の接合等で最低限の人の形が保たれていた。また桃井博士の要望により検死解剖は行われなかった。

補遺1: 実験記録14の結果を受けて、桃井博士は職員の精神安定のためSCP-2342-JPを用いて回収困難な職員の死体を回収し葬儀を行う提案を倫理委員会に提出、その後財団関係施設にて関係者のみ参加の条件付きで倫理委員会より承認されました。

補遺2: 桃井 ██の死体に同封されていた手紙には、SCP-2342-JP-1から「この度はこのような結果になってしまい、本当に残念でございました。まことに勝手ながらこちらの判断で、死体のほうにささやかなお化粧をさせていただきました。少しでも生者であるあなたの心に安寧が訪れますように、また生者であるあなたの気が晴れますようにこちらとしても情報を集めていきたいとお思います。結果が判明次第そちらにお送りさせていただきます」というメッセージが書かれていました。

実験から3ヵ月後、██県██市で男女6人グループが連続女児誘拐暴行事件の容疑者として逮捕されました。匿名の情報提供で決定的な証拠が複数見つかり、証言も集まったことで事件が発覚しました。このグループは計13件の事件に関与しており、その犠牲者の中には桃井 ██も存在しておりました。その後犯行グループの全員が更生は不可能と判断され、死刑が宣告されました。

この匿名情報提供者がSCP-2342-JP-1に関係がある可能性があるため、調査が行われています。

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