SCP-2393-JP
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アイテム番号: SCP-2393-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2393-JPはサイト-8181の低危険物収容ロッカーに収容されます。

説明: SCP-2393-JPは全長95cm、頭部重量9.1kgの大型ハンマーです。後述の異常性を除き一般的なものと性質に差異はありませんが、柄に油性の黒色塗料で「解錠用」と書かれているのは特筆すべき点です。

SCP-2393-JPは施錠に対して明らかな特効性を見せます。SCP-2393-JPを用いた実験において、オブジェクトは用意された錠前をその材質・異常性を問わず全て破壊しました。

SCP-2393-JPの異常性は錠前に対する物理的なものに限定されず、コンピューター等の電子的施錠に対しても効果を発揮します。しかしこれはほとんどの場合において、オブジェクト自体の重量のため電子端末に重大な破壊を引き起こします。

SCP-2393-JPは20██/██/██、当初東京都板橋区で発生した殺人事件の凶器として発見されました。その後の調査から異常性が判明し、SCP-2393-JPは財団に確保されました。

補遺: インタビューログ

対象: 平塚 和幸 28歳 男1

インタビュアー: エージェント・市川

付記: 平塚氏には警察による事情聴取と伝えています。

<録音開始,前半部は省略>
エージェント・市川: あのハンマーはどこで手に入れましたか?
平塚氏: いえ、その、はい。家です。
エージェント・市川: 家にあったものを使った、ということですか?

平塚氏: はい、いえ、すいません。多分親父のだと思いますけど。アレがウチにはあったので、それで、殴りました。

エージェント・市川: あのような大型のハンマーが一般家庭にあることは珍しいと思いますが、何故あったと思いますか?

平塚氏: えと、その。多分、なんですけど。扉を壊すためだと思います。

エージェント・市川: ……たしかにご自宅の……平塚和幸さん、あなたの部屋の扉は壊れていましたね。

平塚氏: 僕は、その、引きこもってたので。2それで、親父が。もうやめろって。

エージェント・市川: 扉を壊した。

平塚氏: (薄く笑う)それで、良い加減にしろって怒鳴るんです。僕が閉めてた扉なんて綺麗に壊れて、外から風が吹いてて。

エージェント・市川: 両親を殴ったのはその後ですか?

平塚氏: (少し沈黙)空いた扉を見て、胸がすく思いでした。開放感がありました。だから、あのハンマーで殴れば、親父のガチガチの心もマシになるだろうなって思って。引きこもってた割には、力が出ましたね。

エージェント・市川: (沈黙)

平塚氏: でも、後で気付きました。鍵って壊して開けちゃうと、もう閉められないんですね。

<録音終了>

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