SCP-2813-JP
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アイテム番号: SCP-2813-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-2813-JPはサイト-8156の低脅威度物品保管庫に収容されます。SCP-2813-JPの起源に関する詳細な情報はレベル4/2813-JPクリアランスを有する職員のみに制限されています。

説明: SCP-2813-JPは伊吹山地から産出したとみられる礫で構成された、高さ約3mの礫岩です。収容当初、SCP-2813-JPは著しい破壊耐性を有しており、表面からは由来不明の多種多様なコケ植物が異常な速度で生育していました。

SCP-2813-JPは2014/06/30、京都府京都市上京区千本丸太町の交差点付近に存在する次元ポータルからアクセス可能な、位相-0.081°に属する小規模異次元空間から発見されました。この空間は種々の呪術的セキュリティによって隠蔽・封鎖されていましたが、人類防衛部門が新たに開発したテレス時空歪曲波測定器によりポータル座標の特定がなされ、襲撃に至りました。発見当初、SCP-2813-JPはそれまで知られていなかった天皇直属の隠密組織によって管理されており、各種の異常/非異常な除苔処置が施されていました。

SCP-2813-JPの接収および除苔処置の解除後、当時日本国において成立していた天皇制政権が崩壊しました。この政権は財団による日本政府の傀儡化と皇室解体宣言の発出に対抗するようにして2008年ごろに樹立されたものであり、財団によるあらゆる打倒作戦にもかかわらず不明な原因により存続していました。これらの事実から、SCP-2813-JPの除苔処置が天皇の権力を異常な方法で安定化させていたとする仮説が提唱されています。しかしSCP-2813-JPに関して明確に記述された文書が依然として発見されていないこと、またSCP-2813-JPに関する知識を有していたと思われる、天皇を含む皇室関係者らが既に自殺などにより全員死亡していることから、確定的な情報は現在まで得られていません。

SCP-2813-JPは2015年ごろから人類管理部門の主導のもと行われた[かなりや計画:要レベル4/2813-JPクリアランス]1の進行に伴ってその異常性を喪失しました。この事実および当計画の対象作品とSCP-2813-JPとの著しい類似性から、SCP-2813-JPは当該作品と深い関連性を持っていたと考えられています。

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