SCP-2825-JP
rating: -15+x
blank.png

アイテム番号: SCP-2825-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-2825-JPはその性質上現在収容されていません。財団はSCP-2825-JPの出現が予測される場所を財団が保有する多目的人工衛星「クランプス」によって常時監視し、SCP-2825-JPが出現した際に10~14名のエージェントを派遣し、当該実体の鎮圧、カバーストーリーの流布、関連人物の特定及び記憶処理を行います。また、SCP-2825-JPに関するあらゆるインターネット上の情報は財団Webクローラによって捜索され、発見次第削除されます。

説明: SCP-2825-JPは転移能力を持つ一頭のトナカイです。外見的な特徴として、背中に複数の傷痕があり、鼻粘膜が常に充血しています。SCP-2825-JPの身体能力は一般的な個体と変わりませんが、より攻撃的です。

SCP-2825-JPは小学校低学年までの児童やその両親、及び交際関係にある男女に対して極めて強い殺意を示しており、12月を除いた期間中、不定期に次のような場所に出現します。

・遊園地やテーマパーク、フィールドアスレチックコースのある公園などの娯楽施設。(来場者の数とSCP-2825-JPの出現確率は比例する。下の事例も同様。)

・季節の行事に関連した大規模なイベント(ハロウィンの仮装大会など)の会場。

・多数の児童が在籍する教育施設(保育園や幼稚園、 小学校など)。

出現したSCP-2825-JPは周囲の建築物や人々に対して攻撃を行います。 行動不能になる程の負傷、あるいは致命的な傷を負った場合、SCP-2825-JPは即座に消失し、完全に回復した状態で異なる場所に再出現して破壊行動を続行します。最初の出現後に日付が変更された直後、SCP-XXX-JPは数日~3週間の間消失します。この消失期間はSCP-2825-JPの出現期間の後半になる程短縮します。

SCP-2825-JPの最初の出現は20██/10/27に青森県青森市██幼稚園で「教室でトナカイが暴れている」という通報があり、傍受した財団が派遣したエージェントによって確認されました。直後に派遣された機動部隊による攻撃によってSCP-2825-JPは秋田市立██小学校に転移しました。その後もSCP-2825-JPの最終的な消失までに8回の転移が発生し、民間人███名が死亡、███名が重軽傷を負いました。

事案2017-1: 2017/9/14に和歌山県██市██小学校で発生したSCP-2825-JP出現の際、SCP-2825-JPが派遣されたエージェント・ ██に対して日本語による発話を行いました。この事から、SCP-2825-JPは未知の原理によって会話が可能だと判明しました。

以下はその会話内容の記録です。

記録者: エージェント・██

<記録開始>

SCP-2825-JP: またてめえらか、毎回毎回俺の邪魔ばかりしやがって…!

エージェント・██: こいつ…会話ができるのか。

SCP-2825-JP: はっ、当たり前じゃねえか。俺はそういうもんだからな。

エージェント・██: …いったい、あなたは何者なのですか?

SCP-2825-JP: ああ!?知らねぇってのか!?ふざけんじゃねぇぞ!俺はてめえらのせいでこんな目にあっているってのによぉ…!

エージェント・██: それはどういう事でしょうか。

SCP-2825-JP: けっ、自分たちのしたこともわからねぇってのか、この[罵倒]。おまえらの勝手な思い込みのせいで、俺の鼻はこんなになっちまった、産まれてきてからずっとだ。どいつもこいつも俺を見下して、あざ笑いやがった。おかげでどこにも居場所がなかったんだ。

エージェント・██: もしかして、あなたは

SCP-2825-JP: [遮って]でも、そんな俺が必要とされたんだ。産まれて初めて認められて、褒められて……それでこんな役割を背負っちまったんだ。その結果がこれだ、ずっとずっと俺たちは走らなきゃならない、鞭で叩かれながらソリを曳かなきゃならないんだ、そうすると信じる人間がいる限り、ほんの少しだって俺たちは休めないんだ。これまでも、そしてこれからも、俺たちはずっと止まれないんだ。てめえらの夢を背負わなくちゃならないんだ。

直後、SCP-2825-JPの攻撃によってエージェント・██は昏倒する。

SCP-2825-JP: もう解放してくれよ…

<記録終了>

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。