SCP-2864-JP
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アイテム番号: SCP-2864-JP
 
オブジェクトクラス: Keter1 Safe
 
特別収容プロトコル: SCP-2864-JPを中心とした地下に、専用の3m×3m×3mのスチール製収容室が設置されたサイト-81██を建設します。サイト-81██の入口周辺の半径100m以内の区域は、カバーストーリー「地盤沈下の危険」を適用し封鎖してください。また、封鎖した区域への一般人の侵入を防ぐため、区域外を警官を装ったエージェント3名に常に監視させてください。実験の際はクリアランスレベル3以上の職員の承認を必要とし、SCP-XXX-JPを視認してはいけません。

説明: SCP-2864-JPは、常に地面から1.5m程浮遊し、1mlm2程の微弱な光を発している、直径1pm不明(補遺を参照)の球体です。SCP-2864-JPを視認した人物(以降、SCP-2864-JP-A)は、SCP-2864-JPを"高性能な電子顕微鏡等を使用しなければ視認できないほど小さい球体"と認識していることが判明しています。また、SCP-2864-JP-AはSCP-2864-JPを視認したことに以後強い執着を持つようになります。この異常性はAクラス記憶処理によって一時的に除去可能です。
 
SCP-2864-JPは2001/1/4に静岡県██市██町の地下7m地点で発見され、「町で意味不明な噂が広がっている」という明らかに不必要と思われる警察への通報を財団が傍受したことにより財団に存在が認知され、収容に至りました。全ての██町民にはAクラス記憶処理を施しました。SCP-2864-JP-Aは現在2██名確認されています(SCP-2864-JP-A-1〜2██)。
 
以下の記録はSCP-2864-JP-Aに対するインタビューです。

対象: SCP-2864-JP-A-1
 
インタビュアー: ██博士

付記: SCP-2864-JP-A-1にはSCP-2864-JPが何を示しているかについて説明済みです。

<録音開始>

██博士: SCP-2864-JP-A-1。あなたがSCP-2864-JPを見た時はどのような感覚でしたか。
 
SCP-2864-JP-A-1: はい…まあ…急激に目が疲れたけど、まさかあんな小さいものが自分には見えるんだと、些細ながらこんな能力に気づけたことが素直に嬉しくなりました。

██博士: SCP-2864-JPはどれ位の大きさに見えたのですか。

SCP-2864-JP-A-1: …蟻とか、霧粒とかよりも小さいと思いますが…[考え込む]…そういえば…

██博士: どうしましたか。

SCP-2864-JP-A-1: あれから…周りの人が次々と行方不明になっていったんです。その…SCP-2864-JP?のことを話した知人から消えていって、いつまで経っても見つからないんです。…余計でしたか?

██博士: いいえ、大丈夫です。続けて下さい。

SCP-2864-JP-A-1: 分かりました。それに気づいてから、あれに近づいたら何か良くないことが起こると考え、あれには近づかないよう呼びかけたのですが、既に400人近くが行方不明だと言うことを聞き、とても責任を感じました。…なんであんな無責任な事を言いふらしたんだろう…居なくなった人達…見つかるかな…[嗚咽]

██博士: 落ち着いてください。まだインタビューは続いています。

SCP-2864-JP-A-1: あっ…ごめんなさい。続けて結構です…

██博士: SCP-2864-JPは直径1mの大きさを持っています。あなたの証言と違います。

SCP-2864-JP-A-1: いえ、あれの直径はそんなにありませんよ。

██博士: いえいえ、報告では1mあると見られていますが。

SCP-2864-JP-A-1: そうですか…[数秒間の沈黙]…では逆に聞きますけど、1mあるという根拠は何なのですか。

██博士: 実物が1mの直径を持っていると報告されていることが何よりの証拠です。

SCP-2864-JP-A-1: 話になりませんね。そろそろ終わってもらっていいですか。

<録音終了>

終了報告書: 視認することによる影響があると思われる。また、私のように、視認しなかった場合でも、何らかの異常性があると思われる。 -██博士

SCP-2864-JPに直接接触した生物や物品は消失します。この異常性による行方不明者の人数は推定約400人と見られています。また、生物がSCP-2864-JPに接触した瞬間、全地球上が瞬間的に非常に強い光に包まれる現象が発生しますが、関連性は調査中です。
 
SCP-2864-JPを、直接的、間接的を問わず観測または撮影した場合でも、観察者がSCP-2864-JP-Aに変化します。(実験記録2864-JP-B参照)また、SCP-2864-JPを観測または撮影した機器の画面上にある全ての単位が元の単位の1兆分の1の意味に改変されます。
 
以下は機器に関する実験です。
実験記録2864-JP-B - 日付2001/3/21

対象: SCP-2864-JP

実施方法: SCP-2864-JPを撮影機器を通してD-2864-JP-2に観察させる。

結果: SCP-2864-JPの直径は0.000001μmと記録された。
D-2864-JP-2がSCP-2864-JP-Aに変化した。

分析: 撮影機器を通して見ても結果は変わらないようだが、機器自体に異常が起きた。撮影した機器にも異常性が適用されるようだ。‐██博士

補遺: SCP-2864-JPの元の大きさを認知していると自称する人物をSCP-2864-JP-Bに指定します。SCP-2864-JP-Bは、SCP-2864-JPを間接的に認識した場合、SCP-2864-JPの直径が1mという認識を植えつけられます。この異常性の起源は当報告書の説明欄の2行目の一部(編集済)と見られています。また、この異常性はBクラス記憶処理によって除去が可能です。SCP-2864-JP-Bは、SCP-2864-JPの直径の根拠について問われた場合動揺し、答えることが出来ません。これにより、SCP-2864-JPの直径は、1mではない可能性が浮上した為、現時点では確定していません。SCP-2864-JP-BはSCP-2864-JP関係者全員(SCP-XXX-JP-Aを除く)に確認されていましたが、現在は1名に留まっています(██元博士)。確認されていません。

以下の記録はSCP-2864-JP-Bに対するインタビューです。

対象: SCP-2864-JP-B

インタビュアー: ███研究員

<録音開始>

███研究員: ██博…いや、SCP-2864-JP-B。あなたは、なぜSCP-2864-JPの大きさを1mだと認識していたのですか。

SCP-2864-JP-B: …簡潔に言えば、説明にそう書いてあったのだよ。

███研究員: 説明には何と書かれていましたか?

SCP-2864-JP-B: 1.5m浮いてて、ちょっと光ってて、直径が1mの球体って…

███研究員: …しかし、報告書に1mという直径を書くことは、筆記者がSCP-2864-JP-Aになっていたら出来ないはずでは?見ずに、触らずに、直径を測るなんてことは出来ませんし。

SCP-2864-JP-B: まあそうなのだが、現に報告書には書いてあるじゃないか。1mとしっかり。

███研究員: ではなぜ1mと書かれているのでしょうか。

SCP-2864-JP-B: まさか…それ、本当に1mって書いているのか?

<録音終了>

終了報告書: 報告書の直径を不明と訂正する。-███研究員

██博士はBクラス記憶処理を受け、SCP-████-JP収容担当に割り当てられました。


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