SCP-2969‐JP
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アイテム番号: SCP-2969‐JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter
 


 
特別収容プロトコル: SCP-2969‐JPはSCP-2969‐JP‐25~27を除き標準的なNato規格の7.62mm弾の全銃種のフルバースト射撃二時間連続発砲に耐えられる防弾装甲の5m×5m×3mの部屋に保管してください。二度目のオブジェクトの活性化に備え、部屋の中央にある各SCP-2969‐JPに硫酸、又は対応した物質で満たされた3m×2.5m×1mの水槽にコッキングレバー、ボルトアクション式の銃の場合はボルトハンドルを留め具で固定し、保管してください。また、収容を維持するために、硫酸の場合は常に0.45mの水深になるようを水槽を満たし、銃身の再生と弾丸の再装填を阻止してください。そして、一週間に一度このオブジェクトをDクラス職員によって発砲させてください。

説明: SCP-2969‐JPは後述する素材でできた5つのパーツで構成された豊和ゴールデンベアライフル1様々な銃器2です。195█/5/█の時点で17丁が財団に収容されています。


SCP-2969‐JPは使用者が引き金を引いたときに銃口から弾丸が飛び出した瞬間、引き金を引いた対象を一撃で絶命させることができる部位の背後に弾丸が発射時の弾速3のままワープし、命中します。
また、SCP-2969‐JPは前回使用されてから1週間以内に弾倉から銃弾を事前にすべて抜いたとしても未知の供給源から弾丸を補給し、一番近い人間へと発砲します4。また、構成素材は欠損時に再生し、腐敗することなく保管が可能の為、部品の交換は不要です。SCP-2969‐JPの異常性から東弊重工の技術との関係性が高いため現在調査中です。
 
付録1: 下記は最初に発見されたSCP-2969‐JP‐01を構成している素材の一覧です。回収された当初、SCP-2969‐JP‐01は経年劣化のため、各部位の構成生物のDNA検査時に多少のヌクレオチド5の欠如が見られたため本来の生物のDNAとの一致率が低下しています。
 
対応部位 構成生物と部位 生息場所 絶滅年
弾丸 ニホンオオカミ(学名: Canis lupus hodophilax)の牙に類似したもの 91.2% 1905年
負い紐 カムチャツカオオヒグマ(学名: Ursus arctos piscator Bergman)の毛皮 95.4% 1980年代
銃身 彫り「dodo」 ドードー(学名: Raphus cucullatus) のくちばしに類似したもの マダガスカル沖のモーリシャス島 1681年頃
弾倉 フクロオオカミ(学名: Thylacinus cynocephalus)の尾てい骨に類似したもの 93.7% 1936年
ピストルグリップと引き金 彫り「Falkland wolf」 フォークランドオオカミ(学名: Dusicyon australis)の耳小骨らしきもの フォークランド諸島6 1876年

 
補遺1: SCP-2969‐JP‐01は194█/5/█に岐阜県██市の有害鳥獣駆除の際に異常性が発現しました使用していた組合員から当時、同じ猟友会に所属していた財団のエージェントが秘密裏に回収し使用した組合員と目撃者全員に記憶処理をしたのちに同じ銃と交換することで収容されました。カバーストーリー「熊の襲撃」を適用し、使用した組合員の死は熊の襲撃によるものとして処理されました。
 
付録2:以下はSCP-2969‐JP群一覧の一部です。

保有するオブジェクト 発見年 銃種 追記
SCP-2969‐JP‐4

194█/7/█

ウェルロッド7 消音のため目視で水槽に入っているかを確認してください。ユーゴスラビア██████近郊で発見された
SCP-2969‐JP‐18

197█/12/█

H&K MP58 1950年時点で発見されていなかった一丁。ドイツ陸軍第█装甲師団から回収された。
SCP-2969‐JP‐22

198█/5/█

AK-47 もととなったモデル同様壊れにくいため水槽を水ではなく砂で埋めてください。█████の廃屋にて発見後、回収。
SCP-2969‐JP‐24

200█/5/█

ベレッタA3009 散弾銃のため水槽に細かなヒビがないか一日一度確認してください。█████の銃販売店より回収。
SCP-2969‐JP‐27

2022/5/█

M13410 発見されているSCP-2969‐JPの中で最大の規模と威力のため15m×15m×10mの防弾装甲の部屋の中央に10m×10m×5mの水槽を置きそこに沈めてください。展示されているAC-11911から取り外し、回収。

補遺2: 東弊重工からこの銃は製造していないとのメールが送信されていました。

 
事案1:195█/11/█、突如SCP-2969‐JPは独りでに発砲し続けました。この事案では最終的に██人の職員と█人の施設保安官の犠牲の後、6時間後に水中に沈め収容しました。このことを受け、財団は新たなオブジェクトの出現を抑制するため、不必要な絶滅を促進する行為の禁止、新たに絶滅の危機に瀕している動植物の調査とデータの可視化を国際連合に指示しましたその結果1966年に国際自然保護連合(IUCN)によってレッドデータブック12が作成されました。

非公式のファイルを検出しました。


 
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