Scp-3000-Jp - 白兎は幻想でつく
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アイテム番号: SCP-3000-JP

オブジェクトクラス: Eulid

特別収容プロトコル: SCP-3000-JPの敷地内への民間人の侵入を防ぐため、カバーストーリー「建て壊し予定」を適用し、近隣の家屋に検査を受けた2人以上の財団職員が常駐居住してください。一般人がSCP-3000-JPへの侵入また敷地内に侵入しようとした場合はカウンセリングの後クラスA記憶処理の後解放してください。

説明:SCP-3000-JPは静岡県██市に存在する2階建て構造の精神科クリニックで、「月のウサギクリニック」の名で知られていました。

SCP–3000–jpの内部へ過去に大きなトラウマがある人物や鬱などの気分障害を患っている人物が侵入した場合
SCP–3000–jp–1と指定された空間へと移動します。SCP–3000–jp–1への侵入の際扉から侵入すると同時に侵入者は瞬間的に消失します。この現象は窓などの扉以外からの侵入でも確認されています。
複数人での侵入を試みた場合それぞれが別のSCP–3000–jp–1に移動し合流は困難だと予想されます。
SCP–3000–jp–1内部は侵入者によって異なった空間であり空間は侵入者の望む世界になります。そのため内部がどれ程の大きさなのかは把握しきれていませんが内部の大きさも侵入者によって異なるものだと考えられています。SCP–3000–jpへの侵入の際においてSCP-3000-jp-1内にて現れた人物または生命体をSCP–3000–jp–2と呼称します。SCP–3000-jp-2は侵入者に対して敵意は無く友好的に接します。SCP-3000-jp-2は多くの場合侵入者にSCP-3000-jp-1内での登場を望まれて現れています。

確認された空間への侵入者及び空間の特徴
侵入者 トラウマへの要因 空間内の特徴
7歳男児(SCP-3000-jpには親族と共に来ていた。) 家庭内暴力 男児の両親と思われるSCP-3000-jp-2とソファに座り談笑しサンタクロースの格好のSCP-3000-jp-2にプレゼントをもらっている。
14歳女性 学校内のイジメ 女性が在学していた学校の教室で席に座っている周りにはイジメに加担したと思われる生徒や教師の姿のSCP-3000-jp-2が血を流し倒れている。
D-90172 SCPの調査中共にしていたDクラス職員の死亡 青空と草原。
D–20718 逮捕前に勤めていた会社でのパワーハラスメント D-20718が王になり王国の住人と思われるSCP-3000-jp-2に敬われている。
エージェント蟹口 SCPによる妻の殺害 過去妻と暮らしていた家、室内には亡くなっているはずの妻の姿をしたSCP-3000-jp-2がいる。

以下はこれまでのSCP–3000–jp-1内での調査記録です

補遺1: SCP-3000-jpの管理を担当していた職員に加え他数名の職員の失踪が確認されました。
SCP-3000-jp付近の監視カメラを確認をしたところ失踪をした職員のSCP-3000-jpへの侵入が確認されました。確認された映像と失踪した職員の情報を合わせたところ財団での働きに不安を抱いていた職員がSCP-3000-jpの特異性を知った事による財団からの逃走行為と確認されました。
現在も調査を続けています。 調査は終了されました。

補遺2:
サイト35にて財団宛に月のサーカス団からダンボールが送られました。ダンボールには手紙が貼られていました。またダンボールを持ち込んだ人物を拘束しインタビューを行いました。
以下ダンボールに貼られていた手紙の内容です。

拝啓
 寒緋桜が目に鮮やかなこの頃、御社におかれましては、
ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
 このたびは我々の大型プロジェクトの1つである、
「幻想の間」への多大な協力誠にありがとうございます。
我々は生活に困る身でありますので日頃から皆様からの支援が日々の糧になっております。また皆様の協力の> おかげで我々の進歩へと一つ足をすすめることができます。> 我々「月のサーカス団」一同皆様への感謝を忘れずにこれからも精進していこうと思います。
 末筆になりましたが、これからの皆様のご発展を祈っております。くれぐれもご自愛ください。

平成██年3月25日

                     月のサーカス団
追記
「幻想の間」への多大なる貢献を踏まえて人類への代表として
真っ白な団子を送ります。美味しく仕上がったので皆様で食べてください。

ダンボール内には三方が入っておりその上に肉団子が3段重ねで設置されていました。
肉団子を調べた結果人肉であることが確認されました。更なる調査で人肉は以前逃走した職員数名とD-90172と██2氏の肉であることが発覚しました。
以下ダンボールを持ち込んだ人物へのインタビューです。

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