アイテム番号:SCP-3013-JP
オブジェクトクラス:Safe Neutralized
特別収容プロトコル:SCP-3013-JPは現在、能力を失ったと考えられているため5m×5m×5mの部屋にて
収容されています。再度動き出した場合に備え24時間体制で監視してください。
説明:発生事項-3013-1により効果を失ったと考えられています。SCP-3013JPは、高さ1.8m、横幅1.2m、奥行き50cm ほどの石の枠と枠の中にある水色のガラスのようなものです。
実験ログ3013-1:
対象:非行を繰り返す██少年
方法:██少年にカメラとマイクをもたせポータルに入ってもらいインタビューを行う
以下がポータルに入った後の映像及び音声である
井村博士:では入ってください。
入った直後カメラ及びマイクの通信が途絶えました。
5時間後██少年はポータルから出てきました。
以下が、インタビュー記録である
井村博士:よろしくおねがいします。
██少年: …
井村博士:まず、何がありましたか?
██少年: …えない
井村博士:はい?
██少年:答えないって言ってるだろうが!あ?
井村博士:落ち着きなさい。何があったんだ答えろ!
██少年:答えないって何度言ったわかる。
██少年が井村博士に隠し持っていたカッターナイフで襲いかかったためインタビューは中止となりました。
補遺3013-1:██少年がポータルに入った際、音楽のようなものが聞こえています。また、██少年への
記憶処理は失敗に終わっています。
実験ログ3013-2:
対象:成人済みのDクラス職員3名
井村博士:子供だと答えない、こうなったら手段を選ばない、大人を侵入させる。
吉井助手:大丈夫なんですか?
井村博士:ああ 大丈夫なはずだ
以下が実験ログである
井村博士:入ってくれ
Dクラス職員一同:はい。分かりました
Dクラス職員の侵入の5秒後「ドン」という音とともに3台のカメラ及び2台マイクの通信が途絶えました。
井村博士:大丈夫か?何があった
D-6250:ああ。2人がああ倒れてしまった。そして美しい自然だったのにどんどん砂漠のように…
世界が砂になってぁぁ
井村博士:実験は中止だ、
D-6250:え…え?
井村博士:ポータルの輝きが弱くなっている。今にも消えそうだ。もう戻れなくなるかもしれない、危険だ
戻ってこい。…聞こえているか。聞こえているなら返事をしろ!
D-6250:..はい、でももう無理みたいです。
「ドサッ」と倒れる音とともにマイクの通信が途絶え、ポータルの輝きもなくなりました。
このことは発生事項3013-1としてログに残っています
井村博士:っち大人じゃダメか。よし、██少女に頼むか。
補遺-2:ポータルの輝きが消えた際、破裂音がしました。
実験-3:
対象:██少女
方法:██少女をポータル内に入れる。
結果:ポータルに入れない。ポータルに触れても硬いだけという結果に終わっています
補遺-3:このことからSCP-3013JPは効果を失ったと思われます。
インシデント:実験後、井村博士が手紙を残し失踪しました
私は気づいてしまった。俺たち大人が、子供の夢や子供の世界を壊してしまった、壊している。と言うことに
ああ、なぜ、子供の夢や世界を大人は否定するのだろう…
いや、でも大人は、子供の心配をして言っているのに…
記憶処理剤を私的利用してしまったことをここで謝罪したい
でもこのことを忘れたかったんだ!
申し訳ない
子供の世界観が子供の夢が肯定される世界を願って