SCP-3263-JP
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アイテム番号: SCP-3263-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 民間人によるSCP-3263-JPの発見を防ぐことは極めて困難ですが、SCP-3263-JPの性質により物的証拠が残留することは極めて稀であるため定型的な対応は策定されません。室内カメラの記録映像などを原因として民間人によるSCP-3263-JPの情報の拡散が確認された場合、エージェントによる関係者への記憶処理と事後対応が実施されます。

注記

下記のSCP-3263-JPの性質は、いずれもSCP-3263-JP発生住宅内に設置されていた室内カメラにより偶発的に記録された複数の映像記録から確認されたものであり、室内カメラの普及率からこれらの映像記録がSCP-3263-JPの発生実例におけるごく一部である事は留意すべき点です。

説明: SCP-3263-JPは、全長1cm程度の外見が人間(Homo sapiens)に酷似した生物です。SCP-3263-JPの発見事例は全ての場合において、社会的に孤立している人物が孤独死した状態の住宅内において発生しています(以下、上記人物の遺体を単に「遺体」と呼称)。

SCP-3263-JPは1つの遺体に対し数百体程度の集団で活動し、遺体の体組織を唯一の栄養源とします。覚醒時におけるSCP-3263-JPの活動は、基本的に他のSCP-3263-JPとの交流と遺体の摂食のみで構成されており、摂食の際には遺体に対し感謝を表明するような言動が確認されています。1

SCP-3263-JP群のコミュニティとしての性質は非常に平和的であり、SCP-3263-JP同士での争いが確認された例は現在まで存在しません。加えて外部から何らかの干渉が行われた場合を除き、SCP-3263-JPはいずれも「楽しそうな」「幸せそうな」と形容されるような言動、表情を取っている事が確認されています。

住宅内に人間の侵入が発生すると、SCP-3263-JP群は即座に遺体の被摂食部分に生じた窪みへと移動し、肉体を自発的に溶解させ死亡します。この溶解により、死亡後のSCP-3263-JPは見た目上遺体の腐敗部分として認識される事となります。

SCP-3263-JPの外見的特徴は様々ですが、映像内で成長・老化による肉体的変化が確認された事例は存在しません。映像の解析並びに遺体の人物の身辺調査によって得られた情報は、SCP-3263-JP群の外見がいずれも過去に遺体の人物と面識のあった人物に酷似している事を示しました。

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