SCP-3340-JP
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3/3340-JP LEVEL 3/3340-JP
CLASSIFIED
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Item #: SCP-3340-JP
Euclid

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第一感染者、リンカート・シャオ。

特別収容プロトコル: SCP-3340-JPの感染者は特殊収容要件“フェイド”に基づいて人型収容セルに収容されます。この要件に関する詳しい情報は[記録抹消済]部門の職員のみ保持している必要があり、開示の必要性がない限りは秘匿され続けます。

説明: SCP-3340-JPは財団職員にのみ感染する特殊な感染症であり、以下の症状を段階的に引き起こします。

  • ポジティブ思考の減退。
  • 運動能力の著しい減衰。
  • 秘密を抱き続けることに対する不安。
  • 今の仕事を続けていくことに対する不安。
  • 財団での自分の職務に対する不信感。

最終的に感染者は、財団を辞職しようとするか、症状を理由に収容されようとします。特筆すべき点として、この症状は財団それ自体に対する不信感を募らせる訳ではなく、自身が携わっている職務に対する不信感を募らせるという面です。そのため感染者は基本、自分が収容されることにはむしろ肯定的です。

症状の余波として、感染者は思考能力の絶大な上昇を経験します。ただしこの能力は自分が仕事を続けないようにするために行使されます ― その例として、財団が感染者を職務に引き留めようとする際、感染者が非常に合理的に自分の職務に対する継続困難性を説明する様子が確認されています。しかし、これは職務の遂行のために行使されないという事を意味しません。一般に、強制的圧力のもとで職務を遂行させた場合、それに強い嫌悪感を示すものの、上昇した思考能力は適切に発揮されます。

症状は緩和が可能ですが、緩和させた場合は上昇した思考能力をも減衰させます。また、緩和させようとする行為には症状の感染力を倍増させる効果もあるようです。今のところどのようなプロセスで感染するかは不明であるものの、症状の緩和に携わる、また症状の緩和した感染者に関わった人物は、感染率が他と比べて明らかに上昇します。この感染率は、症状が緩和していない重度感染者に関わった人物よりも遥かに高い数値です。

仮説段階ではあるものの、感染のベクターとなるものが「運動」なのではないかと考えられています。運動能力が元々高く、感染してからも運動を継続するような人に関わった人物の感染率が高いこと、また症状を緩和させようとした時の感染者がひどく暴れることなど、様々な要因がこの仮説の支持を補強しています。



補遺1: 感染者のリスト

以下は確認されている感染者のリストと詳細情報についての記録抜粋です。

感染者ケース1: リンカート・シャオ研究員

シャオ研究員は財団がSCP-3340-JPを認知する前に確認された、初の実例です。対象は説明部に示される典型的な症状を経験した後、辞職届を提出しました。理由を求められた際、対象は冷静に自分の職務に対する継続困難性を説明し、上司から考え直すよう対応されても、懇切丁寧にそれを断りました。

前述のように財団はこれが異常な症状であることをまだ認知していなかったため、当ケースでは辞職が認められました。ただし遠隔監視の対象となっていたため、財団の認知後に再び確保されています。

後記: [データ削除済]

感染者ケース15: 三山 優博士

三山博士は感染後に収容されることを望んだ初の事例です。経過観察として4年間収容されていましたが、特筆に値するような感情・行動の変化はありませんでした。ただし職務に復帰するよう進言すると強くそれを拒みました。

後記: [データ削除済]

感染者ケース27: コレット・アルシェ博士

アルシェ博士は感染者のうち、初めて被験者として多数の実験を受けた人物です。その結果として記憶処理剤や向精神薬は症状の改善に全く寄与しないということが判明しました。また、症状を緩和をできる唯一の薬剤としてエンペス86が効果を示すことも明らかになりましたが、これは脳の思考を司る部分に作用して思考力を低下させるものです。

よって、症状の重さが思考能力に左右されるという仮説が立てられました。今のところ、感染によって発達した思考能力が低下するに伴って症状も軽くなる事が判明していますが、説明部に記載されている通りこれは感染力を高めるため、詳細調査は差し止められています。

後記: [データ削除済]

感染者ケース48: ハン・テジュン倫理審査官

ハン審査官は感染後に自身の収容を要請しましたが、実験のため拒否されました。実験担当者は対象に業務を続けるよう勧告し、対象も最初の1週間は不満ながらも業務を続けていました。しかしその後は収容要請の回数が上昇し、やがては受理されるまで業務を続けないという姿勢を取るようになりました。

ただし、強制的な圧力によって業務を続けるよう命令された場合は、業務を再開するという結果が得られています。ここで言う“強制的な圧力”には、[編集済]を含みます。なお、この実験により、感染者の発達した思考能力が業務においても発揮されることが判明しました。業務の正確性は上昇し、処理スピードについても従来の4~20倍と破格的に上昇することが判明しています。

後記: [データ削除済]

感染者ケース(新): ジョン・ハタヤマ博士

※これは現在進行中の実例です。

ハタヤマ博士は日本支部における権威的な職員です。対象は超常社会学という分野の第一人者でしたが、その分野が財団内で秘匿され続けることに落胆すると共に財団の秘匿主義的な姿勢に疑念を抱くようになりました。対象は業務を続けるよう勧告されましたが、それを拒否し、収容するよう何度も要請しました。この要請は一旦受理されています。




補遺2: 感染源

SCP-3340-JPは財団職員にのみ感染するという性質であり、なおかつそれが財団の業務に支障を与えるようなものであるため、何らかの作為された感染症なのではないかと疑われています。例えば財団に敵対しているような組織が、財団の業務を妨害するために感染源を撒いたのではないかという説が立てられていますが、明確な感染源が未だ特定されていません。

よって、現在の研究の方向性は感染源の特定と、思考能力を維持させた状態で症状を完治させる方法の開発に向けられています。更なる情報は確認され次第追記されます。











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WARNING - WARNING - WARNING

以下の情報は[記録抹消済]部門および倫理委員会・評議会のみに制限されています。






機密文書: [記録抹消済]部門の職員による特殊収容要件“フェイド”の感染者への適用

以下は感染者であるジョン・ハタヤマ博士が人型実体収容セルに一旦収容された後に行われた、特別収容プロトコルに記載された特殊収容要件に関しての通知の記録です。なお、会話は英語で行われ、日本語に翻訳されている事に留意してください。














感染者ケース72: ジョン・ハタヤマ博士

ハタヤマ博士は日本支部における権威的な職員です。対象は超常社会学という分野の第一人者でしたが、その分野が財団内で秘匿され続けることに落胆すると共に財団の秘匿主義的な姿勢に疑念を抱くようになりました。対象は業務を続けるよう勧告されましたが、それを拒否し、収容するよう何度も要請しました。この要請は一旦受理されています。

後記: 財団の対応により、対象は職務に復帰しました。

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