SCP-3630-JP
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№: 3630-JP
LEVEL4
SECRET
収容クラス:
keter
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ekhi
保護クラス:
critical
アイテム番号: {$item-number}
レベル4
収容クラス:
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副次クラス:
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SCP-3630-JP。


特別収容プロトコル: SCP-3630-JPの終了計画は現在進行中であり、よって状況が解決するまでは高度機密に指定されます。機密指定が解除され次第、当欄に記載されます。

説明: SCP-3630-JPは台風15号を吸収して勢力を強め続ける、竜巻、雷、水、風の破壊的な集合体です。SCP-3630-JPの中心部には直径4mの、水の塊のように見える球形のコアがあります。

自身の周囲1000m以内であれば、SCP-3630-JPは自由に落雷、竜巻を発生させることが可能です。この能力はもっぱら人類に対する攻撃や、外部からの干渉を阻止するために使用されます ― 例として、SCP-3630-JPは常にコアの周囲を巨大な竜巻で幾重にも囲っており、これは銃弾はおろか、砲弾さえも逸らしうるほどの激甚性です。

SCP-3630-JPの能力は、自身に対する人々の興味関心や恐怖心によって成立しているようです。例えば、人々がニュースでSCP-3630-JPに対して興味関心を抱くと、SCP-3630-JPの能力も強化されます。

現在、SCP-3630-JPの周囲500mは700hPaの台風と同等の勢力を保ち続け、竜巻を発生させながら移動しています。一般社会に対する影響力、またこれからも増幅し続けるであろうSCP-3630-JPの異常能力の強力性を鑑み、SCP-3630-JPはレベル5緊急終了措置の対応となり、多数の部隊が対応に注力しています。



補遺1: 初期顕現

SCP-3630-JPは初め、沖縄県西表島に近い場所で、渦潮として現れました。これは非異常とみなされたものの、渦巻いた状態が異様なほど長く続いたこと、またその地点が地理的には渦潮の発生確率が極めて低い場所であったことから、財団の気象管理部や気象観測を担う一般企業がこれを特筆に値するものとして記録しました。

しばらくして、幾つかの地方ニュースやSNSでも渦潮の件が多くの人々の間で共有されるようになりました。財団はこの時点で明確かつ異常な予兆を検知していなかったためこの件は観察のみに留められていましたが、201█年6月未明、渦潮の発生地点の近くから複数の小規模な竜巻の発生を検出したため、すぐさま各対応部署に情報統制の実行を要請しました。

複数の小規模な竜巻は数分ほど滞留し続けた後、渦潮の方へと引き寄せられ、やがて全ての竜巻は大きな1つの竜巻として再構築されました。この現象は物理法則に反するものであったため収容が命令されたものの、初期収容の試みは、竜巻の発生と共に偶発的に接近した台風15号により失敗しました。以下は収容のため派遣された財団ヘリから管制室に送付された音声記録の抜粋です。


収容ヘリから送付された映像は、SCP-3630-JPが台風を吸収していることを示していました。それと共にSCP-3630-JPの「人々の興味関心から力を増幅させる能力」が判明しましたが、SCP-3630-JPは台風15号と同化しつつあるため、人々の台風15号に対する興味関心がSCP-3630-JPに対する興味関心と同義となっている事も明らかになりました ― これは即ち、全国の人々が台風15号の動向や勢力に興味関心を持つことによりSCP-3630-JPが絶大なスピードで強化されていく事を示していました。

すぐさま財団は台風15号に関する情報統制を実施しようとしたものの、既に全国のメディアは台風15号の脅威性について大々的に報道していたため、情報統制の手段は無意味であるとして放棄されました。

現時点でのSCP-3630-JPの性質:
・周囲1000m以内の雨風・雲・水を吸収する能力。これはSCP-3630-JPの中心に近いほど引力が強まる。
・人々の興味関心・恐怖心によって能力が強化される性質。





補遺2: 大規模収容作戦

SCP-3630-JPは台風15号を70%ほど吸収した後、東方向への移動を開始しました。これは当初予測されていた進行方向から大きく逸れるものであったため、全国のメディアはこれを率先して報道しました。これによりSCP-3630-JPの能力は更に強化され、1時間あたり10hPaずつ勢力を強めていく事が明らかになっています。

財団はこの状況の解決が最重要事項であると見做し、緊急の収容計画が立案・実行されました。以下はその内容ならびに終了試行ログの抜粋です。

収容計画

作成: 破局的現象偶発事故時対応計画部
梨川 裕次郎


[抜粋開始]

SCP-3630-JPの中心部に直径4mの、常に渦潮のような“ねじれ”を描く球形のコアが存在している。このコアを中心として1000mにわたる現実改変の“場”が存在しており、簡単に言えばこの場の範囲内であれば、SCP-3630-JPはこの能力を非常に精密に扱えるという事である ― その際たる利用例として、SCP-3630-JPは周囲の風雨を引き寄せ、吸収している。

逆に言えば、SCP-3630-JPの能力の根源はコアであるため、コアを破壊すればSCP-3630-JPの活動は停止するか、次第に縮小していくと考えられる。そのため、本計画ではコアの破壊を最終目標として、各部隊には幾重にも渡る竜巻のバリアで守られたコアを兵器によって一気に爆撃、破壊する。

[抜粋終了]

現時点でのSCP-3630-JPの性質:
・周囲3000m以内の雨風・雲・水を吸収する能力。これはSCP-3630-JPの中心に近いほど引力が強まる。
・周囲1000m圏内に自由に落雷・竜巻を発生させる能力。
・人々の興味関心・恐怖心によって能力が強化される性質。
・SCP-3630-JPから発された「嵐」「雷」といった言葉に恐怖情動災害を与える性質。





補遺3: 収容協力

SCP-3630-JPの第一次収容作戦が失敗に終わったため、財団日本支部は複数の別支部に連絡を取り、終了戦略を立てて業務提携を実行しました。以下は業務提携に先立ってリモートで行われた提携プログラムの抜粋です。

6月█日の朝より本格的な終了作戦が開始される予定です。更なる情報は更新待ちです。

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現時点でのSCP-3630-JP。


現時点でのSCP-3630-JPの性質:
・周囲5000m以内の雨風・雲・水を吸収する能力。これはSCP-3630-JPの中心に近いほど引力が強まる。
・周囲2000m圏内に自由に落雷・竜巻を発生させる能力。
・600hPaに近い勢力。




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