SCP-3655-JP
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アイテム番号: SCP-3655-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3655-JPはサイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。持ち出しには担当職員及びサイト管理者への許可が必要です。実験以外の目的での視聴は禁止されています。

説明: SCP-3655-JPは愛媛県██市██の研修施設の一室で発見されたデジタル多用途ディスク(DVD)です。20██年に当時1█歳だった[編集済み]氏が失踪した際、不可解な点が確認されたため財団エージェントが調査したところ発見、収容されました。

SCP-3655-JPの内容は再生するたびに変化しますが、1人の10代前半に見えるモンゴロイド系の少女1を映しており、最終的にその少女が自ら死を選ぶという点は常に共通しています。この少女の容姿は常に同じであり、同一の人物であると考えられています。なお、SCP-3655-JPを複製したものにはこの異常性と後述の異常性は確認されず、映像及び音声がすべて機械的なノイズに変更されます。また、SCP-3655-JPの内容を撮影機器で撮影した場合、再生された映像は記録されますが異常性は確認されません。

SCP-3655-JPを視聴した人物は強い自殺衝動に駆られます。自死の方法は基本的にSCP-3655-JPの映像内での少女の死因をなぞったものになりますが、何らかの要因でそれが不可能だった場合はその状況で最も有効な手段をとります。

以下はDクラスを用いた本オブジェクトの実験記録です。

実験記録3655-JP-1

記録日: 2022/5/16

対象: D-████

再生内容: 場所は一般的な和室。少女は畳の上に置いてあるカッターナイフを手に取り、自身の頸動脈に突き立て死亡する。

結果: 対象は視聴後、自身の首を掻きむしり始める。その後機動部隊に拘束されたが、舌を噛み切り死亡。

実験記録3655-JP-2

記録日: 2022/6/10

対象: D-████

再生内容: 場所は一般的な高校の教室のように見える。少女は黒板に頭に打ちつける行為を数分間継続したのちに死亡。

結果: 対象は視聴後、映像内の少女と同様に壁に頭を打ちつけ死亡。

実験記録3655-JP-3

記録日: 2022/7/14

対象: D-████

再生内容: 場所はどこかの屋上のように見える。少女は下に飛び降りたため映像から見切れる。恐らく死亡したものと考えられる。

結果: 対象は視聴後、部屋から出ようと試みる。扉が内部から解錠できないことに気づくとその場で舌を噛み切り死亡。

実験記録3655-JP-4

記録日: 2022/7/19

対象: D-████(対象は拘束され、舌は事前に切除されている)

再生内容: 場所は病院のように見えるが、天井から先が輪になっているロープが取り付けられている。少女はロープの下に椅子を置き、首を輪にかけ椅子から飛び降りその後死亡する。

結果: 対象は息を数分間止め意識を失う。現在も意識不明。

実験記録3655-JP-5

記録日: 2022/7/22

対象: D-████

再生内容: 場所は一般的な小中学校のプールのように見える。少女は水に全身をつけ、約15秒後に苦しみ始めたが、その時点で担当職員によって再生機器が破壊され再生が中断される。

結果: 対象は脳死状態に陥る。

補遺: 行方不明となっていた[編集済み]氏が愛媛県██市の山中で遺体となって発見されました。推定死後█ヶ月経っており、これは[編集済み]氏が失踪した時期と一致します。また、[編集済み]氏のスマートフォンから本オブジェクトとの関連が疑われる動画とメモが発見されました。
以下はその記録です。


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