SCP-3800-JP
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SCP-3800-JP。

アイテム番号: SCP-3800-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-3800-JPは雄岳と雌岳の中央に存在する陥没穴周辺の封鎖をもって収容とみなします。突風の噴出が確認された際射出物による陥没穴周辺の損壊の記録を行い、適時隠蔽工作を行ってください。

説明: SCP-3800-JPは奈良県葛城市と大阪府南河内郡太子町にまたがる二上山と呼称される双耳峰です。SCP-3800-JPを構成する雄岳と雌岳の中央には陥没穴が存在します。SCP-3800-JPは日没時奈良県葛城市側から見て太陽が雄岳と雌岳の間に沈む際、陥没穴から土砂を含んだ地下水及び柘榴石や黒雲母を含む鉱物等が風速30メートル相当の突風と共に射出されます。この際、陥没穴周辺では射出された火山岩や地下水による動植物の破壊が複数確認されています。

補遺1: SCP-3800-JPに関する過去の文献を調査したところ、SCP-3800-JPはその異常性から古来より石器や宝石を民に与える神様、太陽を神様に願いを通じさせる「おつうじさん」として信仰の対象とされていた事が判明しています。現在、財団によるSCP-3800-JPに関する歴史的記述の調査および改変が進行中です。

補遺2: 財団による収容後の長期的調査の結果、陥没穴から射出される地下水及び鉱物の量が異常性の発生毎に減少し、それと反比例的に突風に含まれる硫化水素等のガスの増加が確認されています。それを踏まえたSCP-3800-JP内部の地質調査の結果SCP-3800-JP内部に少量であるもののマグマ溜りが生成されていることが判明しました。これらの結果がSCP-3800-JPの異常性の変質であるか現在調査中です。

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