SCP-3993-JP
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アイテム番号: SCP-3993-JP

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-3993-JPの関係者に対し適切なカバーストーリー、並びにインタビューの後記憶処理を施してください。SCP-3993-JPの出現した周辺地域は一時封鎖され、死体は財団サイトで管理されます。

説明: SCP-3993-JPは早島善道と呼称されていた日本人男性でした。SCP-3993-JPは"人間(Homo sapiens)"が元来所持している「感知能力」が物理的かつ異常に発達しています。財団がSCP-3993-JP発見時点で

  • 直径1m以上肥大化した眼球
  • 全長1m以上肥大化した鼻
  • 指先を中心に全長2m以上肥大化した手
  • 全長2m以上肥大化した舌
  • 全長2m以上肥大化した耳
  • それら感覚器官を支えられる程度に発達した骨格および筋肉
  • 空気中の微粒子等にも赤く反応する敏感な肌

等の異常性を有していました。SCP-3993-JPと離婚調停中の関係にあり別居中であった優花氏による「SCP-3993-JPが電話に出ない、今どこに住んでいるのかわからないので安否を確認してほしい」といった旨の警察への通報を受け、財団が初めてSCP-3993-JPを認識しました。SCP-3993-JPの現住居に突入を試みた潜入エージェントを事前に感知し、住居からの脱走の瞬間を財団に観測されていますが2回目の目撃情報まで財団はSCP-3993-JPを感知する事はできませんでした。

財団が2回目のSCP-3993-JP発見に至った経緯は「山奥の不法投棄所に化物がいる」という警察への通報でした。神奈川県大葉崎山の中腹でSCP-3993-JPが発見されており、感覚器官は以前発見されたものの7倍以上まで肥大化していました。

発見現場の状況からSCP-3993-JPは幾つかの山を形成するように不法投棄されていた廃棄物を崩した痕跡が見られており、肥大化した手にはロボットアニメ関連のプラモデル、トレーディングカード、テレビゲーム機器が握られていました。これらの物品は全て約15~20年前に発売された種類であり、状態から深刻な人為的破壊がなされた状態で投棄されたと推測されています。

SCP-3993-JPは鎮圧のための機動部隊到着を待たずして移動しました。先導並びに機動部隊到着までの様子見に徹していたエージェントは「SCP-3993-JPは前述の物品を握りしめると怒ったように咆哮し、突如消失した」と証言しています。SCP-3993-JPが3回目に出現した地点は優花氏の現住居です。インタビュー等の目撃証言を総合して、SCP-3993-JPはここで嗜好品を中心とした優花氏の所持品を破壊した後、衰弱死したと推測されます。

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