SCP-7777-JP-EX
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SCP-7777-JP-1中にいるSCP-7777-JP

評価: -30+x

アイテム番号: SCP-7777-JP-EX

オブジェクトクラス: Euclid Keter Explained

特別収容プロトコル: SCP-7777-JPの死亡のためSCP-7777-JPの調査は終了しました。

説明: SCP-7777-JPはSCP-7777-JP-1を目から放出する体長約20cmのメンダコ(Opisthoteuthis depressa)に類似する生物です。SCP-7777-JPは毎秒約0.7mlのSCP-7777-JP-1を目から常に放出しています。SCP-7777-JPは6歳の人間と同等の知能を保持しており、簡単な会話をする事が可能です。また、SCP-7777-JPは捕食活動を行いません。

SCP-7777-JP-1は無色透明の液体です。水槽から取り出したSCP-7777-JP-1を使って実験を行いました。以下はSCP-7777-JP-1を使用した実験記録です。

19 ██/██/██:SCP-7777-JPの研究に参加をしていた川口博士の死亡とほぼ同時刻にSCP-7777-JPが通常の50倍の量のSCP-7777-JP-1を放出した事により、SCP-7777-JP-1が水槽から溢れ出しました。それによりサイト内をSCP-7777-JP-1が流れ、最終的にSCP-7777-JP-1のサイト外への流出が発生しました。また、事件発生の翌日までにI5サイト群から半径約200kmの海域でSCP-7777-JP-1による汚染が発生し、事件発生から1週間後までにI5サイト群から半径700kmの海域でSCP-7777-JP-1による汚染が発生しました。この汚染によってI5サイト群から半径500kmの海域に存在した生物の35%が死亡したとみられます。

以上よりSCP-7777-JPの異常性は地球上の生物の死亡により引き起こされ、SCP-7777-JPに接触した生物が死亡した際にSCP-7777-JP-1の放出が活性化することが判明しました。

当該事案よりSCP-7777-JPのオブジェクトクラスと特別収容プロトコルは改定されました。

以下はSCP-7777-JPによるSCP-7777-JP-1の放出を停止させる為に行われた滝道博士1によるプロジェクトの音声データです。

補遺1: 20 ██/10/15:地中海上に浮かぶ船上で滝道博士と思われる男の遺体が発見されました。即座に男の遺体の回収がなされました。

補遺2: 20 ██/10/16:地中海がSCP-7777-JP-1に汚染されている事が発覚しました。その12日後全ての海がSCP-7777-JP-1に汚染されました。当該事案により海に生息する生物の29%が死亡し、約13800種類が絶滅しました。SCP-7777-JP-1に汚染された海での生存が不可能な生物達の中には川などに生息し始めた生物も発見されました。

補遺3: 20 ██/11/6:地中海でSCP-7777-JPと思われる生物が発見されました。SCP-7777-JPは異常性がなくなっており、他のメンダコとの違いが確認できませんでした。発見から4日後SCP-7777-JPは死亡しました。

補遺4: 再度滝道博士の遺体が発見された船の捜索を行った時一つの日記が船内の便器に挟まった状態で発見されました。以下はその日記の一部を抜粋した物です。(一部読みやすくする為に漢字に変換している箇所があります。)

SCP-7777-JPの死亡によりSCP-7777-JPの異常性による影響は発生しないと思われるため、O-5職員の審議の結果、収容違反発生後の特別収容プロトコルの完遂後SCP-7777-JPはオブジェクトクラスがExplainedに変更されました。

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