Info
タイトル: 継続部門 ハブ
翻訳責任者: FattyAcid
翻訳年: 2025年
原題: Department of Continuity Hub
著作権者: local lesbian commie
作成年: 2025年
初訳時参照リビジョン: rev. 12
元記事リンク: https://scp-wiki.wikidot.com/department-of-continuity-hub
テーマ作成者: JakdragonX
旧世界は死の床にあり、新世界が生まれ出でようともがいている。今は怪物の時代である。
— アントニオ・グラムシ (1891–1937)

正常性の名の下に
かつて、Moto42が1つのシンプルなクリーピーパスタを4chanのフォーラムに投稿したとき、それがどう発展するか想像もできなかっただろう。それこそが、SCP財団なるものが我々の目の前に現れた、その最初の瞬間だった。政府のハイテク秘密機関が常に市民を見守り、現実に関する一般的な理解から逸脱する存在を封じ込める責任を負っていた。そして、瞬きの間に人を殺せる彫像は、そこから逃げ出して大混乱を巻き起こし得る、数多の怪物たちの中のただ1個体に過ぎなかった。
その後まもなく、大規模な共同執筆コミュニティが形成され、その神話は発展を遂げた。財団はヴェールの存続を保証するためならば如何なる手段をも選ぶという、その姿勢が明確なものとなった。
彼らは独特な性質を持つというだけの理由で人間を投獄し、人々を冤罪であったとしても死の回廊へと投げ出し、口にすべきではないほど卑劣な暴力を容認した。これら全てが正当化されるか、少なくとも理解はできるものとされた。それらは必要だった — 全ての人々にとってのより良い世界のために。確かに冷酷ではあった。だが、残酷ではなかったはずだ。人類は生き延びなければならなかった。
君たちは、生き延びなければならなかった。
しかし時が経ち、新たな基準は新鮮な物語の探求を求めるようになった。SCP財団に対する別のアプローチが試みられ始めた。ファシズムの潮流が数十年前の地位へと再び返り咲こうとしている時代にあって、何が正常であるかを決定する全知全能の組織という概念は、十分に個人的な問題として再認識されるに至った。芸術は現実を映す鏡としての役割を果たさなければならず、また、現実と同じだけの侵食性を持つべきだ。
結局のところ、冷酷であることは残酷であることと同じだ。そして恐らく — 恐らくは、これまでずっと暗闇の中で死んでいたのは、私たちの方だったのかもしれない。
確保、収容、保護。
以下の物語は、この言葉の頂点を極めたものだ。
SCP記事
• SCP-8263 - Fear & Hunger (未訳)
• SCP-2911 - Chaser (未訳)
• SCP-1377 - (A)deus, Pátria e Família
Harmacy 作
• SCP-9184 - THE ARCHAIC (未訳)
By Felixou
Tale
• The Hardest Thing You Will Ever Do Is Attempt To Love Yourself (未訳)
By Dr Asteria
概要
継続部門 (Department of Continuity) とは、初めから仮面を被らなかった、財団の剥き出しの素顔だ。
それは「正常性」の執行者だ。
それは、地球最大の超大国であるアメリカ合衆国の主要な諜報機関として機能する、ファシズム的・実証主義的な強い野望を持つ組織だ。継続部門は超常の力を利用し、高度な技術を駆使することで、その使命たる官僚主義的な恐怖を全力で遂行し、如何なる犠牲を払ってでも現状維持を徹底する。先住民の村で発見された異常オブジェクトなど継続部門にとって何ら問題ではない。彼らが真に行動を起こさねばならないのは、先住民たちがオブジェクトを自らの目的のために利用する方法を知ったときだ。
必要なとき、運命は再び現れる。
世界がこれまで常に同じだったという観念、人類種それ自身への幼い憎悪、そして、如何なる形の権力さえも民衆に委ねることはできないという確信、それらが「SCP財団」の魂である。もし明日が昨日と同じであり、誰も変化を望むものがいないならば、それこそが収容の成功なのだ。
全ては単なるプロトコルだ。全ては自動化されている。
そして、神が与えたもうた至高の宝物たるヴェールが、いずれ全てを包み込むだろう。
執筆するには
継続部門のストーリーラインに追加する作品は、SCP財団の時代精神たるクリニカル・トーンから、更に一歩進めた段階にあるべきだ。継続部門に関与するキャラクターは過度に形式的・ロボット的であり、まるで大切な組織を維持するための機械のような存在だ。この「秩序の力」に相対する全ては、それ相応の扱いを受けなければならない。不都合な点は速やかに調査し、是正しなければならない。それはもはや科学者の文書ではなく、秘密警察の文書だと考えてほしい。
君の作品には、何らかの形で恐怖の要素が組み込まれていなければならない。採用されたプロトコルの無慈悲な冷酷さ、財団が公然と、そして誇らしげに犯す残虐行為、あるいは、財団が再び蔓延させている恐怖 — その全てが、心をかき乱すような政府的な体験を生み出すべきだ。ここでの君の芸術の目標は、心地よい感情と不安な感情の両方を喚起することにある。
支配的な秩序を深刻に脅かすものは継続部門によって異常と見なされる — しかし著者たちはそこで足を止めるべきではない。単一の概念や集団、人物を、作中の唯一の異常として描くだけにとどめる必要はない。むしろ、このサイトにおける古典的な超常の見方を、君の作品が反映しようとするものと統合しよう。慣れ親しんだレンズと、我々が用いるフォーマットそれ自体がもたらす意図的な非人間化を通じ、その社会的テーマに意味を与えることを試みてほしい。
心に留めておくべき重要な点として、「異常」という言葉の旧来の意味は、刷新された物語のために再定義されたとは言えど、依然として存在している。例えば、SCP-8557は知性を持つ傷と財団が開発した外科手術についての話を通じ、精神疾患が未治療のまま放置されて患者が孤立化してしまい、虐待やフェティシズムの格好の餌食となってしまうことについての捻った視点を提示している。作中の表現は、単に「精神疾患は異常である」というものではない。デリケートなテーマを扱う芸術家にとって、その先を見据えることは極めて重要なことだ。
反体制的な集団を作品に取り入れたい場合は、過激なレンズを通して描写すると良い。継続部門はSCP財団の単なる道具に過ぎないが、同時に、現代資本主義の帝国主義的機構の装置としても機能するためだ。さらに、SCPの世界観に繰り返し登場する要素を、ハブとより一貫性のある新しい様式で探求することが推奨される。
かつては収容難度によって定義されていたオブジェクトクラスだが、ここでは、そのアノマリーが総体としてどれだけ既存秩序を脅かすかの程度を示すものとなっている。ThaumielやArchonといった特殊クラスは、継続部門を何らかの形で支援するアノマリーとして再解釈される場合があり、そのため、意図的に放置される。SCP-2911が継続部門に味方とみなされているのは、トランスジェンダーの人々が求める身体の自己決定権が、資本主義という社会の柱にとって邪魔なものとなるためだ。
記憶処理は、抵抗を中心とした物語の中で、財団に抵抗する集団を処罰する手段として兵器化され得る。Dクラス職員制度もまた、そのような紛争の中で捕えられた捕虜や、「不要である」とみなされた人間の行き先として再解釈されるだろう。
重要な点として、ここで提示されたストーリーラインを他のカノンに組み込み、異なる様式の作品を展開することも自由だ。実のところ、このハブに掲載される作品に継続部門への直接的な言及は必須ではない。ここでの財団の運営の核となる要素を捉えている限り、そのまま執筆を進めて投稿することができる。
アートワーク
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