現在のところ、SCP-001-J-EN-D-EX-ARC-1実例による文書の閲覧を妨げる既知の方法は、その文書を完全に消去し、跡に [編集済] もしくは [データ削除済] と掲載することのみです。もしくは別の方法として、単純に██████████████████████████。
[冗長なデータは削除済]
O5-1: さて、次の仕事だが、ツーがSCP-001とその対処法についての議論を用意してくれている。
O5-2: ありがとう、ワン。それで、SCP-001影響者の人数が急増しているのは既に周知のことですが、研究を進めた結果として、我々ならこの問題を解決できると考えています。しかし…… そのためにはいくつか思い切った変更が必要になるでしょう。
O5-6: 変更って…… どういうので?
O5-2: [ため息] まず、公開Webサイトは設けないほうがいいと思います。
[席に着いた全メンバーからの激しい抗議。]
O5-2: 分かってます、分かってますよ、私だって嫌です。
O5-5: 我々はもう何年もWikidotドメインを活用してきた! 我々のWebサイトを削除するなど無礼にもほどがある!
O5-2: それとこれとは別問題です、ファイブ。Wikidotは貧弱な —
O5-5: それを言うな。
O5-2: — 機能をしたWebサイトです。安全性に乏しく、変な無限セーブなる不具合のせいで、我々はあらゆる作成中文書を失い続けてきました。
O5-12: 次はチャットルームへのリンクを一般公開するべきではないとでも言うつもりか!
[口論が続く。]
O5-1: いい加減にしろ!
[部屋が静まり返る。]
O5-1: よく聞け、ツーは良いところを突いている。セキュリティが少し甘い。我々がブライトやSCP-173のミームをRedditに常時投稿する必要はない。
O5-8: しかし —
O5-1: 分かっている、エイト。ピーナッツは面白い。だが、我々はSCP-001を破壊しなければならない。たとえ犠牲を払う必要があったとしてもだ。
O5-10: そうだな。機密情報の閲覧に実際にクリアランスを必要とするよう予防措置を取ったほうがいいかもしれない。ただ単に、折り畳みに不適切なクリアランスを持つ人物は閲覧しないよう表示させて、その中に隠すだけでなく。
O5-2: ありが —
O5-1: しかしだ! ツー、それでも君のアイデアは極端すぎる。ひょっとしたら、今の価値観や伝統を投げ捨てなくとも、我々ならSCP-001の根絶を促進する結論が出せるかもしれない。
O5-11: ふむ。連中がここを見つけて、我々は実在するのかと尋ねてきたら、我々は実在しないと言えばいいな!
O5-1: もっと踏み込む必要があるんじゃないかと思う。
O5-11: ああ、これだとダメか。もしその言葉に騙されなかったら —
O5-9: あの一件の時、セブンは何と言ったのだったかな?
O5-3: ロールプレイをするなと言ったのだろう?
O5-9: ああ、それだ! よし、良いアイデアが浮かんだよ!
O5-6: 聞かせてくれ。
O5-9: こういうもの、ここにある全てのものが、存在はするが実際には無いとみんなに言ったらどうだろう! 言うなれば、あー…… フィクションのように! つまり、本で見るようなやつだと!
O5-4: 気に入った! そして文芸創作モノのように、我々がそれを書いたと言おうか!
O5-1: それはいい線いっている気がするな。ツー、君はどう思う?
[短い沈黙。]
O5-2: 素晴らしい考えですね。