ギアーズ博士の提言
評価: +87+x

アイテム指定番号: #86243AR-001

警告: アイテムは攻撃的で危険な振る舞いを見せます

アイテム説明:

背丈6.5フィート1、97ポンド2(平均であり5~10ポンド上下に変動)、年齢不詳、灰褐色の肌(痣がある)、目(?)の色はミルキーブルー、毛は生えていません。痩せ衰えた外見をしており、今まで記録されたいかなる種とも骨や筋肉の構造が異なります。足は細く長く、先端は黒く鋭尖です。それぞれの手には三本の指があり、これも先端は黒く鋭尖です。脚や腕は胴体の2倍の長さです。生殖器官、肛門外門、耳、鼻、そして毛穴は身体のどこにもありません。頭部は球体で、身体に比べて非常に大きく、首は頭を支えるには余りにも細く見えます。口は頭部の半分に至るまで伸びており、唇はありません。21本の歯は、口のあちこちにランダムな間隔で生え、その多くが破損、腐敗、あるいは欠損しているように見えます。『眼球』は大きく、球状で、ミルキーブルーの球体は恐らく頭や喉の中に仕舞われています。口が開いている時にその中を『転がっている』のが見えます。それには瞳孔や虹彩が全くありません。

現在における収容手順の詳細:

部屋は鉛が裏張りされ、投光照明による明かりが保持されています。温度はセ氏98度、湿度は100%に保たれています。部屋は鋼鉄で補強された防爆扉によって密封されています。外のエリアはハイパワーストロボを持った警備員によって巡回されています。密封された部屋に入る人間はストロボを携帯し、溶接ゴーグルを着用するべきです。許可なく立ち入ろうとした場合はその場で即座に射殺されます。

報告:

今週の初めにグアテマラで回収されました。最初に少年達の間で田舎道で『悪魔』を見たと噂になりました。病気か怪我をしていたようで、少年達の報告によれば、その怪物は喘ぎながら脚を痙攣させていたようです。そのとき怪物は顔を上げ、『眼球』を露出させました。少年達は家に逃げ帰り、地元の法執行機関にこの事を知らせました。地元住民から数日間に渡って『恐ろしい轟音』や『金切り声』などの報告がされています。12人が深刻な放射能中毒で地元の病院に入院し、7人が行方不明になりました。リカバリーチームが組織され、Machoi大将に率いられベースADRX-19から派遣されました。リカバリーチームから監督機関への報告によれば標準の封じ込めが失敗した後、Hermann Keter博士が追加の封じ込めプロトコルを開発しました。残念ながらKeter博士が最初のテストで殺された後、怪物はADRX-19へと移送されました。

怪物は極小の特異点を作り出すことができるようで、テレポーテーションと防御の両方にそれを利用しています。これらの特異点は作り出されると数秒で消えますが、放射線を大量に放ち周辺地域に深刻な被害を引き起こします。特異点を作り出す際に目が常に露出することから、この『眼球』はこれらの心霊的現象を制御するためのものだと思われます。雑食性であり、人間を食料供給源として捉えています。クリーチャーは高熱、湿気、強い光や点滅光の下に置かれた場合、極端な恐怖と疾病の兆候を示します。怪物は鉛を瞬間移動で通ることができないようで、『病気』の状態にした時には特異点を形成することができません。『健康』な時は非常に素早く狡猾な存在であり、その特異点と爪によって複数のリカバリーエージェントを殺害しました。時折金切り声を上げますが、対話の試みは全て失敗しました。

補遺: 追加オブジェクト報告、ADRX-19を専用の回収格納施設へ転換することが監督機関で検討されています。レポートにはセキュリティ上の理由から検閲が必要な場合があります。

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