氏名: フィリップ・N・トン博士 (Dr. Phillip N Tonne)
セキュリティクリアランスレベル: 3
役職: フィールド研究者、低脅威度Anomalousアイテム研究担当、司書
経歴: 皮肉屋かつ自称ナルコレプシーのトン博士は、休憩時間にオフィスで眠っている、もしくは関心の対象である西洋アニメおよび現代民俗学と関連するかもしれない品を求めてAnomalousアイテムの財団ログ最新版を眺めている様子がよく目撃されています。
サイト-17では物静かかつレベルも高い職員でありながら、トン博士の相手をまごつかせるような身振りや意図的に歪めた皮肉っぽい微笑は、しばしば彼の存在そのものを幾分居心地を悪くする、時には殆どうんざりと言ってもいいものにしています。これらの行動は単に彼の制御不能な癖であるという証拠が数多挙がっていますが、多くの職員は、トン博士は ― 自分がやっていることをある程度認識していないために ― 他の研究員たちが自分のいる場所でたじろいでいるのをやや過剰に楽しんでいるように見えると主張しています。
トン博士に付いて留意すべきことの一つに、クモ綱の生物に対する関心があります ― 彼は過去に複数のクモ型異常存在に対する強い関心と興味を見せ、それらをより深く研究したいと考えていました。この事実は、トン博士自身はクモ恐怖症であるということ、加えて“トン博士の影はたまに手足の数が増えていることがある”という出所不明の噂ゆえに、職員たちの間で大いに混乱と懸念を呼んでいます。トン博士の“奇妙をありのままに受け入れる”傾向は、彼が過剰なまでに異常存在を許容する姿勢に繋がっています。これについて質問させると、トン博士は「現実世界に一本足で立つというのは、大体において、そこにしっかり根付くのには十分なものじゃないんですよ。特に残りの七本が地に付いていない場合はね」と答えます。
トン博士の不自然なまでに静かかつ予測不能の性格は、誰も気が付かないうちに部屋に入って来てそのまま文字通り何時間も経過するということを複数回起こし、スタッフを驚かせました。一つの注目すべき事件として、SCP-████関連の極秘情報が関与する会議においても同じ事が起こった結果、何故誰もレベル2研究者が会議室に居ることに気付かなかったかという恥ずかしい説明を避けたかった、また厳密にレベル3以上の職員に制限される機密情報を話し合う前にわざわざ立ち去るよう告げるのが面倒くさくなった██████博士によって、トン博士は昇進させられました。トン博士は、この会議について思い出せるのは“無闇に暴言を吐くピラミッドについての何か”と“第三の月に着陸した誰か”のことだけだと報告しています。
トン博士は現在サイト-17に所属し、ウェップラー博士の下で働いています。
トン博士は主に以下のSCP関連の職務に取り組みました:
SCP-2261 地域警備
SCP-2476 I Didn't Expect That
SCP-2492 魂の灯台
SCP-2839 ウェップラー博士の人事ファイル
SCP-2958 離れ小島に一人きり
SCP-3061 Reluctant Fiend
SCP-3097 取ってこい!
SCP-3332 シトロエン狙いの投錨
SCP-3401 ジェイドやアール、ジャスミンを1杯いかが?
SCP-3992 Wondertainment Wacky Halloween Fun Masks!
SCP-4443 OooOOOooo…
SCP-ROCKS-J A Pile Of Rocks That Need To Shut The Hell Up
Tales:
Shot Down
他の研究:
UIUファイル: 2016-004
そしてこれは…手助けしたもの:
SCP-2287 ミスター・くびなし