異世界跳躍先候補:2773 "テールース"

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パハドラスス連合国の夜景

基礎概要

跳躍先名称: テールース(パハドラスス連合国)
└ 高度に発達した軍事国家が存在します。

所属宇宙: ユニバース339
└ 複数の天体に文明が存在するユニバースです。

現地エルマ規模: N/A
└ 現在エルマは異端宗教として排除の対象となっており、存在しません。

エルマより跳躍に関しての注意点: 有り
└ テールースへの跳躍に時空間的な危険性はありません。しかしながら現地支配種が極めて敵対的であるため、渡航は推奨されません。





現地紹介

テールースはユニバース339に存在する天然惑星です。現在のテールースには"パハドラスス連合国"と呼称される巨大な産業文明が存在します。パハドラスス連合国は未特定のユニバースを起源とする複数種の高等知性生物からなる侵略性国家であり、テールースに元来存在していた先住民族はパハドラスス人によって絶滅させられました。現在、テールースにおける知的生命はパハドラスス連合国人のみです。

パハドラスス連合国は異世界への侵略を繰り返しています。パハドラスス人は惑星の構成物質、及び現地生物を資源として捉えており、この考えに基づいて惑星単位の略奪を行います。この略奪は生物種の大規模絶滅や惑星の崩壊を招く事が確認されており、"アトラル"からの観測では少なくとも6700の天体が滅亡、もしくはそれに近い状態に置かれています。

パハドラスス連合国はエルマを排除の対象としています。パハドラスス人は美術、宗教、音楽などの文化的要素を"退廃的要因"と看做して嫌悪しています。通常の手段によるエルマの布教は困難です。またパハドラスス人には生物学的な性別が存在しますが、性行為による交配と繁殖は禁忌とされています。これはパハドラスス連合国に共通して見られる下層階級への禁欲を強制する支配思想に基づくものと思われています。そのためパハドラスス人は体外受精によって個体数を管理、維持しています。異世界への侵略時には産出される個体数が5倍以上にまでなることが確認されています。パハドラスス連合国は他の異世界跳躍先候補、及び聖域をも侵略の対象とする可能性が高いと思われています。エルマは異世界間の武力衝突を望みませんが、パハドラスス連合国は頻繁に武力を行使します。現在までに多くの遷教師によって言語的コミュニケーションの試みが成されましたが、いずれもパハドラスス連合国側が遷教師を暗殺、処刑、拷問したことによって破綻しました。これにより、"アトラル"のエルマ達から積極的教化計画が提案されています。






布教
テールースに存在するパハドラスス連合国は、他の異世界へと及ぼす危険性が極めて高いと判断されました。これによりエルマは、パハドラスス連合国に対して積極的教化を施すことを計画しています。以下はテールースへの教化計画です。

教化計画:2773 "テールース"

教化対象: パハドラスス連合国

所属宇宙: ユニバース339

教化計画
└"アトラル"の研究者らがパハドラスス連合国の文化形態や知的動向、生物学的な行動傾向を調査、体系化した結果、多くのパハドラスス人は欲求的な側面において非常に外部の影響を受けやすいという性質が判明しました。パハドラスス連合国が下層階級に対して禁欲的な生活を強制している背景には、大衆に欲求的な影響が波及することを防止する目的があるものと思われます。

これらの研究結果に基づき、布教の際はパハドラスス人の下層階級を対象として意図的に性的劣情を煽動しうる情報を流布することで国家体制の転覆を図ります。同時に美術や音楽等を"退廃的要因"とみなす価値観を廃止させ、他世界との共存が可能な思想への教化も実施します。これはエルマ布教後のパハドラスス人が他の異世界との平和的関係構築ができるよう教え導くことであり、エルマ教化後の宗教的結束を強める目的もあります。

教化進行度: 教化進行中
└教化が進行中です。現在、パハドラスス連合国の裏市場に"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマの絵画作品を流通させています。絵画作品は"胸元をアピールした薄着の女神エルマ"、"開脚して下半身を強調するポージングをとる女神エルマ"、"寝具に横たわる女神エルマ"、"神聖解釈的に繁殖を誘う女神エルマ"のバリエーションからなっており、パハドラスス人のオスを中心に凄まじい勢いで流通しています。

パハドラスス連合国政府はこれに対して「"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマの絵画」を所持していた対象への拷問、公開処刑を行っています。パハドラスス連合国政府はこの公開処刑を通じて、禁欲を徹底するように下層階級パハドラスス人に命じていますが、既に"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマを信仰する集団が複数形成されています。

西暦2019年3月11日追記: パハドラスス連合国内にて、"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマを巡る内戦が勃発しました。アトラルを始めとする教化参画派エルマは"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマを信仰する集団を物資面で支援しています。今後の動向を注視して下さい。

西暦2020年1月6日追記: パハドラスス連合国内にて、"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマを信仰する集団が勝利、事実上のクーデターに成功しました。これにより、現地では芸術等の文化が解禁されました。以下は、信仰の象徴として現在のパハドラスス連合国で建造されている「"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマの立像」の画像です。

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"性的劣情を煽動しうる要素"を満たした女神エルマの立像(画面中央)

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