実験記録: ギアーズ博士はSCP-187を他のSCPアイテムと接触させる実験を行いました。
実験期間: ████/██/██から████/██/██
実験-01: SCP-173との接触
SCP-187は意識を失って地面に倒れるまで1分38秒間叫び続けました。SCP-187はその場から退出させられましたが、緊張病の症状が48時間続きました。SCP-187は意識を取り戻しましたが、彼女が見たものを何も覚えておらず、軽度のショック状態が数日間続きました。
実験-02: SCP-139との接触
SCP-187はいくつかの骨の破片が、[データ削除済]とともにあたりに散らばっているのが見えるが、まだはっきりとは分からないと述べました。SCP-187は激しく動揺し始め、「あれには私が見えてる! そんなはずないのに、私が見えてるのよ!」と叫び続けたため、強制的に制止し、連れださなければならなくなりました。
実験-03: SCP-162との接触
SCP-187はSCP-162に“引っ張られる”感覚を覚えず、なぜ溶けた鉄クズの塊を見るのか、と聞きました。SCP-187は何事もないまま収容施設を離れました。
実験: SCP-529との接触
SCP-187は非常に落ち着かない様子で、「これ冗談でしょ?」と何度も聞きました。SCP-187は、猫がいてなんだか寂しそうに見える、と報告しました。SCP-187はSCP-529を可愛がり、猫の下半身があるだろう場所に手を置き、まるでしっぽを撫でるかのように動かしました。SCP-529のさらなる観察を要請します。
実験-05: SCP-003との接触
SCP-187は落ち着かない様子で、SCP-003に対して「こんにちは」と言いました。SCP-187はそれからSCP-003と会話したようでした(しかしスタッフはSCP-003がなんらかの言葉や音を発したのを聞いていません)。SCP-187は質問されると、「とても美しい女性で、本当に賢そうに見えた」と答えました。セキュリティの強化とSCP-003に関する再評価を要請します。
実験-06: SCP-882との接触
SCP-187は収容エリアに入り、SCP-882を見ました。SCP-187は数歩後ずさり、軽度のショック状態にあるようでした。質問されたSCP-187は答えました。「なんてこと……すごく巨大な……こんな……信じられない」SCP-187はそこで質問に答えるのをやめ、3分間瞬きもせずSCP-882を凝視しし続けました。質問を続けるためにSCP-187を収容エリアから強制的に連れ出さなければなりませんでした。SCP-187は放心状態で答えました「あれはとても……つまり、とても複雑で……ぞっとするわ、あらゆる骨と血でいっぱいで、なのにそれが50フィート(約15m)の時計の中身みたいだった。あれは……美しい1とさえ思えるわ。」
SCP-187が収容施設に戻るまでの短い間にSCP-187は突然地面に崩れ落ち、頭を抱えて叫び出しました。強い鎮静剤を打たれて質問に答えられない状態になりましたが、数時間後「ギシギシ、ガツン、キーキー……まるで列車が衝突し続けているような音だった」と語りました。SCP-187によると、その音は徐々に聞こえなくなるまで約3時間続いたとのことです。SCP-882に対するセキュリティの強化を要請します。
実験-07: SCP-███との接触
[データ編集済]
実験-08: SCP-015との接触
SCP-187は機動部隊ゼータ-9の助けを借りてSCP-015と接触しました。SCP-187からは構造上の僅かな差異についての報告しかありませんでした。……SCP-015の外部につながるドアを開けるまでは。SCP-187はパイプでできた廊下が「何マイルも何マイルも」先まで伸びていると報告しました。SCP-187は、廊下の終点は見えないが、パイプは「多くの脇横に分岐しているように見える」と述べました。ゼータ-9の隊員はSCP-015内にいつもと違う様子は見られず、開いたドアの先に廊下らしきものは見えなかったと報告しました。
実験-09: SCP-415との接触
SCP-187はSCP-415の観察を始めてすぐに動揺を見せました。SCP-187は具合が悪くなった様子で、観察をやめさせるよう繰り返し要求しました。SCP-187への質問により、彼女が見たのは病変のある空っぽになった死体で、部分的に腐っていたということが分かりました。SCP-415のセキュリティ強化を進言します。
実験-10: SCP-455との接触
SCP-187は観察のため小型のゾディアックボート2でSCP-455に乗せられました。SCP-187は鋭く息を呑み頭を振ると顔を背けようとしました。SCP-187にSCP-455の観察を続けるよう強制しなくてはなりませんでした。SCP-187は不明瞭な言葉を2、3つぶやいた後、何度も叫びました。SCP-187は以下のように述べました。「すごく大きな……物体。金属の塊、ただ浮いている、錆の……膨らみ、で出来た大きな島のような。あれ……気持ち悪いわ、腫瘍みたいで、でも全部金属なのよ。……感じるわ、あれは生きてないって、決して……でも自分自身を生きていると思っている。あれは……一体全体なんなのよ?」探査チームはSCP-455への侵入を再継続することを検討中です。
実験-11: SCP-343との接触
SCP-187はSCP-343の収容施設に入室しました。SCP-187とSCP-343は1時間半近く、特に何事も無く一般的な話題について会話をしているようでした(記録33A-Rを参照)。SCP-187はSCP-343について「かわいいけど、少し寂しそうだった。小さい女の子なのに、とても上手にしゃべるのね。6、7歳くらい?」SCP-343の調査にさらに尽力することを検討しています。
実験-12: SCP-646との接触
SCP-187はSCP-646を見たせいでひどく体調を崩しました。回復後、SCP-187は見たものについて述べました。「巨大なウジ虫……たくさんの。人間みたいな顔と体のウジ虫が何百匹も……触手がお互い絡まり合ってうごめいていた、そして……神様。そいつの真ん中の方は……堅い殻みたいなものがあって……それにゼリー状の頭……あれは……あれは交尾していたんだと思う……。」SCP-646のセキュリティ強化を進言します。
実験-13: SCP-106との接触
SCP-187による観察試験は30秒後、SCP-106の脱走事件が起きたため中止されました。SCP-187は攻撃が始まる2分前に、攻撃され拷問を受けて引き裂かれるスタッフを観測していたようでした。SCP-106は明らかにSCP-187が観察していたスタッフを狙ったとみられます。SCP-106は3つの独立した事案においてSCP-187を傷つけるのを特別に避けているようでした。質問を受けてSCP-187は答えました。「あれ……あいつは観客を欲しがってた。見てくれる誰かを。あいつはそれが好きなのよ」SCP-187は詳しく語ることを拒否しました。さらなる尋問については保留中です。